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GPT-4と様々なスライド構成を考える

【実践】GPT-4を使ったプレゼン作り②(プログラミング教室のサービス提案)でもお話した通り、AIを使って爆速でスライド構成を作れるようになりました。これにより、これまで作業に使っていた時間を、より伝わりやすい構成を考えるために使うことができるようになります。今回は同じタイトルで様々なスライド構成を作り、受ける印象や伝わり方を比較してみます。

以前「GPT-4におすすめ図解を聞いてみた」という記事の中で、「企業が10枚以上のビジネススライドをつくる場面」を頻度の高い順に10個あげてもらった結果、以下のようなリストができました。

1. 新製品やサービスの提案会議
2. 事業戦略の発表や検討会
3. 売上や業績の報告・分析会
4. プロジェクト進捗報告会
5. 社内研修や教育プログラム
6. 人事評価や目標設定の会議
7. オペレーション改善の提案会
8. マーケティング戦略のプレゼンテーション
9. 財務分析や予算編成の会議
10. 社内外のコミュニケーションイベント

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ここで、最も使用頻度が高い「新製品やサービスの提案会議」のうち、「子供向けオンラインプログラミング教室の企画」という題材で、GPT4に様々な構成とレイアウトを考えてもらいましょう。

1.一般的な構成とレイアウト(標準型)

まずは、特に構成の型を指定せず、一般的な構成を作ってもらいます。「あなたはプレゼン製作会社のディレクターです。クライアントが「子供向けのオンラインプログラミング教室」という新しいサービスの提案会議でつかう、プレゼン資料の構成を8枚で教えてください。」と入力してみます。

子供向けのオンラインプログラミング教室という新しいサービスの提案会議で使うプレゼン資料の構成は以下の通りです。
1. タイトルスライド 「子供向けオンラインプログラミング教室の提案」
2. サービス概要スライド ・サービスの目的とターゲット ・オンラインプログラミング教室の特徴 ・提供するカリキュラムやコース内容
3. 市場調査スライド
・市場規模、ターゲット市場の特性
・競合他社の分析
・市場ニーズやトレンド
4. サービスの強みスライド
・独自の教育方法や教材
・教育効果や子供たちの学習意欲を高める工夫
・オンラインでの特徴的なサービス展開
5. 実施計画スライド
・サービス開始時期
・運営体制やインフラ整備
・教育コンテンツの開発計画
6. マーケティング戦略スライド
・広告やSNSを活用した集客方法
・口コミや紹介制度による顧客獲得
・ブランディング戦略
7. 収益予測スライド
・収益モデル(有料プラン、広告収入など)
・初期投資や運営費用
・売上や利益の予測
8. まとめスライド
・子供向けオンラインプログラミング教室の提案の要点と期待効果
・実現に向けたアクションプラン

以上の8枚のスライドで、子供向けのオンラインプログラミング教室という新しいサービスの提案会議で使うプレゼン資料を構成することができます。

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簡単に記載すべき内容が箇条書きされた構成案を作ることができました。それでは具体的にどのようなビジュアルやデータを入れるとよいか追加で質問してみましょう。

「上記の各スライドで使うべき、文章・ビジュアル・データの内容について詳しく教えてください。」と入力します。

各スライドで使用する文章・ビジュアル・データについて詳しく説明します。
1. タイトルスライド
文章: 「子供向けオンラインプログラミング教室の提案」
ビジュアル: 企業ロゴやイメージカラーを含むデザイン
データ: なし
2. サービス概要スライド
文章: サービスの目的、ターゲット、特徴、カリキュラムやコース内容を箇条書きで説明
ビジュアル: サービスのイメージ画像やアイコン
データ: 参考となるデータや統計(例:対象年齢層の子供数)
3. 市場調査スライド
文章: 市場規模、ターゲット市場の特性、競合他社の分析、市場ニーズやトレンドを箇条書きで説明
ビジュアル: 市場分析を示すグラフやチャート
データ: 市場規模や競合他社のシェアなどの数値データ
4. サービスの強みスライド
文章: 独自の教育方法や教材、教育効果、オンラインでの特徴的なサービス展開を箇条書きで説明
ビジュアル: サービスの強みをイメージする写真やアイコン
データ: サービスの効果を示すデータや事例
5. 実施計画スライド
文章: サービス開始時期、運営体制、インフラ整備、教育コンテンツ開発計画を箇条書きで説明
ビジュアル: 実施計画のイメージ画像やタイムライン図
データ: 開始時期や運営費用などの数値データ
6. マーケティング戦略スライド
文章: 広告やSNSを活用した集客方法、口コミや紹介制度、ブランディング戦略を箇条書きで説明
ビジュアル: マーケティング戦略のイメージ画像や図解
データ: 集客効果の予測や広告費用などの数値データ
7. 収益予測スライド
文章: 収益モデル、初期投資や運営費用、売上や利益の予測を箇条書きで説明
ビジュアル: 収益予測のグラフやチャート
データ: 初期投資額、運営費用、売上や利益の予測値などの数値データ
8. まとめスライド
文章: 子供向けオンラインプログラミング教室の提案の要点と期待効果、実現に向けたアクションプランを箇条書きでまとめ
ビジュアル: 企画の成功イメージやシンボルマーク
データ: 具体的な成果指標や目標達成時の数値

以上の各スライドにおける文章・ビジュアル・データの内容を適切に組み合わせることで、子供向けのオンラインプログラミング教室という新しいサービスの提案会議で使用するプレゼン資料を構成することができます。

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こちらの標準型で作ったプレゼン構成は、シンプルにデータを提示して説明するのに向いています。事実を並べて合理的に説明する場合に使いましょう。

2.プレゼン構成の型を使った構成

プレゼンにストーリー性をもたせるには、プレゼン構成の型を使うことが有効です。PREP、DESC、SDS、TAPSの4つの代表的なプレゼン構成の型を使って構成を作ってみると、どうなるでしょうか。

4種類作るため、プロンプトは以下のように作成し、最後の構成部分だけを入れ替えて使いまわします。

『あなたはプレゼン製作会社のディレクターです。 クライアントが社内会議で使う、以下のプレゼン資料の構成を教えてください。
・タイトルは「子供向けオンラインプログラミング教室の企画」
・スライド枚数は全部で8枚
・構成は○○型(○○-○○-○○)』

①PREP型

上記のプロンプトの最後の文を『構成はPREP型(Point-Reason-Example-Point)』にして入力しましょう。

プレゼン資料の構成は以下のようになります。

1. スライド1: タイトルページ
タイトル: 子供向けオンラインプログラミング教室の企画
2. スライド2: 主題 (Point)
オンラインプログラミング教室が子供たちの未来のために重要である理由
3. スライド3: 理由1 (Reason)
プログラミングスキルの需要増加によるキャリアの機会
4. スライド4: 例1 (Example)
実際に子供たちがプログラミングスキルを獲得し、成功したキャリアを築いた事例
5. スライド5: 理由2 (Reason)
プログラミング教育が子供たちの論理的思考や問題解決能力の向上につながる
6. スライド6: 例2 (Example)
プログラミング教育を受けた子供たちが論理的思考や問題解決能力を活かした実例
7. スライド7: 提案するオンラインプログラミング教室の特徴
カリキュラム、教材、インタラクティブな学習方法など
8. スライド8: 総括 (Point)
子供向けオンラインプログラミング教室が子供たちの未来にとって重要である理由を再度強調

これらのスライド構成により、PREP型(Point-Reason-Example-Point)に基づいた子供向けオンラインプログラミング教室の企画プレゼン資料が完成します。

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出力されたプレゼン構成について、それぞれのスライドで作るべきレイアウトの内容も聞いてみましょう。各構成案を出力した後に『上記の各スライドで使うべき、文章・ビジュアル・データの内容について詳しく教えてください。』と入力します。

以下に、各スライドで使用する文章・ビジュアル・データの内容を詳しく説明します。

1. スライド1: タイトルページ
文章: 子供向けオンラインプログラミング教室の企画
ビジュアル: カラフルな背景や子供が楽しそうにプログラミングをしているイラスト
2. スライド2: 主題 (Point)
文章: オンラインプログラミング教室が子供たちの未来のために重要である理由
ビジュアル: キーポイントを強調するためのアイコンや図形
3. スライド3: 理由1 (Reason)
文章: プログラミングスキルの需要増加によるキャリアの機会
データ: IT業界の成長率やプログラミング関連の職種の需要増加率などの統計データ
4. ビジュアル: グラフやチャートを使ってデータを視覚化
スライド4: 例1 (Example)
文章: 実際に子供たちがプログラミングスキルを獲得し、成功したキャリアを築いた事例
ビジュアル: 成功事例を紹介する写真やイラスト、引用元のロゴ
5. スライド5: 理由2 (Reason)
文章: プログラミング教育が子供たちの論理的思考や問題解決能力の向上につながる
データ: 学習者のスキル向上や成績向上に関する調査結果
ビジュアル: グラフやチャートを使ってデータを視覚化
6. スライド6: 例2 (Example)
文章: プログラミング教育を受けた子供たちが論理的思考や問題解決能力を活かした実例
ビジュアル: 実例のイラストや写真、関連プロジェクトやイベントのロゴ
7. スライド7: 提案するオンラインプログラミング教室の特徴
文章: カリキュラム、教材、インタラクティブな学習方法などの特徴を紹介
ビジュアル: 各特徴をイメージさせるアイコンや写真、教室のスクリーンショットなど
8. スライド8: 総括 (Point)
文章: 子供向けオンラインプログラミング教室が子供たちの未来にとって重要である理由を再度強調
ビジュアル: スライド2で使用したキーポイントを強調するアイコンや図形を再利用し、統一感を持たせる
データ: スライド3および5で使用した統計データや調査結果を短くまとめて再掲載

これらの文章・ビジュアル・データを使用して、子供向けオンラインプログラミング教室の企画に関するPREP型(Point-Reason-Example-Point)のプレゼン資料を作成します。各スライドは視覚的にわかりやすく、ポイントが伝わるようデザインし、聴衆の理解を促すことが重要です。

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どうでしょうか。PREP型だと「オンラインプログラミング教室が子供の未来のために重要である」というポイントが、より伝わりやすくなりました。この構成は、テーマを明確に伝えたて説得力を増したい場合に便利です。

②DESC型

同様に、プロンプトの最後の文を『構成はDESC型(Describe-Express-Suggest-Consequence)』にして、入力します。

DESC型(Describe-Express-Suggest-Consequence)に基づいた子供向けオンラインプログラミング教室の企画プレゼン資料の構成は以下のようになります。

1. スライド1: タイトルページ
タイトル: 子供向けオンラインプログラミング教室の企画
2. スライド2: 状況の説明 (Describe)
現在の子供たちのプログラミング教育の状況とニーズ
IT業界の成長とプログラミングスキルの重要性
3. スライド3: 感情・問題の表現 (Express)
子供たちが十分なプログラミング教育を受けられていないことによる機会の損失
既存の教育プログラムの課題や不十分な点
4. スライド4: 解決策の提案 (Suggest)
オンラインプログラミング教室の導入
カリキュラム、教材、インタラクティブな学習方法などの特徴
5. スライド5: 解決策の詳細1
オンラインプログラミング教室のカリキュラム内容
年齢別・スキル別のカリキュラム設計
6. スライド6: 解決策の詳細2
インタラクティブな学習方法と教材
実践的なプロジェクトやゲームを用いた学習
7. スライド7: 結果・影響 (Consequence)
子供たちのプログラミングスキル向上とキャリアの機会
論理的思考力や問題解決能力の発展
8. スライド8: 総括・行動の呼びかけ
子供向けオンラインプログラミング教室導入の重要性の再確認
企画への参加や賛同を求める行動の呼びかけ

これらのスライド構成により、DESC型(Describe-Express-Suggest-Consequence)に基づいた子供向けオンラインプログラミング教室の企画プレゼン資料が完成します。

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出力されたプレゼン構成について、それぞれのスライドで作るべきレイアウトの内容を聞いてみます。

以下に、各スライドで使用する文章・ビジュアル・データの内容を詳しく説明します。
1. スライド1: タイトルページ
文章: 子供向けオンラインプログラミング教室の企画
ビジュアル: カラフルな背景や子供が楽しそうにプログラミングをしているイラスト
2. スライド2: 状況の説明 (Describe)
文章: 現在の子供たちのプログラミング教育の状況とニーズ、IT業界の成長とプログラミングスキルの重要性
データ: プログラミング教育の普及率、IT業界の成長率や求人数などの統計データ
ビジュアル: グラフやチャートを使ってデータを視覚化
3. スライド3: 感情・問題の表現 (Express)
文章: 子供たちが十分なプログラミング教育を受けられていないことによる機会の損失、既存の教育プログラムの課題や不十分な点
ビジュアル: 問題点を象徴するイラストやアイコン
4. スライド4: 解決策の提案 (Suggest)
文章: オンラインプログラミング教室の導入、カリキュラム、教材、インタラクティブな学習方法などの特徴
ビジュアル: オンライン教室のイメージ図や特徴を表すアイコン
5. スライド5: 解決策の詳細1
文章: オンラインプログラミング教室のカリキュラム内容、年齢別・スキル別のカリキュラム設計
ビジュアル: カリキュラムの概要図や年齢別・スキル別の分類図
6. スライド6: 解決策の詳細2
文章: インタラクティブな学習方法と教材、実践的なプロジェクトやゲームを用いた学習
ビジュアル: インタラクティブな学習方法や教材のイメージ図、プロジェクトやゲームのスクリーンショット
7. スライド7: 結果・影響 (Consequence)文章: 子供たちのプログラミングスキル向上とキャリアの機会、論理的思考力や問題解決能力の発展
データ: 類似プログラムにおける学習者のスキル向上や成績改善などの実績データ
ビジュアル: グラフやチャートを使ってデータを視覚化
8. スライド8: 総括・行動の呼びかけ
文章: 子供向けオンラインプログラミング教室導入の重要性の再確認、企画への参加や賛同を求める行動の呼びかけ
ビジュアル: スライド4で使用したオンライン教室のイメージ図や特徴を表すアイコンを再利用し、統一感を持たせる

これらの文章・ビジュアル・データを使用して、子供向けオンラインプログラミング教室の企画に関するDESC型(Describe-Express-Suggest-Consequence)のプレゼン資料を作成します。各スライドは視覚的にわかりやすく、ポイントが伝わるようデザインし、聴衆の理解を促すことが重要です。

GPT4より出力

DESC型では問題が起きた場合の感情を想起させた後に解決策を示す構成を作ってプレゼンすることで、聴衆の行動をかきたてます。ヒトを動かすプレゼンを作りたい場合に有効です。

③SDS型

こんどは、プロンプトの最後の文を『構成はSDS型(Summary-Details-Summary)』にして、入力します。

SDS型(Summary-Details-Summary)に基づいた子供向けオンラインプログラミング教室の企画プレゼン資料の構成は以下のようになります。

1. スライド1: タイトルページ
タイトル: 子供向けオンラインプログラミング教室の企画
2. スライド2: 概要 (Summary)
プロジェクトの目的と主要な特徴を簡潔に説明
オンラインプログラミング教室の利点と目標
3. スライド3: プログラミング教育の現状とニーズ
現在の子供たちのプログラミング教育の状況
IT業界の成長とプログラミングスキルの重要性
4. スライド4: 教室のカリキュラムと学習方法
カリキュラムの概要と年齢別・スキル別の分類
インタラクティブな学習方法と教材
5. スライド5: 実践的なプロジェクトとゲームを用いた学習
プロジェクトベースの学習アプローチの説明
ゲーム開発やアプリ作成などの実践的な課題
6. スライド6: 教室の運営とサポート
オンライン教室の運営方法(ライブ授業、録画授業など)
サポート体制(チャットやメールでの質問対応、オフィスアワーなど)
7. スライド7: 成果と影響
学習者のスキル向上や成績改善などの実績データ
論理的思考力や問題解決能力の発展
8. スライド8: 総括 (Summary)
スライド2で述べた概要を再度強調
企画への参加や賛同を求める行動の呼びかけ

これらのスライド構成により、SDS型(Summary-Details-Summary)に基づいた子供向けオンラインプログラミング教室の企画プレゼン資料が完成します。各スライドは視覚的にわかりやすく、ポイントが伝わるようデザインし、聴衆の理解を促すことが重要です。

1. スライド1: タイトルページ
文章: 子供向けオンラインプログラミング教室の企画
ビジュアル: カラフルな背景や子供が楽しそうにプログラミングをしているイラスト
2. スライド2: 概要 (Summary)
文章: プロジェクトの目的と主要な特徴、オンラインプログラミング教室の利点と目標
ビジュアル: オンラインプログラミング教室の特徴や利点を表すアイコン
3. スライド3: プログラミング教育の現状とニーズ
文章: 現在の子供たちのプログラミング教育の状況、IT業界の成長とプログラミングスキルの重要性
データ: プログラミング教育の普及率、IT業界の成長率や求人数などの統計データ
ビジュアル: グラフやチャートを使ってデータを視覚化
4. スライド4: 教室のカリキュラムと学習方法
文章: カリキュラムの概要と年齢別・スキル別の分類、インタラクティブな学習方法と教材
ビジュアル: カリキュラムの概要図や年齢別・スキル別の分類図、インタラクティブな学習方法や教材のイメージ図
5. スライド5: 実践的なプロジェクトとゲームを用いた学習
文章: プロジェクトベースの学習アプローチの説明、ゲーム開発やアプリ作成などの実践的な課題
ビジュアル: プロジェクトやゲームのスクリーンショット、実践的な課題を示すアイコン
6. スライド6: 教室の運営とサポート
文章: オンライン教室の運営方法(ライブ授業、録画授業など)、サポート体制(チャットやメールでの質問対応、オフィスアワーなど)
ビジュアル: 運営方法やサポート体制を表すアイコン
7. スライド7: 成果と影響
文章: 学習者のスキル向上や成績改善などの実績データ、論理的思考力や問題解決能力の発展
データ: 類似プログラムにおける学習者のスキル向上や成績改善などの実績データ
ビジュアル: グラフやチャートを使ってデータを視覚化
8. スライド8: 総括 (Summary)
文章: スライド2で述べた概要を再度強調、企画への参加や賛同を求める行動の呼びかけ
ビジュアル: スライド2で使用した特徴や利点を表すアイコンを再利用し、統一感を持たせる

これらの文章・ビジュアル・データを使用して、子供向けオンラインプログラミング教室の企画に関するSDS型(Summary-Details-Summary)のプレゼン資料を作成します。各スライドは視覚的にわかりやすく、ポイントが伝わるようデザインし、聴衆の理解を促すことが重要です。

GPT4より出力

今回は、それぞれのスライドで作るべきレイアウトの内容についてもあわせて教えてくれましたね。このようにGPTに同じ指示出しを繰り返すと、勝手に学習して、こちらの質問回数を減らしてくれるところが可愛いポイントです(途中で止まってしまうときもありますが…)。

SDS型の構成は企画の詳細をしっかりと伝えて、聴衆の理解を促すのに向いています。汎用性が高いので、Summaryの内容を変えれば様々な角度からテーマを説明することができます。

④TAPS型

最後に、プロンプトの最後の文を『構成はTAPS型(To be-As is-Problem-Solution)』にして入力します。

子供向けオンラインプログラミング教室の企画に関するプレゼンテーション資料の構成は以下のようになります。

1. タイトルスライド
「子供向けオンラインプログラミング教室の企画」
2. To be(目標状態)スライド
・子供たちが楽しみながらプログラミングを学ぶことができる環境
・教育の質向上と参加者数の増加
3. As is(現状)スライド
・現在の教室の概要、参加者数、教育内容
・市場調査結果(競合他社、業界動向など)
4. Problem(問題点)スライド1
・教育内容が単調で子供たちの興味を引かない
・オンラインでの対話型学習が十分に活用されていない
5. Problem(問題点)スライド2
・競合他社との差別化が難しい
・参加者数の伸び悩み
6. Solution(解決策)スライド1
・インタラクティブな教材やゲーミフィケーションを取り入れることで、子供たちの興味を引く教育内容を提供
・オンラインでの対話型学習を強化し、子供たちが自分のペースで学べる環境を整える
7. Solution(解決策)スライド2
・オリジナルのカリキュラムや教材を開発して競合他社との差別化を図る ・宣伝や口コミ戦略を強化し、参加者数の増加を目指す
8. まとめスライド
・子供向けオンラインプログラミング教室の企画を実現するための具体的なアクションプランと期待効果

以上の8枚のスライドで、TAPS型のプレゼン資料を構成することができます。

GPT4より出力

各スライドで使用する文章・ビジュアル・データについて詳しく説明します。

1. タイトルスライド
文章: 「子供向けオンラインプログラミング教室の企画」
ビジュアル: 企業ロゴやイメージカラーを含むデザイン
データ: なし
2. To be(目標状態)スライド
文章: 目標となる状態を箇条書きで列挙
ビジュアル: 目標状態を表すイメージ画像やアイコン
データ: 目標とする参加者数や成果指標などの数値
3. As is(現状)スライド
文章: 現状の教室の概要、参加者数、教育内容を箇条書きで説明
ビジュアル: 現状の教室の写真やスクリーンショット
データ: 参加者数、市場調査結果のデータやグラフ
4. Problem(問題点)スライド1
文章: 問題点1・2を箇条書きで明示
ビジュアル: 問題点をイメージする写真やアイコン
データ: 問題点に関連するデータや統計
5. Problem(問題点)スライド2
文章: 問題点3・4を箇条書きで明示
ビジュアル: 問題点をイメージする写真やアイコン
データ: 問題点に関連するデータや統計
6. Solution(解決策)
スライド1 文章: 解決策1・2を箇条書きで説明
ビジュアル: 解決策をイメージする写真やアイコン、図解
データ: 解決策の効果を示すデータや予測値
7. Solution(解決策)
スライド2 文章: 解決策3・4を箇条書きで説明
ビジュアル: 解決策をイメージする写真やアイコン、図解
データ: 解決策の効果を示すデータや予測値
8. まとめスライド
文章: 企画のアクションプランと期待効果を箇条書きでまとめ
ビジュアル: 企画の成功イメージやシンボルマーク
データ: 具体的な成果指標や目標達成時の数値

GPT4より出力

TAPS型は現状の問題点を具体的に洗い出し、問題点に対する解決策を示すことで、説得力のある構成を作ることができます。

まとめ

以上のように、同じタイトルでも構成の型を変えてプロンプトを作成することで、様々なスライド構成とレイアウトを作ることができます。聴衆の性格や、プレゼンする場面に応じてうまく使い分け、相手の心を動かすプレゼンを作ってみましょう。

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