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興味がある作家の短編集を読むとしたらどんな編集がいい?

一部の人には興味深いアンケート結果が出ました!
ばばん!

正直、この結果は想定外でした!

なぜこんなアンケートをしたかというと、今はとにかく書けそうなものから書いていこう!と思っていまして、ネタ帳をじゅんぐり見て回って、いくつかピンときたものを書く、となったところまではいいのですが、私はとにかく書きたいものを書くスタイルなので、ジャンルがバラバラなのですね。

今回書こうと思ったいくつかのネタも、見事に何の関連性もなく。ってことは、何かしら関連したものを書いて1冊にまとめようと思っても、なかなか揃わないじゃないですかこれ、って感じで。

それならばいっそ、ジャンルバラバラで出してみようか、と思ったまではいいのですが、そこで、読む側からして、そんな一貫性のない短編集は「あり」なのだろうかと、ふと疑問が湧いたのです。

なんとなく商業誌は、ジャンルが揃っていたり、オムニバス形式だったりするものが多いような気がして、ちょっと不安になったのですね。

ならば問うてみよう!

変に投票期間を1週間にしちゃったもんですから、まぁ後半はじれったかったですね!
実は、ほぼほぼ、行き渡ったかなってところの途中経過で、【ジャンル混ぜこぜ】が50%くらいだったんですよ。
もうその時には「よし!ジャンルバラバラの短編集を出そう!」と心に決め、少しずつ書き始めちゃいました。

その後の投票で、だいぶ差がなくなってきましたが、それでも、私の予想では【テーマが決まっているもの】が一番になるだろうと思っていたので、それが最下位というこの結果は驚きでした。

ということで、アンケートに背中も押してもらえたので、次回作は短編集になると思います。
その執筆中に、途中で止まってしまっていた『今度君に逢えたら2』のプロットをこねこねしたいと思います。

もし書けたらですが、この短編集の中に、以前記事にもした『記憶の森の魔女 リライト版』を入れたいなぁとぼんやり思っています。

注:この記事は、2019年05月24日のオキラクニッキを再編集したものです

……というわけで、ここまでがオキラクニッキで書いた記事。
このあと、初の短編集『おもちゃの指輪が絆ぐ時』を出版したわけですが、書いている間になんとなくテーマが固まってきて、ジャンルバラバラだったはずが、"家族" "記憶" がテーマとなった短編集になりました。

ちょっと雰囲気違うお話は、お世話になってる編集の仁さんからボツをくらってしまったし、改稿を繰り返し最終的に初稿の頃とだいぶ違う話となった収録済みの『偽りの幸せ』とか、もしかしたらもう少しジャンルがバラけた可能性もあったのですが、同時期に書いていると、どうもその時の思考が影響するのか、いつの間にか心の奥底にあるテーマに沿って書いていたようです。自分でも気づかないうちに。

というわけで、アンケート結果を参考にせず出版するかたちになってしまいましたが、この結果は今後の執筆に活かしたいと思います。


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