コテンラジオ深井さんの主張している歴史の再現性が腹落ちした

コテンラジオのパーソナリティである深井龍之介さんが、教育の歴史の最終回で喋っていた歴史には再現性があるということを具体例を交えて理解した。
自分が真っ先に思いついたのが、テクノロジー(技術)の進歩により、元々既得権益を持っていた人たちが強硬に反対するという現象である。
読者の皆さんは、バブル崩壊期以降のオールドメディアが電子化などに送れたことを思い浮かべたかもしれない。だがこれは、産業革命期のイギリスでの打ちこわし運動であったり、活版印刷術が普及することで写本職人たちが職を失うことを恐れて技術の導入に反対する例である。
彼らは、愚かなのではない。そういった環境に置かれれば誰しもがそのような行動を取る可能性があるのだ。
また、気候の変動や不作が続いた場合、権力が揺らぐとというのも再現性がありそうだ。フランス革命や唐王朝の末期、日本では江戸時代末期に飢饉が起きたことも思い出される。
それと、これはまだ確信は持てていないが、改革勢力は必ず主流の派閥の異端ないしは正統派から出るというのもありそうである。ルターは熱心に聖書を読み、実際に行われている運営とかけ離れた現状を批判した。決して、カトリック教会の外部から改革勢力がやってきたわけではない。清王朝の洋務運動や戊戌の政変も科挙に受かった改革派閥の官僚が国家の危機を案じて行っている。
他には、技術の発展に上手く乗れた人間が莫大な富を築きがちというのもありそうである。ラジオ、電信、テレビ、インターネット、どれも物理的な距離を超えたコミュニケーションを可能にしている点で同じでありそれら技術の普及に便乗した人間が財産を築いている。
また気づいたら書いていきたい。


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