カーコラム 「WRC史上最強の女性ドライバー "ミシェル・ムートン”」
正真正銘の"女傑"である。
1973年から始まったWRCの歴史の中で、唯一その名を刻む女性ドライバー、それがフランスの女傑ミシェル・ムートンである。
ミシェル・ムートンとコ・ドライバーのファブリシア・ポンズの女性コンビは、Gr.Bモンスターのアイコンとも言えるアウディ・クアトロを駆り、80年代初頭のラリーシーンを席巻した。
その速さはまさに男勝り。
実力の世界に男女は関係ない。結果がすべて、そして彼女は結果を残した。
ミシェル・ムートンの功績は全女性の功績でもある。
男女雇用均等法の施行以来、都合の悪い時だけ「女」を使う輩が多い昨今、かつて名だたる男性トップラリーストに真っ向勝負を挑み、鬼神の走りと実績で称賛と尊敬を勝ち取った一人の女性がいたことを憶えていてほしい。
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