どんぐり体験会に参加された方へのフィードバック
※画像は別のちびっこが描いてくれた別問題の力作。
本人に掲載了承済。ハム太郎がパストラミ風で最高
どんぐりは、計算はせずに文章題を全部絵にしていくと答えが見えるように設計されている思考力(視考力=目で考える力)養成。
なぜなら人の脳内言語はイメージ(絵)だから。
低学年問題では特に、楽しくお絵描きする事に留意します。高学年では描いた絵をみて答えがわかったら、確認するために計算をします。
目的は文章題を絵図化することであって正解する事ではありません。
この日も「問題文と同じ絵にしてね」と声がけしてから始めました。
★0mx12
うさぎさんのひとりごとを きいていたかみさまが、うさぎさんのねがいをかなえてあげることに
しました。そこでかみさまは うさぎさんに りょうてにもてるだけの おほしさまを あつめるようにいいました。うさぎさんは かたてに 16このおほしさまを もてるそうです。
では、うさぎさんが あつめた おほしさまのかずは なんこだったでしょう。
◆足し算、掛け算の問題。片手と両手のイメージ
文脈の捉え
ゆっくりかわいらしくウサギさんを描き始めました。神様ってどう描こうかな、と呟いたので〇〇ちゃんの描きたいように描いていいよ、と声掛けしました。安心安全な場で、ありのままの自分を出していきます。通常であれば一切のノーヒントで進めますが、初回お試しということもあり、ある程度の伴走をしています。
〇〇ちゃんの今までの経験や体験が絵として再現されていきます(感性を育む)
物語を絵本のように展開させていきます。好きなように描き、好きな色を重ねていきます。
そして問題文中に出てくる言葉のイメージがしっかりついているかどうかも大事です。
片手のイメージ、両手のイメージ、もてるだけという表現が何を指すのか、16という数について
10以上の数の体感がはいっているかどうか。
絵を描いてもらいながら、数量感覚、言語感覚の確認もしていきます。(知性を育む)
言葉のイメージに曖昧なところが1つでもあると、絵にはできないんです。
取組み中は特に何も言いません。絵を描く様子を見ています。
〇〇ちゃんは、もてるだけって両手で持てる数ってことだな、と分かり、片手16個ずつ、両手分のお星さまを描いてくれています。
全部をカウントして32個、で正解です。
人間が人間であるための大切な要素に「五感」があります。そしてこの五感を使って子は自らを発達させていきます。感覚を統合させ土台を作りそこに自分を積み上げていく。絵を描きながら再現しているのは、この五感に他なりません。
※感覚統合の領域には七感が登場します。
詳しくはぜひお調べください。
そして子にとって制限のない中で自由に遊ぶ時間は、発達・統合の為の重要なファクターなんです。
人は自然そのものなので、自然の中での自由遊びが一番同期しやすいです。
自然は情報量も膨大です。自分に必要な分だけを自分でとりにいくことができる。
さらに身体の発達は感覚や神経回路など、内側の発達とも相関しています。
自分で工夫して、楽しみながら発達させていく。
発達する事は、胎児期からプログラミングされている子の喜びなんです。
そして原型思考回路も全て遊びから生まれます。
どんぐりでは外遊びを一日2時間確保することを推奨しています。
さらにメディアやゲームは制限します。
子の速さを護るためです。
私は、自己肯定感…とはその子本来の生きる速度を護る事で自然に降り積もるものだと理解しています。
小5の息子が教えてくれました。
また、思考回路は12歳までに作られると言われています。12歳までにより複雑な思考回路を沢山作る事が大事→週に二回のどんぐり。
その為にも単純思考回路の強化に繋がるようなことはなるべく外す。刺激のある単純なもの(反復・大量・高速)に流されないようにします。
これからの世代にとって本当に大切な事、必要な事は何か。
子の環境を作れるのは親だけなんです。
見極めて選択していく為に、親の学びも必要になってくるかなと思います。
と、ちょっと堅い事も申しましたが、何よりどんぐり面白いのですよ。人は究極を言えば面白い事しかできないと思うのです。親である自分がジリジリする等々も含めて、本当に面白いですよ。
今日は体験して頂き、ありがとうございました。
ゼロイチ東京下町教室 豊里久美子
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