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沖縄でウミガメと泳いで気づいたこと

今年の夏休みは家族で沖縄へ。
2022年、2024年と、ほろ苦さと喜びをかみしめた2度の中学受験も終わり、久々の解放感あふれる夏休みを過ごすことができました。

あれ?解放感?それとも開放感?ライターの端くれとして、そこで漢字を迷っていいものなのか…
調べたところ、
〔解放感〕何かから自由になる、束縛や圧迫から解き放たれる、試験終了後や仕事を終えた後に使われる
〔開放感〕閉鎖的な状態から抜け出し、自由を感じる状態
とのことで、こりゃ、どっちも当てはまる!

話が逸れてしまいましたが、沖縄の話です。
ちなみに、中3&中1となった我が子たちですが、反抗期などあまりなく、家族旅行にはまだまだ一緒に行ってくれそうな雰囲気です。むしろ最大の障壁は部活です。

20代の頃は、ヨーロッパの歴史ある街並みや雄大な景色が好きだった私ですが、子どもが生まれ、ビーチ中心の旅へ。
南の海って、眺めて良し、泳いで良し、心の底から癒されると気づき、虜になりました。
昔は日焼けするのがイヤで避けていたのですが。もはやそれば諦めた感。

海に癒される理由3つ

海に癒される理由は3つあります。
まずは色。南の海は、沖にいくにつれ、透明→エメラルドグリーン→群青と色が変化していて、美しいグラデーションを臨むことができます。青色には心を落ち着かせるリラックス効果があるんですよね。
そして、音。波の、寄せては返す音ってずっと聞いていられませんか?ポモドーロテクニックにもよく使われていますよね。
波の音には「1/fのゆらぎ」という人間の耳には聞こえない超音波が含まれているそうで、脳がその超音波を直接感知することによってα波が出てリラックスできるのだとか。
3つ目は、体感です。海にプカプカと浮いていると、たとえ周りに人がいても雑音が気にならずに程よいBGMとなって集中できて、海との一体感を感じます。きっと、胎内ってこんな感じだったのでは?だから落ち着くのではないかと思っています。

旅の目的はAwe体験

そして、海に限らず、私が旅行に行く最大の理由は、Awe(オウ)体験をしたいから!Awe(オウ)体験、ご存知ですか?
Awe(オウ)体験とは、
大自然や宇宙の広大さや悠久さに心が打たれ、鳥肌が立つくらいの感動をしている状態、のことを指します。
大きな地球に存在するちっぽけな自分を感じる、という経験が、私にとって旅行の最大の目的です。
圧倒的な大自然の前にすると、言葉にならない思いがあふれ出てきませんか?自分の悩みも小さいものに思えたりしますよね。明日への活力も湧いてきます。

人は、大自然をの目の前にして小さな自分を感じ、心が震えるような体験をすると、謙虚や感謝、慈悲などの感情が湧いてきて、人生の目的が見えたり、誰かの役に立ちたいと思ったりするという研究結果もあるようで、人が旅する理由も、こんなところにあるかのもしれないです。

ウミガメと泳いで気づいたこと

今回の沖縄旅行、私の中のメインは、ずばりウミガメと泳ぐ!
国内外問わず旅行が大好きで、コロナ前は家族で色々なところに行っていました。子どもたちも、パスポートは既に3冊目。
6、7年くらい前に、ハワイで野生のイルカと泳ぐというシュノーケリングツアーに参加したのですが、これが、海+Awe体験で、うわぁぁぁぁぁぁぁ!!と人生観を変えるような経験でした。(なんて語彙力がないんだ…)
静かな深い海の中、イルカのキュルーキュルルーという鳴き声だけが聞こえます。海と一体となったような、言葉では言い表せられない不思議な体験だったのです。
それで、次はウミガメと泳ぎたいと思っていたのですが、その後ハワイでも石垣島でも達成できず、今回絶対リベンジ!と意気込んでの沖縄入りでした。

そして…!!那覇からフェリーで1時間ほど、慶良間諸島の渡嘉敷島という離島近くの海で、その瞬間は訪れました。
インストラクターさんが先に見つけて知らせてくれ、家族でのぞき込んでみたら、太陽の光でキラキラした透明度の高い海の中、体長1メートルくらいあるでしょうか、念願のウミガメが悠々と泳いでいました。か、感動…!!!!!!
人間なんてまったく気にしていないように見えました。時々、海面に顔をひょっこり出して、プハァ~と息継ぎ。か、かわいい!!
ストーカーよろしく、距離を保ってずっと見守っていました。いつまでも見ていられる!と思ったのですが、通り雨が来て波が高くなってきてしまい、泣く泣くウミガメとはそこでサヨナラとなりました。

今回は、ウミガメと泳ぐというシュノーケリングツアーに参加したのですが、1つ気づいたことが。
それは、色々なシュノーケリングツアーがありますが、参加できる年齢が59歳まで、というツアーが結構あるということです。
私は今、40代後半なので、あと10年ちょいでシュノーケリングを楽しめなくなってしまう可能性があるとは、結構衝撃的でした。(個人でのシュノーケリングは危ないですからね。)
子どもたちが小さな頃は、アトラクションに参加しようとして、年齢や身長が足りずにあきらめるということがあったりしますが、よもやよもや、自分が逆の意味で引っかかる時が迫っていようとは。

時間は有限だということを改めて痛感しました。
夏休みの宿題を計画どおりに進められず、8/31に泣きべそで7月の天気など調べていた私ですが(昭和の時代は天気書いてましたよね!)、人生は夏休みとはわけが違います。
怖いからといってやりたいことを躊躇していたり、逆に、安定した給料があるからといってやりたくない仕事に時間を費やしている場合ではないな、と。
人生っていつまでも続くような気がしてしまい、色々なことを先延ばしにしてしまいがちですが、あっという間に死に際になっちゃいますよね。
生きたいように生きないと。そして、まだまだ旅に出かけなくちゃ!


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