あをによし やまとの磐と 水と神 【石上神社】【桃尾の滝】 奈良歩き
以前の『山辺の道』の投稿の際に、『石上神宮』を復習してると出てきた神社が どうしても気になり確認しに訪れました。
天理市の『石上神社』
本日は近鉄天理駅からスタート。
まずは『天理参考館』に寄り道。それは次の記事にします。
そして、向かう神社は『桃尾の滝』と同じ場所にあり、
実は一度訪れたことがある場所。
その際の目的は『大国見山』を登ることが目的で山に登って降りて、
滝に感動したというものでした。
確かに、滝に向かう途中の右手にそれらしきものを見た記憶が、
でもなんの標識もないのでスルーしていた。
前回は天理駅から全て歩きましたが、今回は山も登らないのに楽をして
バスに乗ることに。
この猛暑の中、自己責任負いかねるのでね。
一日4本のコミュニティバス。予定時刻過ぎても現れず、焦って時刻表3度見。
合ってる。
現れたバスには地元の方が数人。途中で降りたおじいちゃん、
降りるのに5分ほど要し。。。なるほど、こういうことだったのね(笑)
目的のバス停まで、駅からだと4〜5㌔ほどかな。
ここから川に沿って山に向かって歩くこと数分で、脇道のようなY字路の右側が『石上神社』の参道。
車で上がっていくと、きっと気がつかないかもしれないほど目立ちません。
ワタシも「これだったのね!」という感じです。
なるほど、ここね。
調べていてなぜ気になったかというと、何かの記事で『石上神宮』の元社が『石上神社』ということ。
ただ、正式な情報としてはどこにも記載がなく、一体なんなんだ?
実際の神社に由緒の記載されたものもなく、詳細はやはり不明。
御祭神 石上大神
布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)」「布留御魂大神(ふるのみたまのおおかみ)」「布都斯魂大神(ふつしみたまのおおかみ)」の3柱で総じて「石上大神」とも呼ばれるとのこと。
磐座信仰の聖地であったとも。
確かにたくさんの大小の石がゴロゴロしていて、苔に覆われて柔らかい姿になっていますが、元はもっと厳ついものだったのでしょうか?
岩に対する神秘的な信仰は、これ世界共通ですね。
この神社のある場所は、竜福寺という明治に廃絶してますが、最盛期には16坊を有した巨大な寺院であったと。
その竜福寺山内絵図には、「平大明神」として石上神社の現在地に小社が描かれている。
こちらも歴史的に色々な変遷があり今に至るわけですが、
シンプルに、ワタシはこちらの神社の方(石上神宮より)に神秘的な何かを感じます。
すぐ奥にある桃尾の滝や布留川からの清らかな水の流れと、
山の存在感が強いのかな。
独特な空気感。
スピリチュアルな感覚ゼロのワタクシで大層なことは言えませんが、
直感的な感覚ですね。
落ち着く感覚ではなく、ザワザワする感覚や気配が、ある場所で起きます。
最近だと圓教寺の奥の院、そしてここも同じ感じを受けました。
川を渡って道を進むと登山口
その横に『桃尾の滝』
ここは初めて訪れた時に、とても気持ちのいいところで感動しました。
大国見山から下山して、しばらくこの滝の前でぼーっとしていた記憶が。
いいベンチが滝の目の前にあるのです。
夏休みに入ったので、ちびっ子がキャーキャーいいながら遊んでいました。
かと思うと、滝行の装束で修行を終えた女性がいたり。
あのキャーキャーの中での修行。。。それもある意味修行ですわ。
この滝は滝壺がなく、落ちた水が下の石にあたり川に流れていくので
滝の下で水に足をつけることができます。
真下で受ける水飛沫、気持ちがいい!
信仰と観光スポット。
また静かな季節にね。
帰りは下りなので歩いて駅まで。
西日を正面に受けながらてくてく歩きました。
石上神宮近くのコンビニで一休み(駅まであと2㌔ぐらい)
最近よく飲むコーヒー、豆が挽かれて抽出されるやつ、普通に美味しい(安いし)。
今回の『石上神社』資料や記録がほぼなく、わかったようなわからないようなの復習でした。
実際に感じたことで十分かなと。
その『石上神社』の写真で、一枚だけどうしてもアップロードできないものがあり
何度やってもできず。。。
これは神様的にNGかなと諦めました。
にしてもどの辺がNGだったのかしら。。。?
いただいたサポートは古道活動に使わせていただき、歩いた記録をお伝えしたいと思っております。よろしければよろしくお願いいたします。