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着物について思うこと

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和裁の専門学校を出たのに長いこと遠ざかっていた着物とのおつきあい、50代になってぼちぼち復活。
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2023年12月の記事一覧

名古屋帯に紐をつける

名古屋帯に紐をつける

手持ちの名古屋帯は8本。半幅に比べると結ぶのが苦手で、たまに締めるときにはいつも四苦八苦、汗だくになるのがイヤでますます出番が遠のく……

作り帯にしてラクしよう、といろいろ調べて、2箇所に紐をつけてしまえばいいとわかり、さっそく紐を縫ってつけましたとさ。

これでお出かけがもっと楽しくなるはず! 昨シーズンは1度も着る機会がなかったから、今シーズンはたくさん着れるといいな〜

ガッカリ…からの、仕立て変え

ガッカリ…からの、仕立て変え

先日まとめてお手入れ依頼に持ち込んだもののうち、状態が悪くてシミ抜きができなかった色無地。母のお気に入りだっただけに出番も多かったのか、汚れもそれなりで……

気を取り直して洗い張りだけしたあと、シミのところをよけて何ができるか考えた結果、長羽織に仕立てかえることにしました。長羽織、持ってないのよね。

とはいえ超がつくほどの暑がりな私、迷うことなく単衣にしましたよ。

薄物でもないのに単衣なんて

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これで裁断がはかどるのです

これで裁断がはかどるのです

「買ってよかったもの」のタグにぴったりのものを先日手に入れました。

久しぶりに和裁を再開してしばらくはさらしで下着をあれこれ作ってました。このまえ、傷みの酷い色無地を羽織に仕立て変えようと思い立って始めてみたら、思わぬところで躓いたのです。

反物を裁つときは横糸を一本抜いて、それを目印に鋏を入れます。が、布の色が薄いせいか糸が細いせいか、いくら目を凝らしても全然見えない😢
そこでまずはスマホ

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ウールの着物

ウールの着物

専門学校時代に作った広幅洋服地のウール着物。ミシンで着物の形に仕立ててからフランス刺繍で柄付けしたもの。

家でゴロゴロするような日の着物としてウールは大好きなんだけど、手持ちのは数も限られていて、自作のと母のお下がりと合わせても3枚くらい? 私の行動範囲圏内ではリサイクルものでもほとんど手に入らないしな~と思っていたら、思い出しましたよ、もう1枚あったことを。それがこの洋服地のウール着物。

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残り物からなんちゃって半襦袢

残り物からなんちゃって半襦袢

学生の時に縫った木綿の袷長着。
木綿の手ざわりがよく、意外に暖かいので気に入っていた。

が、それは実家にいた頃の話。
いま住んでるマンションは実家とは比べ物にならないほど気密性が高く、日当たりもいい。そして温暖化である。
いくら木綿は簡単に洗えるとはいえ、家事労働で汗だくになんかなりたくない。

で、単衣に仕立て直したのが一昨年。表地はそうしてまた部屋着として楽しめるようになった。残されたのは裏

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