ジャッキー・チェンのバトルクリーク・ブロー
ジャッキー・チェンのアメリカ進出第一弾作品で、残念ながら失敗作とされている映画「バトルクリーク・ブロー」(1980年 ロバート・クローズ監督)を何十年ぶりかに再見しました。
まず引っかかるのがこの映画のタイトル。
バトルクリークはアメリカの地名でミシガン州南部にある都市なのですが、この映画ではテキサス州にある町という設定になっていてややこしい。
そしてブロー。
[blow = 打撃]かと思いきや、[brawl = 喧嘩]の方でした。
それなら「バトルクリーク・ブロール」の方が日本語英語的にはわかりやすいと思うのは私だけでしょうか?
内容はジャッキーがひょんなことから天下一武道会のような格闘大会に参加するというストーリー。(ざっくり)
しかもジャッキー以外の参加者が全員ザンギエフみたいなキャラw
正直な感想は、以外と面白かった!(失敗作とは思わなかった)です。
1周まわって、B級感が逆によく思える。
ただ、全体的に何か物足らない感じは否めない作品でした。
特にアクションシーンは全盛期のジャッキーを0.5倍速で見ている感覚です。
この不完全燃焼感の根本的な原因はおそらく、
制作側の「ジャッキーを "第二のブルース・リー" として売り出そう」とする思惑と、すでに独自のスタイル(スピードアクション&コミカルキャラ)を確立していたジャッキーのやりたい事が上手く噛み合わなかった
ということなのでしょう。
おそらくジャッキーも本領発揮できずに悔しい思いをしたのではないかな。
↑音楽はダーティハリーやスパイ大作戦、燃えよドラゴンの巨匠ラロ・シフリン。
ジャジーかつクールでとってもカッコいいのですが、この映画にはちょっとカッコ良すぎやしないかい?
ジャッキーというよりルパン3世といった雰囲気です。
B面の曲もオサレ↓
本日も読んでくださってありがとうございます。
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