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2024年。はじまりはじまり。

ようやく2024年がスタートした感がある。

そう。この時期の風物詩、確定申告を終えたのだ。


ナントカボイスが昨年10月からスタートし、各所で経理処理が大変なことになるとささやかれた。

仕組みは分かったが、毎月末、会計ソフトに各必要事項を入力しているものの、ボイスナンバーの入力を求められることもなく。

そういえば特例がどうのこうのと聞いたような気がしたので、小規模事業者だしたぶんそれに該当したんだっけ?と思いながら時は流れ。


昨年12月後半のクレジットカードのデータが揃い2月21日。会計ソフトから確定申告書類作成へ。

ポチポチと順調に入力を進めると2023年の月毎の仕入額および仕入先一覧が登場。

そこにはこう書かれていた。

ボイスナンバーを入力してください。
わからなければ仕入れ先住所のみ記入してください。

しかも2023年10月以前の取引先にもボイスナンバー入力欄が。

絶望である。


ところで飲食店なら仕入れ先なんていつも一緒でしょ?と思うかもしれない。

たしかに8割ぐらいは一緒なのだが、休みに出かけた先で思いがけず購入するものもある。

おまけに仕入れ以外の経費(お店の消耗品など)になるものも多く、ようはレシートがめっちゃあるのである。

そのレシートの山の中から年に1回、ひょっとしたらこの先その1回ポッキリかも知れない取引先のボイスナンバーまたは住所を調べ出して入力せよ…だと?


まさか最後の最後にボイスナンバーが待っているなんて…完全に油断していた。

そうなら入力の最初にボイスナンバー必要やで的なことを明示してほしかった。

おまけにこれは「仕入れ」である。

まだ「仕入れ以外の経費」については触れられておらず、そちらのボイスナンバーまで入力することになるとお手上げ。

ラスボスを倒したと思ったら変身して桁違いに強くなるみたいなパターンだ。


なんでこんな苦労しなきゃいけないんだと顔を真っ赤にしながら仕入れ先のボイスナンバーおよび住所を確認して入力。

なかにはレシートや領収書に住所表記がないものもあり、ネットで検索して記憶と照合したものもいくつか…。

休憩中の社長がインスタの動画を見てゲラゲラ笑っているのを横目に孤独の経理。


頭から煙が上がりそうになりながら入力を終えるとエラーの文字。

エラーメッセージには「申告書に表記できる取引先は4件までです」とあった。

つまり、4件以外はとくにボイスナンバーも住所も必要なかったのである。(ひょっとしたら来年はこのデータを活用する可能性もあるが)

頭から湯気が噴き出した。
なぜ入力させてから4件でいいよ、なのか(笑)


あとから調べたのだが、ウチの場合は売上が5億以上無ければあらゆる取引先のボイスナンバーは省略できるらしい。

5億か…

その後、心にポッカリと穴が空いた気分のまま例年通り確定申告が終了した。

あまりにあっけなく、それまでの作業時間は何だったのか。


明けて22日の仕込み日。

午前から体調が優れず、午後に一時帰宅し寝込んだ。

2時間ほど寝たらあっさりと復調し職場復帰。

まさに知恵熱的なやつだったと思う。

これは僕のジンクスなのだが、大きな節目でほぼ確実に寝込む。

コーヒーのラインナップを一新したときやパッケージを変更したときなど。

ある種の変革とセットなので割と前向きに受け取ることにする。


というわけで2024年。遅ればせながらスタート。

あ。季節のブレンドが春バージョンに変わりました。

この時期に20℃の日を経験するとさすがに冬とはいえないし。

2月のはじまり頃から準備してて良かった(笑)


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