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暮らしたい未来のまち

 1年越しに始まった2020東京オリンピック・パラリンピックも終わり、いつもの日常に戻りつつありますが・・・緊急事態宣言がまた延長されますね💦ワクチン接種が5割に達したのに、患者数もそれほど減少せず、医療従事者の負担が増える一方ですね・・・

 変異株も次から次へと誕生して、もう何がなんだかわからなくなってきていますよね😲

 いつになれば新型コロナウイルス感染症が終息するのか、未来が見通せない状況です・・・

 未来と言えば、過去にバリュー・リノベーションズ・さの(VRS)が子育て中のお母さんを巻き込む取組として、小学生以下の子どもたちに「未来のまち 泉佐野」というテーマで絵画コンクールを開催したことがあります!

 なかなか可愛らしい絵をいっぱい応募していただきまた🖼 またご覧くださいね!

 さて、今回のテーマですが、たまたま今回のテーマを何にするか考えていたところ、募集中のnoteのコンテストに、「#暮らしたい未来のまち」というテーマがありましたので、そのままパクらせていただきましたw

 まあ、今までもいろいろとVRSが活動するまちのことに触れさせていただきましたが、今回は未来のさの町場がこうなっていればという思いも込めて書かせていただきます!(๑•̀ㅂ•́)وガンバル

◆未来予想図

 このタイトルを見て、「ん?」と思われた方・・・

素晴らしい👏

 名曲ですよね♬ ドリカムの「未来予想図」。三部作になっていますが、公開されている動画は限られていまして、こちらしか見つけることができませんでした<(_ _)>💦

 まあ、今回のテーマとは直接関係ないのですが、いい曲なので、ついつい紹介してしましました( ̄▽ ̄;)💦

 さて話を戻しまして、冒頭にご紹介させていただいた「未来のまち 泉佐野」こども絵画コンクールですが、親子で「こんなまちにくらしたい」「こんなまちがいいな」という、未来のまちについて考えていただき、親子で会話を通じて、親子の絆を深め、親御さんが子どもたちが考えた未来のまちに興味を持っていただけるきっかけを作る場をコンセプトとして、開催させていただきました。

 まだこの頃のVRSは、活動しだして半年足らずという期間で取り組んだ時期でもあり、もちろん今ほど認知度もなく、VRSを知っていただくきっかけづくりの取り組みが多かったように思います。その時のHPに書かれている内容を読み返していると、

今回ご応募いただいた作品のように「こんなまちにくらしたい」「こんなまちがいいな」がカタチになるように、バリュー・リノベーションズ・さのも頑張っていきたいと思います。

と書いていました。

 あの時に思い描いていたまちに、今はどの程度近づけたのかなと思ってしまいますね・・・ つむぎやができたおかげで、少しずつまちは変わってきていますが、どの程度近づけたかは、正直、自分たちにもまだわかりません。

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 最初の頃のnoteに書かせていただいていますが、高度経済成長期で暮らす建築中の東京タワーの見える街を舞台にした映画「Always三丁目の夕日」に描かれている、経済的には貧しかったけれども、穏やかで心が豊かな老若男女が集うまちにしたいと書かせていただきました。

◆まちの未来

  昭和から平成初期にかけて、都市開発が進められました。その最たるものが「再開発事業」や「区画整理事業」です。これは、表向きには地権者がお金や土地などを出して、それを原資として事業を進める形にはなっていますが、実際には建築費用などには、国や自治体からかなりの補助金も出されています。その結果、再開発事業で建築された建物はかなり立派な建物が多いです。

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 再開発事業などの都市計画事業は、大きな問題を抱えており、一つ目は事業計画を立てて計画を実行するまでに非常に時間がかかりすぎること、二つ目は時間がかかりすぎることより、計画を立てたときから経済情勢等が変わってしまい、当初想定していた収益構造が変化し、事業開始時には事業採算が取れない状況に陥ってしまっている事例が多いこと、最後に、建築費用の補助が国や自治体から出されることから、見映え重視のデザインになってしまい、ランニングコストに影響を及ぼす建物が多く、そのことが原因で収益構造にひずみを与えていること、そういうことなどが原因で、再開発事業の多くは破綻、若しくは行政の施設として、税金で賄われている状況です。

アウガ

 こうした事例を踏まえて、まちの未来を考えていきますと、都市開発が中心となった、まちの未来への投資がどの程度必要なのかと、甚だ疑問に感じます。

◆その未来が自分が暮らしたいまちか?

 70年近く前に描かれていた作品「鉄腕アトム」に描かれていた21世紀の未来都市は、今と似た街並みが描かれています。今から30年前のバブル経済期では、こういう都会的な街並みを舞台にしたトレンディドラマも一世を風靡(ふうび)し、都会的な街並みで暮らしたいとあこがれる人が次から次へと現れた時代背景もありましたが、ドラマはあくまでも理想郷であり、現実はそんな理想郷とはかけ離れているわけで、現実を振り返って見ると、果たしてそこに描かれた都会的ですが、無機質な街並みが自分たちが暮らしたい街並みなのかと思ったりします。

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 日々暮らす日常生活で、通勤帰宅に要する時間を節約して、自分の時間を有意義に使いたいという気持ちはよくわかります。だからといって、それだけが理由で、都会で暮らしたいと考えているのかというと、それも違う気がしますしね。

 日常って、当たり前すぎて、ついついなおざりにしてしまいますよね。。。

 以前に書かせていただいたnoteに日常のことも書かせていただいていますので、そちらもご覧ください。

 個人的には、外に出て働き、その仕事や人間関係の疲れやストレスに、癒しを与えてくれる家と、その周りの風景がマッチするまちに暮らしたいと思います。みなさんはどう思うかわかりませんがw

◆暮らしたい未来のまち

 暮らすというと、どうしても日常を思い描き、「こんな暮らしがしたい」と考えてしまいがちですが、街並みは別に都会的な機能がなくてもいいのではないかなと思ったりもします。

 人口減少化が顕著化してきている現在、インフラ整備などの行政が将来に負担すべき費用が大きな問題になっていても、政治家などは選挙のこともあるせいか、目に見えた成果を求め、都市開発を進めたがる傾向にあります。

 しかし、その地域にしかない風景、街並み、そして、そこで暮らし活動する人たち、こうしたその地域でしかない資源こそが、その地域の価値であり、その地域で暮らす意味を与えてくれるのだと思います。もちろん、その地域で仕事もなければ暮らせませんので、できれば、その地域でしかない仕事もあればなおよしって言ったところですけどね。

 その街が歩んできた歴史は、いくらお金を出しても買えるものではないという言葉をVRSのアドバイザーである嶋田洋平さんからお話をしていただいたことがあります。確かに、都市開発はお金をかければ、いつでも他の都市と同じものはどこの地域でも建てることができます。

しかし

歴史はお金を出しても模倣はできても買うことができません。

 だから、今ある街並みを残しながら、その街並みを形成している建物の活用の意味を変えていくことで、新しい価値を生み出し、そのことで今にあった使い方ができ、街並みの景観は残しつつ、新たな息吹をもたらすまちにリノベーションしていければと思います。

Renovationとreformの違い

 こちらも以前に書かせていただいたnoteにも、そのようなことを書かせていただいていますので、そちらもご覧ください。

 あまり機能的な日常を強いられる暮らしは好きではなく、のんびりと人間性が回復でき、心落ち着ける空間のある、そんなまちで暮らしたいですね。

 そう、三丁目の夕日のような、心豊かな人が集う、そんなまちで暮らせればいいかなと思います。欲を言えば、疲れた時に何もしたくない日もあったりしますので、家でロボットが家事をしてくれる、そんな暮らしも、たまにはいいかなと思うときもありますけどwww

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◆告知です

 前回も告知しましたが、今回のnoteにもつながる「働く」をテーマに、ナカムラケンタさんと、嶋田洋平さんをお招きして、オンライントークライブを開催します!

 お二人のどんな「働く」をテーマにした逸話が聞けるか楽しみです。暮らしたい未来のまちにつながるお話が聞けるといいですね! 詳しくは下の画像をクリックしていただけるとリンク先に移動して申し込みができます!

ol生きるようにR3.8

 なかなかこの二人でトークライブするのって、お目にする機会がないと思いますので、オンライン開催でどこからもご覧いただけますから、ぜひぜひご覧ください!

 今回はこの辺で!またお会いしましょう!👋



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