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徒然雲 『インドのヒンドゥー世界』豪華絢爛喜怒哀楽摩訶不思議インドの神様 

先日の『石上神社』の前に、調べたバスの時間まで時間があったので
ちょうど行きたかった『インドのヒンドゥー世界』を「天理参考館」を見学。

「参考館」は一度チケットをいただいたことがあり、一度見学したことがあります。
ここの常設展の立派さに驚いた記憶が。
またゆっくり観たいと思っていたところ。
近鉄の駅内に貼ってあるこの黄色いポスターが気になっていたのでした。

天理駅から長い商店街を抜けると、天理教のなんていうんでしょう
本殿?
そんな感じの立派な建物が左手に出て、その正面に天理大学やらの建物が並びます。
その一つの建物に「天理参考館」があります。



この天理の町並みを初めて見たとき、ちょっとどこの国とも思えない
不思議な光景(建物群)に驚きました。


天理大学


布留川


まさしく天理教タウンです。

宗教的なことはよくわからないので言及を避けますが
奈良に来て、知人友人に天理教信者の方と知り合いましたが、みなさんいい方ね。


その天理大学の所蔵品を展示しているのが「天理参考館」

その企画展が『インドのヒンドゥー世界』です。

3階の小さな2部屋で開催でした。

まず感想としては、うーーーーん〜てな感じです。
残念ながら、この展示企画ではのヒンドゥー世界、ヒンドゥー教のことは
ほんの少ししかわかりません。
とっかかりの入り口の前の玄関先ぐらいかな。

おかげで帰っての復習が大変でした笑

それでも理解しきれないヒンドゥーの世界、宗教です。


サラスヴァティ神
サラスヴァティ神


今回の展示で一番のお気に入りは、このサラスヴァティ神。
なんともグラマラスでゴージャスな女神様です。
この方は日本に来て、弁財天となった神様。

弁財天といえば七福神。
ワタシはよく知らなかったのですが
世間では周知なようで、七福神は惠比須様以外はみなさん海外勢。
ヒンドゥー教からはシヴァ神が大黒天、ウベーラ神が毘沙門天。

このシヴァ神というのがまた興味深い破天荒かつワイルドな神様。
神話の話は、まあ激しい激しい。。。
見た目もワイルドです。
お肌は青、本来は浅黒いそうですが、ヒンドゥー教では不浄の色とされているので
神には相応しくないということで、青で表現されているそうです。

このシヴァ神の出立ちで思い浮かんだのが。。。
金峯山寺の大権現様!
あのお三方、全身青くジャラジャラした装飾品に鋭い目つき
そして何よりも虎のパンツを履いていらっしゃいます。
あの虎のパンツを御開帳の時に見て衝撃的でした!
でもこのシヴァ神の絵を見ると、まさしく同じです。
勝手に納得。


あともうひと方、

ハヌマーン

インドの叙事詩『ラーマーヤナ』の主人公ラーマ王子を助ける
お供のお猿の将軍がハヌマーンですって。
こちらは「桃太郎」の話に共通するようで、この辺りの神話が日本風になったといえそうです。

なんとも個性豊かな神様や神話の登場人物?動物?ですが
華やかで表情豊か
でも神話の内容はなかなかエグかったりするのに
なんだか楽しそうに見えてしまうのはなぜ?


ここずっと日本の寺社仏閣や遺跡を巡っていますが
こうして他国の歴史や文化を復習すると、
日本のルーツになるようなものも多々あり
あーここに繋がるのか!などの新たな学びが面白いですね。


インドそのものは、実は昔からかなり興味はある国と文化でして、
特にインドのテキスタイル(インド更紗)は、海外の染織では一番好きです。
一度見に行きたいと思っていましたが、なかなか難しいところ。
ご縁があればいつかきっとチャンスがあると。。。


ということで小さな企画展ではありますが
大きな学びのきっかけになるかな。

そしてこの「参考館」の常設展をぜひじっくり見学するのをお勧めします!

1階 世界の生活文化
2階 世界の生活文化


3階 世界の考古美術



特に3階の考古美術、日本への文化の伝来の流れが見えるような
見応えがあります。




久々に上野の国立博物館に行きたくなった。。。


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