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市民農園:雑草対策三か条

 退職後、始めた市民農園での野菜作り。悩ましい雑草取りの手間を減らす
方法を見つけた。

その一 真面目に雑草取りしない

 雑草が生い茂る夏。暑さの中、雑草のない他の区画を見ながら同様に綺麗
にしたいと思うと、気が重い。それに、その日一日で終わらせようと思うと
なおさらだ。
 だから、少しばかり雑草が残る取り方でも気にしないことにしている。そ
して、嫌になったら次回に雑草取りを回すことにしている。

 真面目に雑草取りをしていないので、「雑草と戦っている」という気持ち
は湧きにくい。

 退職しているからこそ、自由に雑草取りする日を選べる。在職していると
難しいと思う。

 夏は少なくとも週一回は畑に通う。雑草の成長が早いのと、野菜の適切な
収穫時期を逃さないためである。

その二 雑草は小さいうちに

 これが一番重要だろう。雑草は小さいうちに処理することだ。生い茂って
からだと作業量が増えてしまってかなり大変だ。

 小さな雑草は、引き抜く。根の張ったイネ科の雑草は、鋸鎌で成長点の下
を切る。成長点は土壌表面にある。根は残るが、こうすることで土壌が硬く
しまるのを防げると思っているからだ。

 ちなみに、普通の鎌を使わないのは、その薄い刃がすぐダメになるからだ
。成長点の下を切ろうとすると、刃で土をかくことになる。成長点が土壌か
ら上にある雑草だけを刈るのであれば、刃の薄い鎌でも問題ないと思う。道
具の適性を見極めるのが重要だ。

その三 雑草は草マルチにする

 刈り取ったり引き抜いた雑草は、野菜の根元に敷き詰めておく。黒いプラ
スチックのシートの効果に近いが、土に光が届かないようにすることで、雑
草を抑制できる。また、土壌の乾燥をある程度防止してくれる。

 周りを観ると、黒色のシートによるマルチを利用している区画が多い。そ
れに、マルチをかけていない部分には雑草が全くない。
 一部の区画では、雑草を敷いて乾燥させていることがある。草マルチは、
これをまねて、余り盛らないように気をつけている。

 処理しきれない雑草は穴を掘って埋めている。30センチ以上深い穴に雑草
を埋めれば、芽は出てこないと聞いたことがあるのでなるべく深い穴を掘っ
ている。真偽のほどは不明なのだが。

最後に

 雑草対策として、雑草を残して刈る「高刈り」という方法があるようだ。
周りの区画の多くは雑草一つないので、この方法を試すのには躊躇している

 市民農園の他に民間農園がある。雑草に対する考え方は農園によって違う
と思う。農園によっては除草剤を使用することもあるかもしれない。雑草を
自然の一部として共存させる方法をとっている所もある。

 この記事では、市民農園で雑草と「戦わない」私の個人的な対処法を書い
た。私にとってこれが現状、最善と思っている。

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