徒然雲 スキーがスキだったはなし
18度って・・・2月よ。
本当にどうにかなってしまった日本?地球の気象状況
1、2月といえば一年で一番寒いはずではない?
春の気配を感じずつも、まだまだ冬だったはず。
そして山は真っ白に覆われ・・・
昨日、Youtubeを見ていたらJRのCMが流れ・・・思い出した。
また昔話です。
ん10年前、大学生になった時にヨット(ディンギー)をやりたくて、他大学のサークルに加入。
ハマりにハマって、海に通って真っ黒になってやっていた。
でも、かなりゆるいサークルでテニスもやり、冬はスキー好きが集まり滑りに行くような、当時のよくあるタイプね。
一年生の冬、先輩に誘われスキーに行ったのだが、過去に一度親戚と福島の山で滑ったぐらいの経験だったので、えらい目にあった。
でも、スキー、これ好きかも!とひらめいてしまった。
上手く滑れなかった悔しさもあるが、それ以上にあのスピード感がたまらなく好きになり上手くなりたい!
バイトしては安いバスツアーを探してはせっせと山に通うのだが、
これでは上手くなるのに時間もお金もかかりすぎる!と考えたワタシは、2年生の冬から住み込みのバイトをする事にしたのである。
たまたま、そんなことを言ったら同級生の友人で一緒に行くメンバーが4人集まった。
当時、スキーが大人気だった。
ゲレンデではユーミンのスキー天国サーフ天国やZOOのChoo Choo TRAINが流れていた。
そしてJRのCMがこれまた行きたくなるような、いい映像を作っていたのです。
信州、上越、東北、とにかく滑る山がたくさんあり、様々なツアー企画があった。
スキー人口も相当あった時代。ペンションやリゾートホテルも山ほど運営され、
バイトの募集(もちろんフロムAやなんかで)もたくさんあった記憶。
そんな中、どういう経緯だったかは覚えてないが、4人で籠ることになったのが
群馬県の尾瀬岩鞍スキーリゾート。
行ったことはないし、聞いたこともなかった。
ほんと、どうしてここになったか覚えてないな〜
尾瀬岩鞍スキーリゾートが運営するスキー場内の仕事だった。
一年目は契約旅館の部屋に寝泊まりし、次のシーズンからはゲレンデ直結の専用の寮が出来た。
そう、それから毎シーズン行ったのです笑
仕事はゲレンデ内のカフェやレストランスタッフ。4人の仲間は二人ずつ別れての配属になった。
ワタシともう一人が働くことになったカフェテリアは、ファミリーコースのもう一つ上の中、上級コースの途中にあった。
行きはリフトで上がり、帰りは滑って帰るのだが・・・
これが目の前の帰り道がなかなかの急斜面、後になればそうでもないが行ったばかりの時は直角に見え相当の試練だった。
ここを滑らないと帰れない・・・パートのおばちゃんたちはリフトで帰っていたが。滑るために来たのだ、とアザだらけになり転がって帰ってきていた笑
休み時間にも滑ることも出来たが、着替えたりするのが面倒でもっぱら仕事が終わってからのナイター滑走。
ガリガリのアイスバーンで、しかも猛烈に寒い中夜な夜な滑っていた。
若かった。
従業員はバッジでリフトとゴンドラは乗り放題、滑り放題、まさしくスキー天国!
群馬の山は上州のからっ風で有名で、乾燥した良い雪質が通好みなスキー場であることが行ってわかり、かなり渋いがいいスキー場だった。
苗場や白馬や湯沢などが華やかに盛り上がっている中、派手さもなくある意味スキーに集中できるのもよかったかも笑
我々と同じように各地から集まってきたものと、地元の人も働いていて面白かった。飲み会は地元のスナック。夜中軽井沢までみんなでドライブに行ったり・・・
最後の年は、ニュージーランドからの学生バイトも来ていて、仲良くなり一緒に春スキーを楽しんだ思い出も。
その中の一人の女の子は、数年後に日本人と結婚したと連絡くれたこともあった。
バイト最終の日に十数人でトレイン(連なって)で山を下り、最後ストックで拍手で滑り納めするのが好きだった。
毎日の中級斜面とガリガリナイターと休日のスキー三昧。
かなり上達して満足の冬と春のバイト、そうお金も使うこともなく貯まるわけで
当初の悩みが解消された。そのバイト代は夏の旅行費用になり一石二鳥。
そんなスキーも卒業と同時に遠のいていった。
社会人になってからは、なかなか時間が作れなくなったり別に夢中になることが出来たりと。
でもあの時とことんハマり、山にこもってよかったなぁとたまに思い出す。
数年前、急にまたスキーをやろう!と思いかけたことがあった。
たまたま通った横浜の関内にある石井スポーツで板を見てびっくり!
スノーボードが主流の中、スキー板も健在だが形状がだいぶ変わっていた。
短い!
お店の方が親切にいろいろ説明してくださった。
そうか・・・今はこんななのね。
結局再開することなく奈良に越してきたので、ますますスキーは遠のいたのでした。
昨日のJR SKISKIのCMを観て思い出した、懐かしいスキー三昧の日々。
ワタシをスキーに連れって・・・なんてことは言いません
連れて行こうか、スキー天国へ♪
思い出話にお付き合いいただきありがとうございました!
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