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小説には《ふりがな》が必要だと思った理由

KDP界の盲点に君臨することが夢のクミタです。こんにちは!

私が書く小説は、感想の中に「読みやすい」というお言葉をいただくことが多いです。私自身、リーダビリティにはとても神経を使っていて、ストーリー構成と同じくらい大切に思っています。
例えば小学校高学年くらいの年齢であれば、難なく読めるようにしているつもりです。子どもから大人まで楽しめて、読書が好きになるきっかけとなるような本を目指しています。
(あっ。最新作の短編集は、ちょっと重いお話ですけどね!汗)

今でこそ、こうして胸を張って言えますが、この「読みやすい」という感想をいただいた時、とても嬉しかったけれど、同時に、素人っぽいと言われているような気がして、自分の文体には魅力がないのかなと落ち込んだ時もありました。(実際プロではないし、小説を書き始めてからまだ日が浅いので当たり前なのだけれど)

でも、「読みやすさ」というのは、小説を書く上での立派な武器であると言ってもらってからは、胸を張って、私の小説の売りは「読みやすさ」です、と言えるようになりました。

気をつけていることは、
・読んだ時の文章の流れ、リズム
・句読点の配置
・適度に漢字を開いて、漢字・ひらがな・カタカナのバランスを大切にする
・少しでも難しいと感じた言葉にはふりがなを振る
・読みで意味が変わる漢字にもふりがなを振る
・適度に改行を入れる

読んだ時に少しでも引っかかる何かを感じたら、別の表現を使ったりして、気持ちよくスムーズに読めるまで直します。この、引っかかる何か、というのは完全に自分基準の曖昧なものなんですけどね。

そして今回のタイトルにもなっているふりがななんですけど。
これは過去の私の読書体験からきているもので。

小さいころ本を読んでいる時、読めない漢字が出てくると、その見た目から心の中で自分流に適当に言葉を当てはめ読み進めていました。読めない漢字は思い切りよくすっ飛ばします。(良い子は真似しないでね!)
ええ、本来ならば、読めない漢字、知らない言葉が出てきたら辞書を引いて調べるのがいいのはわかっています。でも私は、読んでいるその流れが止まる方が嫌でした。その読めない漢字の意味は、文章の前後関係からなんとなく理解できたので、いつの間にか読み方を間違えて覚えてしまっている漢字があることに、大人になってから気づくことになります。

パソコンで文章を書くようになってから、それは顕著に現れ、「あれ?漢字に変換できない」現象にぶち当たりました。
私は「このIME頭悪すぎぃ~」なんて思いながら、もしかして……と調べてみると、まったく違う読みだった、という言葉がポロポロと……

いやん!はじゅかちぃ!

小説を書きながら小学校からの勉強をやり直している、クミタです……クミタです……クミタです……。

なので、このはじゅかちぃ経験から、少しでも難しい漢字にはふりがなをふるようにしています。
そしてそのリーダビリティにこだわったことが、もしかしたら海外でも読んでもらえている結果につながっているのかもしれない!とポジティブに考えて自分を慰めています。
どうやら、アメリカなどの海外では、日本語の勉強のために読んでくれている方が多いっぽいんですよね。

ということで、憧れる文体は数知れずありますが、私は私の文体で、これからも胸を張って小説を書いていきたいと思います。

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