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おひとりさまとお金②老後にかかるお金をざっくり把握しよう
こんにちは、くみょんです。
おひとりさまとお金の第二弾です。老後にかかるお金をざっくり把握したいと思います。
第一弾はこちらです。
✅老後にかかるお金を把握することが対策の第一歩
おひとりさま女子の多くが不安視しているのが、「老後、一人でやっていけるのかな」という問題だと思います。また、なんとなく不安だけれど具体的にどうしたらいいのかわからないという方も多くいらっしゃいます。
もちろん、今後結婚することもあるかもしれませんが、とりあえず予定が決まっていないのであれば、「自分ひとり」が生きていけるよう老後に向けた対策を始めるのが良いと思います。
漠然と老後を不安がっていても前に進みませんので、まずは老後にかかるお金を把握してみましょう。これが対策の第一歩です。
✅①老後の生活費を計算する
まずは、老後の生活費を計算します。想像がつきにくい部分もあるかと思いますが、基本的には今の生活費とあまり変わらないと考えましょう。まずは「家計の支出把握」が必要ということです。家計の把握については次回詳しくやりますので、今回は分かりやすく生活費を20万円とします。
また、ここでの「老後」とは65歳以上で考えます。
ちなみに、60歳以上単身無職世帯の平均消費支出は月に約15万円ですので、イメージが付きにくい方はこの数字を利用するといいと思います。(住宅ローンは返済が終わっている前提の数字です。)
合わせて、定年後にかかると想定される費用も考慮します。ここでは、住宅リフォーム代300万円、予備費100万円をプラスします。
老後にかかるお金は、下記の通り試算できます。
月20万円×老後25年(300か月)+リフォーム代300万円+予備費100万円
=6,400万円 …A
かなりインパクトのある数字ですよね。ただ、これは90歳までの数字です。現在女性の90歳時点の生存率は50%を超えていますので、もう少し長い期間で試算しても良いと思います。
✅②老後にもらえるお金を計算する
次に、老後にもらえるお金を計算します。まずは年金ですが、個々の具体的な状況は「ねんきん定期便」で毎年確認するとして、今回は「ざっくり把握」するために下記の数字を用います。
*厚生年金に38年間加入した独身の会社員
(1986年生まれ、平均標準報酬額46万円の場合)
老齢厚生年金 年115万円
老齢基礎年金 年74万円
加えて、退職金がある場合は会社の規定を確認し、その分もプラスします。個人年金、確定拠出年金なども分かる範囲で加味しましょう。
今回のケースは下記のように想定します。(退職金はなし)
年金(年額)189万円×老後25年+個人年金300万円+確定拠出年金500万円
=5,525万円 …B
✅③老後までに自分が貯めるべきお金を確認する
上記のケースですと、老後に貯めるべきお金は下記の金額です。
A老後の生活費6,400万円 - B老後にもらえるお金5,225万円
=老後までに貯めるべきお金 875万円
このケースの方の年齢が40歳だとすれば、25年間で875万円を貯蓄するとなると月々約3万円貯蓄することが必要です。
この金額をどう感じるでしょうか?住宅ローンを返済しながら、自分の生活を楽しみながら貯められる金額でしょうか?
国民年金の方や標準報酬額が低い方、賃貸にずっと住む予定の方、はたまた年金受給年齢が引き上げた場合などかなりの変数が存在します。また、身体の具合が悪くなり「老人ホーム」に入る場合には初期費用が掛かります。自分の数字で試算してみましょう。
なお、生活を少しグレードダウンしたり、65歳を過ぎても月数万円程度収入を得ることができれば、必要額はもっと少なくなります。
老後資金に対するある程度の目安をつけて、次は家計の支出の把握、見直しをしていきましょう。
よろしければサポートお願いします。独立開業に向けて有意義に使わせていただきます。