焼いて淹れて飲んでみるまでわからない
久しぶりにコレは…不採用!
という豆に出会った。
なんだかくやしい。
焼き方は素晴らしかったから尚更だ。
「技術でカバーする。」
これはたしかに大事なことだが、技術でどうにかなる問題とそうでないものも多く存在する。
コーヒーもそのひとつ。
コーヒーを淹れるとき。
どんな豆でもあの人の手にかかればおいしくなる、と考えられがちだ。
というか10年ぐらい前はそう思っていた。
いわゆる、ゴッドハンド問題。
そんな手があれば今年のクリスマスプレゼントあたりに誰かください。
コーヒーの味を決めるものは(大きく分けて)以下3つ。
① コーヒー生豆の品質
② コーヒー生豆の焼き方(焙煎技術)
③ コーヒーの淹れ方(抽出技術)
①は生産地の問題のため、こちらからどうにかするのは難しい。
②と③は技術の問題。
どうにかなる……問題でもない。
もちろん、少しだけならどうにかできる。
日頃からコーヒーを淹れる人は、今日はおいしいとか、ちょっと苦いかな、といった差を感じる。
たしかに、淹れ方によって味わいは変わる。
コーヒー生豆を焼く(焙煎する)人も、焙煎の仕方によって、浅煎りに仕上げるとか、深煎りに仕上げるとかで、味わいをコントロールする。
たしかに、焙煎の仕方によって味わいは変わる。
ただし、これらは微調整に過ぎない。
(とはいえ、無視できないほど影響はあるが)
たとえば、野球。
バットに使う木が、虫喰いだらけのスカスカなものだったら。
どんなに一流のバット職人とイチローがタッグを組んでも、ホームランは打てない。
ボールをバットに当てるのはイチローの技術。
選手の要望どおりにバットを成形するのはバット職人の技術。
つまり、素材の品質が最重要ということだ。
コーヒー生豆の「品質」という土台のうえに、技術がのっている。
そして、その技術のうえに、おいしいコーヒーがのっている。
さらっと流してしまったが、実は上述の①をコントロールする方法がひとつだけある。
消費する僕たちが、「おいしいコーヒーを選ぶ」ことだ。
今日飲んだコーヒーがおいしかったと思うとき、そこにはコーヒー生豆(生産地)の品質があるんだなと感じてもらえるとうれしい。
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