【書評】「AIにできること、できないこと---ビジネス社会を生きていくための4つの力」

概要

この本では、AIとはなにか?知性とはなにか?ということを定義し、
タイトルにもある「AIにできること、できないこと」を明らかにする。
そのAIの本質を踏まえつつ、ビジネスへの応用を実例を交え説明していく。
そして、最後にAIが人間の仕事を奪うのか?人間を超えていくのか?を結論づけている。

感想

もともと自分はAIが人より優れてて、仕事奪われるなんて全然思ってなかったけど、この本を読むことで、自分の理解は正しかったんだなぁと思うことができた。(未来のことはわからないので、現時点での技術での話)

AI関連のニュースで、プロの囲碁棋士に勝ったとか、認識率が人を超えたとか報道されることがあるけど、そもそも計算とかではコンピュータに勝てないから、特定の分野ではコンピュータが勝ってもおかしくないと思ってる。(そりゃプロ棋士に勝つとかめちゃすごいけど。ゲームAIの分野は、ルールが決まっていて、不測の事態が起きない分AIに有利かも)
そういう考えをもともと持っていたので、AIというかコンピュータとは、仕事が奪われるから、拒否したり避けたりするのではなく、共存してうまく便利な世の中にしていくほうが絶対に世の中にプラス。

特定の分野では、AIを活用して人が便利になっているという事例も多数あり、それにより仕事が奪われるような状況もでてくるかもしれない。
それに負けないように、AIの弱点である下記3点を伸ばしていく必要がある。
1.動機(課題発見)
2.目標設計(正解を示す)
3.思考集中(検討項目を絞る)
こんなことを自然にできる人間はすごい。


学んだこと

・AIをビジネスに応用するためには、課題や目標をきちんと定義する必要がある。
・AIと共存するためには、人との連携がしやすいようにする必要がある。
・AIを利用する人の理解が得られるようなビジネス設計が大事。
・今後生きていくために、現状のAIにはできないことを学んでいく必要がある。

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