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Kindle配信作の話とか今後の予定とか
キンドル・ダイレクト・パブリッシングに『春の王子と冬の精霊』を配信してから、早くも2週間。
この間、いろんな方にお読みいただけたようでとても嬉しいです。
ありがとうございます。
(※R18作品です。未成年の方はクリックしないでね💦)
裏話とか
このお話は紆余曲折あったというか、Kindleに配信するまで曲がりくねった経路をたどってきた作品でして、その分作者としても思い入れが強いです。
また、南雲のライチョウ好きの元となった作品でもあります。もふもふ。
今回の個人出版にあたり、本作には改めて加筆・改稿・校正・表紙絵を加えています。
特にライチョウの描写については、まだライチョウをよく知らなかった頃に書いていたのもあり、間違った記述がたくさんあったのでけっこう手を入れました。
さて、改めてキャラクターを見返してみると、攻め・フェルナンドのなんと若いこと。
なんだかんだで十八歳のフレッシュかつ欲旺盛の攻めくんですから、
据え膳食わねば男の恥だし、一目惚れ相手にのぼせ上がるし、空回りするし、失敗するし、受けに熱中して周りが見えなくなるし、自分の立場の板挟みに耐えられなくなるし……と、間違えに間違えまくって、なんとかその失敗を返上しようと東奔西走します。
とてもではないですがスパダリには程遠い存在です。
同時に、ある意味自作品で最も人間らしい攻めだったかもしれません。
また、書き下ろし番外編は攻めの側仕え・エルキントン視点の話を追加しました。
このエルキントンが自分でも気に入っているキャラクターで、有料添削の編集様や表紙絵を描いていただいた楼さまにも、雑談やご感想で名前を上げていただきました。
私が話を書く時、どうしても脇役キャラクターに感情移入してしまう性格でして、
初稿以前のゼロ稿とも言うべき段階でエルキントンが攻めだと間違えられたのは、今となってはいい思い出です。
(いやホントはBLの話運びとしてぜんぜんよくないんですが(笑))
私、アニメのエンドロールの登場人物や声優の紹介とかで、上から4、5番目くらいに列記されるキャラクターが好きだったりします。
エルキントンもまさにそこに当てはまるレギュラーキャラクターで、ずっと前から彼視点の話を書きたいと思っていました。
今回、その構想が2年越しに叶って嬉しい限りです。
反省点もいっぱいありますが、作中のキャラクター全員を大好きになるような思い入れのある作品に、一つの区切りをつけることができてよかったと思います。
今後のこと
この記事を書いているときは、2024年の下半期がちょうど始まった頃です。
過去2年のBL執筆や公募などで頂いた講評・Kindleレビューなどを纏めてみて、下半期の執筆スケジュールや書き物の方向性も徐々に定まってきました。
(講評やレビューを受けてのフィードバック作業、落とし所の塩梅が難しいのなんのって……笑)
下半期は、上半期に休んでいたR18BL新作投稿は引き続きお休みし、
全年齢BL(BR=ボーイズロマンス)の執筆と、それらの作品を出せる公募への投稿活動に注力することにしました。
今まで培ってきた経験値を引き継ぎつつ、作品のターゲット年齢を引き下げる形です。
ここ数年で急速にボーイズラブが若めの読者層、動画配信・地上波TV視聴層にも浸透しつつありますが、
まだまだ全年齢BL・濡れ場が物語の構造上必要ないボーイズライフ系の小説は、ブルーオーシャン(新しい市場)な気がしています。
上記のカテゴリーにマッチする公募もまだ少ない状況なので、そちらを開拓するのに力を入れよう!という目論見です。
今は五里霧中の試行錯誤状態で、一作を書くにもものすごく時間がかかっています。
公募予定先のジャンルも統一性がなく不安ではありますが、難しいことに挑んでいるんだな、と思うことにして、ゆっくりじっくりやっていこうと思います。
しばらく無料投稿サイトへの作品アップができない日も続くと思いますが、
将来的に、何かしら成果を発表できる日が来てくれはずです。タブンネ。
2024年下半期も、一緒に頑張ってまいりましょう。
◇Kindle著者ページ
◇booth
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