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雨ニモマケズ

 とうとう出ちゃいましたね。。。三度目の緊急事態宣言。。。

 これだけ感染者が急増してしまうと、仕方ないですよね💦 去年に引き続き、今年もゴールデンウィーク前に緊急事態宣言が発令されて、予定していた休暇プランの見直しや旅行なども取り消したり大変でしょうが、働きすぎていた日本人。少しはゆっくりと体を休めましょう! 今さら、発令されてしまったのは仕方ないのですから、今やれることや、今だからこそ楽しめることとかいろいろと考えればあるはずですから、どうしようもないことにクヨクヨ立ち止まっているのではなく、今できることをしていきましょう!

 今回のタイトルは小学校の教科書で見たことがあるという方も多いと思いますが、そう!宮沢賢治さんの詩「雨ニモマケズ」をテーマに書かせていただきますね。

「雨ニモマケズ」

 宮沢賢治さんは、大正時代から昭和初期まで活動されていた、岩手県花巻市出身詩人・童話作家です。この「雨ニモマケズ」以外にも、「銀河鉄道の夜」や「注文の多い料理店」など、日本を代表する詩人・童話作家です。(Wikipediaなど参照)

 しかし、「銀河鉄道の夜」や、今回のタイトルにした「雨ニモマケズ」は、宮沢さんの死後に発表された作品だそうです。 特に、「雨ニモマケズ」は、死ぬ2年前の闘病中の病床で手帳に書き記された作品だそうで、遺族もその存在を知らなかったそうで、偶然その作品が発見されたそうです。

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「雨ニモマケズ」全文

雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫なからだを持ち
欲はなく
決して怒らず
いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく見聞きしわかり
そして忘れず
野原の松の林の蔭の
小さなかやぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行って怖がらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろといい
日照りのときは涙を流し
寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにデクノボーと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういうものに
わたしはなりたい

 この詩の中で、「喧嘩や訴訟があれば つまらないからやめろといい」というフレーズが心に響きます。

 コロナ禍の中で、政府が一部業種に対して支援制度を作ったときに、それに該当しない業種や、一般住民の方々は、支援対象となった一部業種を非難した記事をあちこちで見かけました。ワクチンが出回りつつある状態とはいえ、まだまだ先行き不透明なコロナ禍の中で、争っている場合でなく、どう乗り越えていくか、力を合わせるときにも関わらず、自分たちの利益のために争っている場合ではないと思います。

 日本人は、とかく「合意形成」を好む人種で、「みんな病」とも揶揄されながら、長らく自分の意志決定は避けてきた人種ですが、コロナ禍の中だからこそ、みんなで力を合わせて、よりよい知恵を出し合うるときだと思います。

コロナ禍だからこそできること

 4月25日からの緊急事態宣言を受け、酒類の提供はできず、またイベントの開催も規模に関わらず中止又は延期の方針がだされました。※詳細は下記よりご確認ください。

 バリュー・リノベーションズ・さの(VRS)では、この4月1日から「SHARE BASE つむぎや」をオープンさせていただき、1階「つむぎやキッチン」では飲食のチャレンジショップの運営をしています。

 そのつむぎやキッチンに、夜から出店していただいている「Woods」さんでは、クラフトビールなどの提供をしていただいていますし、夜も当初は23時までの営業を希望されていましたが、いまだ23時まで開けた日はない状態です。緊急事態宣言がでる前日に、出店者の方と面談をし、出店の意向を確認させていただきましたが、出店を辞めるという言葉は一言もでず、逆に、「今、少しずつ認知度も出てきているからこそ、テイクアウトだけでも出店していき、次につなげていきたい」と前向きに考えていただいています。

 このほかの出店者からも、「テイクアウトで頑張ります!」とか、「緊急事態宣言をなんとか乗り越えますね!」とか、そんなお声もいただいています。

ニュートラルなベージュ カップル記念日 スクラップブック イベントとスペシャルインタレストのプレゼンテーション

 チャレンジショップだからこそ、出店者の方々がすべてのハードルを乗り越えるチャレンジをしているように見えてきます。今回ばかりは出店者のメンタルの強さを見届けさせていただき、改めて応援したい気持ちでいっぱいになりました。

できることから始めよう

 今回の緊急事態宣言で、マスコミはネガティブな発信ばかりしていますが、今できることに取り組んで頑張っている人たちをあまりクローズアップしようとしないのが気になります。多くの報道がそういう記事がことから、日本全体が誤った方向に進んでいるのかもしれません。

 先ほどのチャレンジショップの出店者たちのように、できないことを排除して、できることから始めていく、それが大事なんだと思います。

 それは緊急事態宣言やコロナ禍であるからではなく、普段からもそんな考え方は必要です。意思決定力が弱い日本人だからこそ、自分の頭で考え、自分の意志で決定する、それが大事なんですよね。誰のためでもなく、自分のためなんだから!

 タイトルの「雨ニモマケズ」ですが、止まない雨も、吹き続ける風もないのです。シェイクスピアの悲劇「マクベス」のセリフを借りると、 「明けない夜はない」んです!

 いつか晴れ間が来て、朝が来て、穏やかな心地よい風が吹くのです。だから、その時期に向けて、今できることをしていきましょう!

イベント等のご案内

 VRSでは5月9日に開催を予定していました「つむぎやマルシェ」は、今般の緊急事態宣言の地域指定を受けたこと、及び大阪府の自粛要請を踏まえ、医療従事者がひっ迫していることより、6月を目途に延期する方向で調整していますので、決定し次第、またHP等でご案内差し上げます。

マルシェ(延期)

 また、5月21日(金)10時から開催を予定しております「私たちの月3万円ビジネス 体験ワークショップ」は現時点では開催する方向ですが、今後の動向を踏まえ、延期する可能性がございますので、ご注意ください。

3万チラシfin1

 最後に、今回の緊急事態宣言を受け、大学生やビジネスパーソンの方々がオンライン授業や、テレワークへの転換を要請されていることを踏まえ、つむぎやの2階をコワーキングスペースとして利用できるよう、モニタリング事業を実施します。現在はスキームを構築中ですので、案内は今しばらくお待ちください!

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 緊急事態宣言でも頑張っている出店者さんたちを応援するスタンプラリーは引き続き開催していますので、5月31日までつむぎやキッチンを5回利用して、出店者の方々を励ましてください!

OPENポスター

 ダメな人はできない言い訳から入りがちですが、できることから着実に取り組んでいく、それが成功の秘訣ですね!


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