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韓国映画「食われる家族」

連続で韓国映画の感想書いてます。申し訳ない。

韓国の小説「アーモンド」の著者ソン・ウォンピョンが監督・脚本を手がけたサスペンススリラーです。タイトルにつられて観ちゃいました。

妻を轢き逃げ事件で亡くしたソジン(キム・ムヨル)は、一人娘を連れて両親と実家に暮らしていますが、そこに幼い頃に行方不明になった妹が見つかったという連絡が入ります。DNA鑑定でもユジン(ソン・ジヒョ)が実の妹だと証明されていますが、ソジンはユジンに違和感を覚えます。そこで家政婦にユジンを探ってくれと頼むのですが、家政婦は失踪してしまいます。

その後、ユジンが連れてきた若い夫婦がやって来て、家政婦として住み込みで働くことになります。それから徐々に両親と一人娘はユジンを信頼しはじめ、ソジンだけが蚊帳の外のような立場に追い込まれてしまいます。

こうなると、家族との違和感は「シックスセンス」や「アザーズ」のようにソジンが実は幽霊であるとか、家を乗っ取ったサイコパスであるとか意外な結末の方に意識が傾いちゃうのだけれど、残念ながらオーソドックスな方向に突っ走っていくのです。それでも面白くする可能性はあっただろうと思われます。イヤな現実主義…それが残念です。

韓国純文学者が脚本を書き監督まで務めるとなれば、こういう展開になるのも無理はないですね。だから…つまらないですね。

韓国ってこういうパターンが好きですね。人が目的をもって死ぬことが潔いとか感動に結びつくとかいうね。そういうの僕は嫌いですからね。


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