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【必読】40代で会社辞めたいと思っている人 :『未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる』

いまの会社、ぜんぜん楽しくない。辞めたい。

このまま定年まで働くなんて想像できない。

1度切りしかない人生、自分の好きなことをして生きたい。

でも、40代・・・

今更、会社を辞めてもお金のことが心配・・・

と考えている人の背中を押してくれるような一冊を紹介します。

『未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる』 ちきりん著

です。

わたしが著者のちきりんさん(@InsideCHIKIRIN)を知ったのは、あの有名なインフルエンサーのマナブさんが、ちきりんさんのことを紹介していたからです。

論理的かつ、柔らかい文体なら、ちきりんさん
社会派ブロガーという名前のとおり、社会に対する鋭い意見を読むことができます。 そして、文章からは、圧倒的な頭の良さが、ズバズバと伝わってきます。

一時期は、ちきりんさんに憧れすぎて、写経とかしていたのですが、これはあまり効果がなかったのでオススメしないです。でも、たぶん全記事&全書籍を読みつつ勉強しました。

                         manablogより引用

あのマナブさんが参考にしている人ってどんな人だろう?

そう思い、手にしたのが『未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる』です。

現在アラフォー、会社を辞めたいといつも思いながら15年も働いてしまっている私に、グサグサ突き刺さる内容でした。

ぜんぶが心に響いたのですが、特に突き刺さったところを紹介していきたいと思います。

「70歳まで働くなんてありえない・・・」

企業の雇用義務は、65歳まで段階的に引き上げられ、2025年からは全企業に義務化される予定となっています。

さらに、70歳までの定年延長についても、政府は検討し始めています。

つまり、70歳まで定年を延長し、年金の受給は70歳以降になる可能性が高いということです。

これについて、ちきりんさんは、

「70歳まで働くなんてありえない・・・」

と書いています。

今の会社に満足していない人は、特に共感するのではないでしょうか。

好きでもない会社で、人生のほとんどを消費してしまうのは、取り返しのつかないことです。

正直、わたしは今の会社に70歳まで働く自信はありません。

そもそもそこまで会社が存続しているかも疑問です。

でも、年金の受給の年齢はどんどん延びる可能性が高いです。

自分らしい生き方をするために、40代の今こそ、働き方を考えるときなのです。

勇気をくれる「職業人生は2回選ぶもの」という考え方

ちきりんさんはこのように言っています。

もしも働き方は「40代半ばで再設計するものだ」と考えていたらどうでしょう?その少し前から「そろそろ次の働き方を選びなおすタイミングだな。今度はどんな働き方にしよう」と考え、もっと自然に別の選択肢を選ぶことも、可能になるのではないでしょうか。

わたしはこの言葉に勇気づけられました。

40代でも前向きに再出発できるんだな、と。

感覚的にですが、わたしのようなアラフォー世代でも、「終身雇用」が安心で安全なものだという固定観念が、知らず知らずに浸透しているのではないかと思います。

それから、新しい世界に一歩踏み出す勇気がなかったり、不満はあっても現状に甘んじていたりするかもしれません。

しかし、定年が延びるなか、会社がずっと存続しているとも限りません。

それに、自分自身がいつまで健康で働けるかなんて、誰にもわからないのです。

自分の働き方に悩んでいる人は、今すぐ行動にうつすべきです。

もし、年齢が足かせになると考えている人は、ちきりんさんの言うように、40代で次の働き方を考えるのが当たり前というマインドでいけば、最初の一歩を踏み出しやすいと思うのです。

40代が第2の仕事を選ぶベストタイミング

大事なことは、どんどん延びる定年まで無思考に今の働き方を続けるのではなく、まだこれからという40代のタイミングで、自分の意思をもって次の働き方を設計することです。

ちきりんさんは、40代はそれまで働いてきた経験や知識があるからこそ、自分に合う仕事を探せるベストタイミングだとも言っています。

確かに、これまで働いてきて、20代ではわからなかった、これはやりたいけど、これはやりたくないということが、はっきりしてきました。

例えば、わたしの話をしますと・・・

仕事で棚卸をすることが多いのですが、何万、何千もあるアイテムを手作業で数えていきます。

恐らく1ヵ月のうち1/3くらいの時間は費やしています。

それが苦痛で苦痛で仕方ありません。

逆に数えるだけで給料がもらえるのだから、ラクといえばラクです。

でも何の知識もつかず、ただ自分の時間を削っていたなと、後悔するばかりです。

一方、やりがいがあったことは、何かについて調べて、資料をつくって、お客様に提供したりすることです。

自分で何かを作り出すということが、自分にとって大切なことなのだと気づきました。

このように、40代から第2の仕事を選ぶときは、本当は自分は何をしたいのかを明確にして進めるというメリットがあります。

本当の意味でのワークライフバランス

第2の仕事の選択は、

・人生のどの期間に、
・仕事と家族と個人の趣味のどれに、
・どの程度ずつ時間を割り当てるのか

といった、本当の意味でのワークライフバランスをよく考えることができます。

会社の中でもワークライフバランスという言葉が普通に使われていますが、本当の意味でのワークライフバランスではないですよね。

だって、基本的に会社での拘束時間は決まっているわけですから。

本当の意味でのワークライフバランスは、仕事に割り当てる時間も自分で決めるということです。

人生があと10年だとしたら?

ちきりんさんはこのように言っています。

「もしも自分の人生があと10年だとわかったら、その10年を自分はどう過ごすだろう?」と。そこで思い浮かんだ生活を、ふたつめの生き方として実現できないでしょうか?

40代にさしかかると、人生は有限だという思いがひしひしと強くなってきます。

わたしの場合、数年前に立て続けに親類を亡くして、死に直面する機会がありました。

自分にも間違いなく死が待っているという事実を突きつけられました。

しかし、子供も生まれたばかりで、生活に一生懸命で、その事実になんとなく蓋をしてきたように思います。

この本を読んで、人生は有限であるということを再認識しました。

インフルエンサーのマナブさんも、YouTubeで、40歳で死ぬと仮定して人生を設計していると言っていました。

もしかすると、このちきりんさんの言葉に影響されているのかもしれません。

そのように期間を設定することで、スピード感をもって、自分の人生を進めていくことができるのだと思います。

さいごに

今の仕事に満足している人はもちろんそのまま継続していけばいいと思います。

しかし、本当にやりたいことが別にあるという人は、違う道を考えてみるべきではないでしょうか。

わたしは今、育休中ですが、自分の働き方を改めて考え直したいと思っています。

そして、起こした行動の一つが、このnoteを書くということです。

ちきりんさんの『未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる』では、第2の働き方のヒントがたくさん書かれています。

本書では、「オリジナル人生を設計するために」として、ステップ1~3でどのように第2の働き方を設計すればいいかという方法を具体的に示してくれています。

これから一歩を踏み出したい、でもどこから始めたらいいのかわからないという方はぜひこの本を読んで参考にしてみてください。

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