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【1分で読める500字コラム】言葉は誰が発すると効果的なのか

今週の三谷幸喜さんを楽しみにしてました。絶対に田村正和さんについて書くと思っていたので。

「このセリフを、この俳優に言わせたい」

よく聞く、脚本家ならではのこの想い。セリフは脚本上ではただの文章で、言葉に生命力を与えるのは役者の力。誰が言うかで観客の反応は違ってきます。

先日、ハムレットの戯曲を音読する機会がありまして。古典戯曲なので、目的は訳者による文章や解釈の違いなどを読んで感じることだったのですが、せっかくの戯曲だもの、ちょっと声に出してみようとなったのです。

結果。

つまらねえ。

いや、ほんとにもう。マジです。(そうはっきり言えるのが、ここに集っていた仲間たちのよいところ)

素人が棒読みで音読しているのを聞いても、話の筋は大方わかるものの、こちらには何も響かないものなんですね。私は市村正親さんを思い浮かべ、彼が演じている様子を想像しながら聞いてみましたが、棒読みでは言葉が上滑りして頭に全く入ってきませんでした。

結果、文章には読む用と発する用の住み分けがあると体感。この日の目的はそれではないのですけれども。そして今書いているこういうweb用の文章は、もしかしたら両方を併せ持っていると読みやすいのかもと思うなど。

あら、ちょっと研究の余地ありでしょうか。
ほーか。





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