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CAR COLUMN

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モータージャーナリストの鳴海邦彦が徒然に綴るカーコラム。
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2020年6月の記事一覧

カーコラム「三菱自動車初のFFカー"ミラージュ"が全日本ラリー選手権を制した日 "ADVA…

 1979年度のADVAN Rally Teamの活躍を記録した超レアなイメージPVである。  この年、ADVAN …

カーコラム「全日本ラリー選手権栗駒山アルペンラリー'85 神岡Zとスタリオン軍団の衝…

 1985年、その年、全日本ラリー選手権は揺れていた。  AE86の牙城であったCクラスに、日産Z…

カーコラム「狂乱のスーパーカーブームに咲いたあだ花 "対決!スーパーカークイズ"」

 日本全国にスーパーカーブームの嵐が吹き荒れた1977年、スーパーカー少年達を熱狂させたTV番…

カーコラム「イタリアンデザインをまとったアメリカンマッチョ 優雅にして凶暴なる野…

 デ・トマソ・パンテーラ(DE TOMASO PANTERA)は、流麗なイタリアンデザインのボディにフォ…

カーコラム 「走り屋御用達 ブレーキパッドと言えば "FERODO(フェロード)」

 古い世代の走り屋にとって、最も馴染み深いスポーツパッドはなんと言ってもFERODO(フェロー…

カーコラム 「Gr.Bを牽引した名門プジョーシュポールが満を持してミレニアムに完全復…

 80年代後半、究極のGr.Bマシン・205 T16でWRCを席捲したプジョーは、その12年後の1998年、新…

カーコラム 「ニュルを全開!" ジャガーXJ220 " 幻のプロモーショーンビデオ」

 バブル景気末期の1991年、千葉県 幕張メッセで開催されたTMS(東京モーターショー)で世界中のエンスジャスト達が注目する一台のスーパーカーが発表された。  その名は " ジャガーXJ220 " 。  ジャガーXJ220は540PSを絞り出す3.5LV型6気筒DOHCツインターボエンジン(540PS)をミドシップに搭載するスーパーカーで、220のネーミングは、最高速度220マイル(約352km/h)を目指す事を目標としてつけられた。  アルミハニカムをアルミ板で挟んだ

カーコラム 「ミドエンジンのリトル・モンスター 「Renault 5 TURBO(ルノー5ターボ」

 軽量コンパクトなFFのツーボックスカーであるルノー5をベースに、強力なターボエンジンをミ…

カーコラム 「WRC後期、わずか4戦を戦ったのみで表舞台から消えた悲運のGr.Bカー " FO…

 フォード・ワークスラリーチームが総力を結集して作り上げたGr.Bマシン・フォードRS200は、1…

カーコラム 「FIA GT Championshipを制するために生まれた生粋のサラブレッド「Masera…

 マセラッティMC12は、マセラティ創立90周年にあたる2004年、ジュネーブショーでそのベールを…

カーコラム 「WRC史上最強の女性ドライバー "ミシェル・ムートン”」

 正真正銘の"女傑"である。  1973年から始まったWRCの歴史の中で、唯一その名を刻む女性ド…

カーコラム 「土屋圭市 in スポーツランド信州 日産U12型ブルーバードSSSを攻めまくる…

 土屋圭市(当時は圭一)選手がU12型ブルバード(恐らくフルノーマル)をスポーツランド信州…

カーコラム「その時人は風になる。世界一過激な公道レース" The Isle of Man Tourist …

 " The Isle of Man Tourist Trophy Race(マン島TTレース)" は、英国王室の属国であるIsle …

カーコラム「ダートラ・ラリー界を席捲した日本初のフルタイム4WDマシン "マツダ BFMR型ファミリア4WD」

 BFMR型ファミリア4WDは思い出深いクルマである。  85年のリリースからギャランVR-4がデビューするまでの約2年間、取材でダートトライアル会場やラリー会場に行くとパドックはこのクルマに埋め尽くされていた。  モータースポーツ界、特にナンバー付き競技の場合にはベース車両のポテンシャルがダイレクトに影響するため、そのクラスの高性能車を供給する数社で寡占状態となるのだが、BFMRは日本初のフルタイム4WDマシンという事もあり、特に土系競技ではほぼ独占状態だった。  1