はじめてのコーヒーをおいしく淹れる
人に初めてドリップコーヒーを淹れたのが20歳ぐらいの頃。
ジャンケンに敗北したために割り当てられた学祭の実行委員として、本部テントで振る舞いコーヒーを淹れていた。
初めてのコーヒーをおいしく淹れたいのなら、ドリップバッグコーヒーをおすすめする。
成人の日の前日の今日(この記事を下書きしている)、振袖姿のお客さんを目にして、僕にとっての「人に淹れるコーヒー」の始まりはちょうどその頃だったと思い出した。
「やってみる?」と言われて、先輩の見様見真似でコーヒーを淹れた。
たしか、大人数用の巨大なドリッパーに大量のコーヒー粉を適当にスプーンで入れ、お湯はヤカンから適当に注ぐ、という非常に残念な淹れ方だったと思う。
初めてドリップコーヒーを淹れ、それをお客さんに提供する。
サービスなので料金が発生するわけではないが、よくもまあ振る舞えたものだと思う。
苦かった。(当時の僕は「コーヒーは苦ければいい」という人間だった)
ただ、コーヒー粉にお湯を注いでいるときが、学祭の中で最も楽しかったのは間違いない(笑)。
今でこそ職にしているので、どうすればおいしいコーヒーを淹れられるかを考えられる。
が、まったくの初心者であれば、ドリップバッグコーヒーからはじめることをおすすめしたい。
(参考)そこそこのコーヒーを目指すのにおすすめの記事
記事内にもあるように、ドリップバッグコーヒーにはおいしく淹れるために必要な要素が、はじめから用意されている。
スタートが不味ければ、あとは上達していくだけという考え方も嫌いではない。(婚姻届を提出した日が仏滅だったので、あとは良くなるだけと言っていたのは僕のような考え方だ)
ただ、コーヒーを淹れるのをやめてしまう原因TOP5のひとつが「おいしく淹れられないから」であることを思うと、よほど研究熱心な人以外には向いていない。
スタートがおいしければ、入り口のハードルはグンと下がる。
簡単に、そこそこおいしく淹れられることに気づいた方が、あとはさらに上達していくだけ。
コーヒーをはじめるのにはやはり、ドリップコーヒーがいい。
ちなみにコーヒーは20歳以上から、という法律はない。
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