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沖縄料理の調味料: キホンのキは 「塩と味噌」 〜味噌編

「味噌と塩はやーぬぬーし(家の主)」

そんな言葉もあるくらい大切に扱われてきた、味噌と塩。
私の記憶にはないのだけれど、かつては沖縄の各家庭で「手前味噌」が作られていたのだとか。

島によって・地域によって、こうじにする素材も様々。(麦、そら豆、えんどう豆、米…etc)
沖縄の地理的広がりを感じます。

味噌を使った料理は多い

味噌汁、ンブシー(味噌蒸し煮、炒め煮)、酢味噌和え、アンダンスー(肉味噌)、お餅…
料理によって、赤・白・中辛味噌を使い分けます。
お馴染みの琉球料理「ラフテー」にも味噌仕立てバージョンがあるのをご存知ですか??

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夏の盛りには「ナーベーラーンブシー」(ヘチマの味噌煮)が定番です。
水分たっぷりのヘチマで体を潤し、汗とともに流れ出やすいミネラル分(ナトリウム・カリウム・マグネシウム等)を味噌で補給。
豆腐や豚肉も入って栄養価も高く、とっても理にかなった組み合わせです。

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「具沢山味噌汁」で一汁一菜、時短と栄養補完!

おうちで手早く作れてヌチグスイ(命の薬)なおすすめメニューは「具沢山味噌汁」。
主菜であり汁物、一碗で栄養もしっかり摂れる、昔ながらの家庭料理です。

作り方はいたってシンプル。
冷蔵庫にある素材を何でも入れて、冷蔵庫整理を。
我が家ではトマトを入れた味噌汁も人気です。

だし汁に具材と味噌の半量を加えて暫くコトコト。
柔らかく煮えたら、残りの味噌を加えて完成です。

□ 味噌味の汁で軽く煮ることで、具材にも味がしみます。
□ 豆腐や卵を入れれば、食べ応えも栄養価もUPします。

野菜からもだしが出るし、具材を沢山入れれば水だけで煮てもOK。
お肉や魚介系を入れれば うま味増し増し、更にGOODです。

↓ 冷凍つみれを入れてみました ↓

発酵食品のチカラで体をいたわる。
具沢山で、栄養たっぷり。
一椀完結で時短に。

具材は気負うことなく、何でも。
派手さもオシャレさもないけれど、味噌が丸っと味をまとめてくれて、安心感のある美味しさに仕上がることと思います。

味噌はお好みのものを。
気分で変えてみると、食べ飽きなくていいですね。
寒い季節には白味噌を足し、こっくりとしたお汁を、私は飲みたくなります。

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沖縄の食堂には、大きな丼で登場する具沢山味噌汁がメインの「味噌汁定食」 というメニューも。
沖縄に行かれる際は、ぜひトライしてみてください。

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