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未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーになりたいという方へ

この記事は、カジュアル面談プラットフォームで公開している「あなたの壁打ち付き合います。」という面談にて相談頂くことが多い「未経験からのWebデザイナー、UI/UXデザイナーへの転職」に対する個人的な私の意見を記載させていただきます。

未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーになれますか?

個人的には、なりたいと本気で思うのであればなれると思います。
しかし、引き締まった体が欲しいな〜と思っているのに、家で食っちゃ寝の生活を続けていたら無理です。それと同じで、日々鍛えていく努力が必要になります。それができるのであれば、時間はかかってもなれると思います。

なぜその仕事をしたいのかを考える

なぜ、Webデザイナー、UI/UXデザイナーになりたいのでしょうか?学校で美術が得意だったから?自分でWebページを作成したら楽しかったから?興味関心があれば、十分素質はあると思います。

一方で落とし穴もあります。個人的に思うのはエンジニアと比べるとデザイナーは失敗談をあまり語らないように思います。
そのため、巷にあふれるデザイナーの記事はきらびやかな内容で溢れ、「すごい私もこんな生活してみたい!!」と思ってしまいます。
きらびやかに見える面もありますが、実際はもっと泥臭いことがいっぱいありますし、いっそ嫌いになれたら楽なのになと思う事も多いです。
その時に、嫌いにならず好きで居続けることが続けられる条件になると思います。そう考えると「楽しそうだから」だけではどうも限界が来るようにも思います。
話が大きくはなってしまいまいますが、誰かの為に自分がやる必要があると思えるか。ユーザーに苦い体験をさせたくない。楽しい経験・良い体験を作ってあげたいと思えるか。自分よりも他者を優先する利他的な考え方が重要になってくるのではないかと思います。

今までの経験✕新しいデザインの知識

個人的には、多くの未経験者がスクールに通われて、広く浅い知識を学ばれていると思います。私の時代はスクールがなかったので、制作の全体的な流れや、デザイン意図を伝えるプレゼン方法などを1から学ばれているだけで「すごい!やる気ある!」と思ってしまうのですが、現実的には、なかなか思った様な就職は難しいのではないかと思います。

理由としては、デザイン業界にはそれこそ15歳、18歳から美術・デザインの学校に通い、基礎を叩き込んだ上でデザインに従事している人が沢山います。そういった方と肩を並べるのであれば、それ相当の努力が必要だからです。
また、近年ではWebデザイナー、UI/UXデザイナーのスクールも増え、同じ様なスキルの方が何百人も居る為、他者との違いが見えづらく表面的な情報で企業に判断されてしまうからです。

あなたの壁打ち付き合います。」に来られる方の多くは、以前又は現在、Webやデザインと関係の無い職種についており、今後デザイナーになりたいと思われている方が殆どですので、より就職に不安を抱えられているようです。

そこで毎回お伝えするのは、今までの経験はゼロやマイナスなどではないという事です。職業を伺うと、「デザイナとは無縁で….」「営業だったので….」などと前職をマイナスに捉える方が多いです。確かに沢山のデザインをアウトプットをしてきたという経験は少ないのですが、ユーザーとして、又はユーザーを近くで見てきた経験は、デザイナーより多くあるのではないかと思います。
その時の経験が企業にとってはとても魅力的に映る事が多いです。

例えば「営業職」を例にとって見た時に、決められた時間で効率的に打席に立てるようにスケジューリングを行うと思います。しかし不意に空いた時間でもう一軒営業に回る為に、近辺にクライアントの会社がないか瞬時に調べられたいいのに。という経験や、営業車を部内で使いまわしており、鍵をうっかり持ち帰って迷惑をかけた。みないな経験があると思います。
そういった経験者でしか分からない体験は、UXデザイナーがインタビューや、行動観察を行うことで理解していく内容です。
経験が自身の中に存在しているという事は強力な武器になると思います。
自身の経験を活かす形で転職活動を進められると良いのではないかと思います。

ぼのぼのになろう

ぼのぼのを知っているでしょうか?ラッコの子供の「ぼのぼの」は色んな事に興味をもって、常に「どうしてなんだろうなぜなんだろう」と考えています。
周りのデザイナーさん達を見ていると、非常に多く些細な事に対して気づき、無数の仮説を立てています。
常識だと無意識のうちに感じている事に対して、常に「どうしてなんだろう」と問をもち、仮説と実証を繰り返す。そういった考え方を持つと良いのではないかと思います

聞いてほしくなったらこちらへ

なんだかモヤモヤするな。という場合は、是非相談にいらしてください。
勿論、転職以外の話でも大丈夫。
お会いできるのを楽しみにしております。


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