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音楽オタクがオススメする、夏にピッタリな名盤3選

最近めっきり暑いですね。僕は音楽オタクなので暑い時は涼し気な音楽を聴きたくなるんですよね。やっぱり気候と音楽って密接な関係があるので、アメリカ南部だったり、南米やアフリカの音楽ってどこかカラッとした空気感で夏に合うんですよ。

前置きはさておき、さっそく涼し気な音楽を紹介していきます。どのミュージシャンも人気・実力共に兼ね備えています。

Pat Metheny Group『Letter From Home』

世界的ジャズギタリストの名盤。今作はブラジル音楽の要素が特に強く、夏に特に合う作品だと思います。

僕の知人でパット・メセニーの音楽が好きになれない人が言うには、「綺麗な旋律だけど、水みたいで物足りない音楽」らしいです。これは言いえて妙な表現だと思います。パット・メセニーの音楽って物凄く綺麗なんだけど、「薄味」に思えてしまう人が多いんです。実際、大ファンである僕も感じるところではあります。

パット・メセニーの音楽を食べ物で例えるなら、魚介出汁のみの塩ラーメンみたいな音楽だと思います。それが物足りないと思う人も居れば、繊細な味に感動する人も居る…みたいな。ちなみに僕は二郎系からあっさり塩ラーメンまで、ラーメン全般大好きです。誰も聞いてませんね。

そんな事はさておき、パット・メセニーは本当に感動的な音楽を生み出し続ける、歴史に名を残す偉大な作曲家です。全てが超一流。是非聴いてみて下さい。

Wased Out『Purple Noon』

チルウェイヴというジャンルのパイオニアWashed Out。感傷的な美旋律を過剰にエモくせずに、涼しげかつ幻想的な雰囲気でまとめているあたりがさすがに一流だと思います。彼は色んな楽器を演奏できるようなので、各楽器の音色も本当に美しいです。こういう音楽、ボカロ曲やゲーム音楽好きの方にも気に入るんじゃないですかね?

Khruangbin『Mordechai』

タイのファンクから影響を受けた異色のバンドKhruangbin(クルアンビン)。いわゆる「音楽通」しか知らないバンドですし、それだけ聞くとなんかとっつきにくい印象を受けるかもしれません。でも作編曲も演奏も、BGMとしても聴けるし真剣にも聴ける絶妙の力加減で、気楽に聴ける素晴らしい作品です。歌無しの楽曲メインでしたが、今作ではほぼ全曲に歌が導入されています。その歌パートの分量もとにかく絶妙で…。言う事無しの作品です。今回この記事を書いたのもこのバンドを聴きながら「あ、せっかくなら夏に合うアルバムとか紹介しよーっと」と思ったからなんですよね。

余談ですが、もしも「最近洋楽聴いてるんだよね~。レッチリとかレディオヘッドとか知ってるかな?お前は普段何聴いてんの?w」とマウントを取ってくるタイプの友人が居たらこう返しましょう。「最近はクルアンビン聴いてるかな。タイのファンクから影響を受けたアメリカのバンドなんだけど」…と。十中八九その友人は泡を吹いて倒れることでしょう。

僕はアメリカの音楽が大好きなので、今回はアメリカの音楽オンリーになりましたが、機会があればセネガルやジャマイカの音楽も紹介していきたいですね。それでは。

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