noteは無駄。でも音楽だった。

本の凄さを知っている。

「時代の選別を経てないものなんて読むな」は村上春樹の小説だったか。本当にその通りだと古い本ばかり読み漁った。

noteなんて「時代の選別」を得てないものの代表格と言ってもいい。おそらくそのほとんどは10年後誰にも覚えておいてもらえないだろう。もちろん僕のこのエッセイもそうだ。

だから書くけど読まなかった。


ふと深夜、noteをひらく。
誰かの日常が、その人だけの言葉で描かれる。
正直何の中身もない。ご飯がどうした、猫がどうした、天気がどうした。
おそらく僕の人生に何の影響もないだろう。

だけど、読み終わった後ちょっとだけ心が軽くなっているのを知る。

同じ時代に生きてる人がたしかにそこにいること。何かを得るためではなく、ただそれを味わうためにnoteを読む。なんかとても音楽的だった。

役に立つ役に立たないの外で今日も僕たちはnoteを読んでいる。

この記事が参加している募集

noteでよかったこと

ここまで見てくださって...ありがとうございます!! 赤裸々な内容はメンバーシップ(100円/月)に書いてます。初月無料なので覗いてみてください。