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交流会が、死ぬほど苦手。

だからパターン処理でこなしてます。
人見知りな方は使ってみてください。


①1人の人を見つけ「こんにちは」と名刺を出す。

ここは無になります。
「どう思われるかな?」「変じゃないかな?」とか全部無視で、機械的に処理します。

1人の人見つける→「こんにちは」

1人の人見つける→「こんにちは」

1人の人見つける→「こんにちは」

です。

「こんにちは」のあとは、「ご挨拶させてください」が一番今のところ繋ぎがいい。ちょっと口に出してみてください。

「こんにちは。ご挨拶させてください」

どうですか?
スルスル出ますか?
ここだけ事前に練習しておいてください。
大切なのは、無です。ここだけは繊細な感情を一旦後ろに置いといてください。

そして名刺を交換します。


②相手の名刺を真剣に見る。

名刺交換をしたあとは、相手の名刺をものすごく集中して見る。
1文字1文字追うくらい。うまいこと言おうとしなくても大丈夫。真剣に見ていると相手から追加で話してくれる。だからチラっと相手の目を真剣な眼差しで見て(ここは頑張る!)、さらに名刺に目を落とし頷きながら聞く。

相手が社長の場合は、「会社名をカタコトで読む」のもオススメ。
たとえば、『しろし株式会社』の場合、

「し、ろ、し、、、?」

のような形で読むと、大体なんでその名前をつけたのかとか、その名前を今後どうしたいのかとか話してくれる。サービス名とかも同じ。ロゴの意味とかでも。転用可能です。


「所在地トーク」は地理につよい人にはオススメですが、僕のように迷った時「高いビルがあります」とか言う人には向いてない。
そんなときは、仮に行ったことある場所だったりしたとしても、「行ったことあります」というよりも「そのあたりにオススメの場所ありますか?」とか聞くといいです。

観光地とかそういうのだけじゃなく、カフェとか、聖地とかあったりするので、それを話してもらう。

聞きながら「わっ、それ今メモしておいてもいいですか?」とスマホを取り出し、グーグルマップで検索、ブックマークする、などをやるのもいい。

「自分のアピールとかしなくていいの?」

とかあるかもしれないですが、いいです。不要です。
そういうのは得意な人に任せましょう。
それに、人は自分の話を聞いてくれる人が大好きです。
まず聞き切る。すべてはそっから。


③会話が途切れた場合

これ、これが恐怖。
だからテンパらないようにいくつかパターンを持っておくのがおすすめですが、中でも一番使いやすいのが

「誰かと一緒にいらっしゃったんですか?」

というキラーフレーズ。
この質問の何がいいって、私はまだまだあなたに興味津々ですよって態度で示しながら、かつ、1対1という絶対に自分が対応しなかればならない頭フル回転の場からの脱出の一手になってるところです。

ここで

「あ、それでは...」
と解散していたら、あとで「ああ、気を悪くさせてかもしれない。自分がされたら嫌なことをしてしまった。。」とか悔やみます。夜とかもんもんとします。絶対そうなります。よくない。これよくない。


「誰かと一緒にいらっしゃったんですか?」

どうですか?
このフレーズの素晴らしさわかってくれましたか?

僕はこのフレーズを手に入れてから、なんとか交流会でもダメージを最小限にできるようになりました。そのくらいすごいのがこれ。確実にマスターしていきたいところ。

そこからはまたパターン処理(AorB)です。

A.誰かと来ている場合

「よかったら紹介してください」という。これを拒む人に今までで会ったことありません。100%紹介してくれます。ちょっと距離があるところにいる場合には、後ろについていきます。その際、一体感を出します。「僕は今一人で歩いているわけではない。手持ち無沙汰でもない。あくまで、目的のために歩いてるんだ」と思う。

紹介してくれたあとは、「お二人の関係は?」ときく。紹介してくれた人は、絶対に相手の仲間なので(苦手な人をわざわざ紹介しない)、向こうもほっとしてます。その後は勝手に盛り上がってもらう。

「いつ頃からお知り合いなんですか?」
「◯◯さんは、会社ではどんな様子なんですか?」

みたいに、二人の会話が盛り上がるように振る舞う。

この手法の良いところは、後で述べるように、トイレなどに行く際、二人に迷惑がかからないところです。知り合い同士であることから、自分が退席してもそこで次のアクションを何らかやります。だからもう大丈夫。


B. 誰とも来てない場合

恐怖ですよね。でも大丈夫です。安心してください。
そんなときは

「一緒に主催者の方に挨拶に行きましょう」

というキラーフレーズがあります。
主催者じゃなくてもよくて、要は、「あの人」というのが二人共分かる人であれば大丈夫です。たとえば、セッションとかの場合は、登壇者とかモデレーターさんでもいいし、お店の店長さんとかでもいいです。

連れ立って歩くところは、一体感。ここはAの場合と同じ。

主催者の前に来たら

「今日はありがとうございました!」

です。
主催者は、すごく頑張ってこの場を設計してくれてるので、お礼言われたらとても嬉しいものです。だから、3ターンに1回くらいの頻度で「ありがとうございます」と言いましょう。絶対悪いことにならないので。


あと、先ほどまで話して内容を紹介する感じで。

「◯◯さんは、〜にをされていて」

「しろしっていう会社の意味は、古来の色からとってて〜」

と初めに少し話すことで、話題の中心が主催者と先程まで話してた人になります。安心です。

そうすればあとは、主催者の人がうまく回してくれます。
任せましょう。



④「あ、そういえばこのあと予定があったんだった」という顔

ここまでくればもう大丈夫です。
あとは、「うわぁ、そういえばこのあと予定あったんだ」「緊急の連絡かも?」等の顔を作って、何度か頭を下げながらスマホを片手にトイレか外かに行くだけです。お疲れ様でした。

©HUNTER×HUNTER


⑤ ①〜④の繰り返し

あとは、①〜④を繰り返すだけです。

ただし、③Bの「主催者等への挨拶」は1度しか使えないので注意が必要です。でも、思い出してください。
もうあなたには強い味方がいます。そうです。①で話しかけた相手が会場内にいるんです。もうおわかりですね?

会話が途切れて、相手が誰とも来てなかった場合(③B)、

「先程知り合った方をご紹介させてください」

です。
あなたはすでにこのカードを手に入れているんです!

これで①〜④を永遠にループすることができますね。
怖いものなしです。

それに、③Bということは、最初に話した方も一人ぼっちなので、紹介されたらめちゃくちゃ喜ばれます。だから安心して紹介してください。


まとめ

最後に振り返ってみましょう。

①1人の人を見つけ「こんにちは」と名刺を出す。
②相手の名刺を真剣に見る。
③会話が途切れた場合
 A.誰かと来ている場合
 B.誰とも来てない場合
④「あ、そういえばこのあと予定があったんだった」という顔
⑤①〜④の繰り返し

©️菊池正央「人見知りの流儀」(民明書房)より一部抜粋

ですね。
大丈夫そうでしょうか?


「苦手なら行くなよ」

っていうのはその通りといえばその通りなんですが、別に全部が嫌いなわけじゃなく、部分的には好きなものもあるわけですよ。
苦手だからって全部諦めなきゃいけないわけじゃないでしょ、などと思ってます。


ということで、もし万が一僕と交流会で会うことがあった場合は「あ、ほんとにこれやってるんだ」という楽しみ方も是非してみてください。
ネタにしてもらっても大丈夫です。

では、良き交流会ライフを。






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