注目されるものを知りつつ、自分の好きなコーヒーを優先する
評価されるコーヒーとは何か?
自分にとってか、世の中にとってか。
主語によって大きく異なる。
その業界のプロが「おいしい」と言っても、最終的にそれを判断するのは自分だし、おいしいと思わなかったら「好みではない」でいい。
重要なのは、世の中で評価されるものを知りつつも、自分の好みを他者に合わせないことだ。
コーヒー業界ではよくある話だが、これまでの常識を逸脱したものは注目の的になる。
ブラジルコーヒーなのにフルーティー。
ゲイシャ(コーヒーの品種名)なのにナチュラル。
アナエロビックファーメンテーション。
まるで呪文のようだが、用語の理解については心配無用。
軽自動車だけど高級車並みの性能だったり、レモンなのに酸っぱいどころかめちゃくちゃ甘かったり、苦味が特徴的な国のコーヒーなのにフルーティーだったりするということだ。
そういうものは非常に高い評価を受けやすい。
AといえばB、ではなく、AなのにC。
(たとえば、Aがブラジル、Bが苦味、Cがフルーティーといった具合に)
ようするに、珍しさに価値がつく。
ミカンのようなレモンとシンプルにおいしいミカン。
前者は珍しいが、おいしいかどうかは別。
後者は珍しくはないが、おいしい。
おそらく、とびきりおいしいミカンのようなレモンが最も評価されるだろうが、自分にとって最もいいものを選べれば問題ない。
世の中で評価されるコーヒーを知った上で、自分に最も合うものを選ぶ。
世界の評価と個人の評価は切り離して、シンプルにコーヒーを楽しむのがいい。
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