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Essay

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鳴海邦彦が思いつくままに、そして気ままに綴るフリーエッセー。
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2021年7月の記事一覧

エッセー「食に対する持論」

「食に関心のない人間にろくな奴はいない。」 「人間は美味い物を食うために頑張って働く。」 「いい仕事をするためには良い食事が不可欠だ。美味いものを食べている人間はいい仕事をするものだ。」 「すべての食材を活かし、この世には存在しなかった新たな創造物を生み出す、それこそが真のシェフ。食する者の五感のみならず、魂をも共鳴させる、それこそが真の料理。」 「マスコミや庶民が発する高級料理という言葉ほど陳腐なものはない。料理には美味いか不味いかしかない。」

エッセー「男なら生粋のサラブレッド(スーパーカー)を乗り倒せ!」

 終始一貫した持論であるが、クルマは床の間に飾っておくものではなくドライビングを楽しむためのもの、走ってなんぼ、乗って、乗りこなしてなんぼである。  たとえそれがFerrari EnzoやJuguar XJ220 のような歴史に名を残す超弩級のスーパーカーであろうとも、クルマである以上アクセル床まで踏んでカウンター当ててドリフトしてなんぼである。

エッセー「大人の鑑賞にも堪えうる名作アニメ"佐武と市 捕物控"の想い出」

 「佐武と市 捕物控」は1968年(昭和43年)にNET(現在のテレビ朝日)において毎週木曜日の21時から放送されていた異色のアニメ番組である。  このアニメは、岡っ引きの配下である「下っ引き」の佐武と、盲目の按摩師にして居合の達人・市(いち)のコンビが、江戸を騒がす難事件を解決してゆくという連作捕物劇である。  当時、モノクロで放送されていたこのアニメは、21時という時間帯から見ても分かるように、子供向けのそれとは異なり、大人の鑑賞にも堪える重厚なドラマ性の高いものだっ

エッセー「私論 サングラスに求めるもの」

 基本的にEyewear(サングラス)は、最低でも米国国家規格ANSI Z87.1をクリアしたものでないと着用しない。  米国国家規格ANSI Z87.1とは、厳格で有名なアメリカ国家規格協会で定められている工業規格である。  サングラスの適用規格として下記の7点。  ①光拡散力= 光を拡散させるレンズに対してどんな角度で光が入り込んでも、対象物を正確な位置にとらえる事ができる。  ②不均衡な分光= 左右のレンズで光の屈折が違う場合、目に映る像が1つの像として捕まえに