見出し画像

夢日記「うちあげ」2022/7/23

いつも夢に現れる街のデパートで働いている。楽しそうだ。今日は部門のうちあげ。デパート内にあるライブハウスに行く。僕は頻尿なので入り口近くの狭い席に座ろうとしている。それにしても狭い。

上司か先輩かはわからないが泉ピン子さんのような中年女性に裏に呼ばれて「女を引っかけるなら、今、セールで忙しい部門の女を狙いなさい」と言う。ピン子さんには他に目的がありそうで不安になる。

目が覚める。

若い頃に働いていた二子玉川と池袋のデパートでの記憶が夢に現れるのかもしれない。

…………………

夢日記をつけていた作家は多いようだ。読書嫌いな僕が知っているだけでも夏目漱石の「夢十夜」(まったくの創作であって、漱石が見た夢ではないかもしれないが)、「死の棘」の島尾敏雄の「夢日記」があるし、僕が知らないだけで、もっとたくさんの作家が夢日記をつけているかもしれない。

漱石の弟子である内田百閒の作品「冥土」と「旅順入城式」は、ほとんどが夢を描いたような幻想小説だ。特に「件(くだん)」は、今でも多くの幻想小説アンソロジーに収録される。

夢日記をつけるということは作家を志す人には「発想力の向上」につながると言われる。創作アイディアのネタにつながると言うのだ。

しかし、僕のような作家でも何でもない一般の人にとっては「夢日記をつけていると夢と現実の区別がつかなくなる」と、一種の精神障害を起すと言う負の意見もある。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?