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「土石流」

熱海で規模の大きな土石流が発生して80世帯ほどの家屋が破壊されて流されました。

地元(千葉県)でも、昨夜から一晩中「連続でバケツをひっくり返した」ような雨が降っていました。何度も市の災害放送が流れていましたが、雨音で聞こえませんでした。幸いにも地元のハザードマップ地域から離れているので被害はありませんでしたが、地元の谷になった地域はいくつかありますから心配です。

Wikipedia「土砂災害」を見ると、「地表の斜面を構成する岩石や土砂は常に重力を受けており、それが何らかの要因によって不安定になると、重力によって下方へ移動する。下方移動には、落石、地すべり、崩壊、流砂、土石流などいくつかの種類がある」と書いてあります。要するに斜面に建った家とか斜面の下に建った家というのは危険なのです。ましてやその斜面に川や沢が流れているとすれば非常に危険なのです。

危険な場所というのは、国や各自治体が公表しているハザードマップを参照すればすぐにわかります。

ハザードマップの危険地域にある住宅は常に危機意識を持って生活する必要があります。そこに住んでいる方々には大変申し訳ないのですが、危険地域から転居するのも一考だと思います。

僕ならば海岸沿い、川沿い、谷間、埋め立て地には住みません。

そこは先祖代々の土地と建物だった、苦労して貯金してやっと自分の家を建てた。しかも、そこで長く商売をして、地元や多くの観光客に受け入れられてきた。しかし、そこは災害に脆弱な土地であった…とすれば、災害保険に加入していたとしても、財産だけでなく一番大切な命までも灰燼に帰すことがないうちに、少しでも安全な土地に転居するというのが最善の方法だと思います。

将来的には地球温暖化によって、さらに水害の可能性が高まっています。今後も線状降水帯による集中豪雨や多発する大型台風などに対応するために常日頃からハザードマップを参照して、災害の危険から、ご自身だけでなくご家族の身を守りましょう。



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