小説 | 吾輩は猫である。彼女曰く
吾輩は猫である。彼女曰く実家のネコに似ているらしい。
「髪の毛の感じがそっくりです……」だそうだ。
サークルの合宿で仲良くなった僕たちは大学生らしいことを沢山した。BBQ、キャンプ、海水浴、、、キスだってした。
おぼこかった彼女がどんどん綺麗になっていくのは誇らしかった。
ある日突然呼び出された。
「先輩、話があります」
珍しく改まっている様子の彼女。僕の軽口にも曖昧にうなずくだけ。
「どうしたの?」
「……好きな人ができました」
僕たちの関係に、名前はまだない。
こちらの企画に参加させていただきました。
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