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【実践】GPT-4を使ったプレゼン作り②(プログラミング教室のサービス提案)

今回は、前回の記事【実践】GPT-4を使ったプレゼン作り①(プログラミング教室のサービス提案)で考えた構成とレイアウトを使って、実際にスライドを作る手順を紹介します。

1.タイトルスライド

タイトルスライドについて、GPT4から以下のレイアウト案が出力されました。これをもとに、実際にパワポでスライドを作ってみます。

・文字: 「オンラインによる子供向けプログラミング教室の企画」
・ビジュアル: 子供たちが楽しそうにプログラミングをするイラストや、オンライン学習のイメージ画像
・データ: なし

GPT4より出力

①プログラミングをする子供のイラストを探す

パワポのストック画像から「PC 子供」で検索して写真を探し、スライド画面に貼り付けます。

②写真にタイトル文字をのせる

長方形で半透明のあしらいを作り、その上にタイトル文字をのせます。

③スライドデザインをブラッシュアップ

「図の形式→色→色の彩度」で写真の彩度を変更します。
英語のタイトルをつけて、日本語を小さめに配置するとお洒落に見えます。

2.スライド1:背景

背景については、GPT4から以下のレイアウト案が出力されました。

・文字: 「子供たちのプログラミングスキルの重要性」
・ビジュアル: 子供たちがプログラミングを活用するシーンのイメージ画像
・データ: プログラミング教育の必要性や将来性に関する研究データ

GPT4より出力

データが必要なのでAIに聞いてみましょう。GPT-4に「プログラミング教育の必要性や将来性に関する研究データ を10個教えてください」と入力します。

以下は、プログラミング教育の必要性や将来性に関する研究データの例です。ただし、これらの研究は2021年9月以前の情報を基にしていますので、最新の情報を確認することをお勧めします。
1. Code.org (2016): By 2020, there will be 1.4 million computer science-related jobs available, but only 400,000 computer science graduates with the necessary skills to fill them.
2. World Economic Forum (2016): 65% of children entering primary school today will ultimately work in completely new job types that don't yet exist.
3. OECD (2015): 90% of future jobs will require digital skills, including programming.
4. Google and Gallup (2016): Only 40% of K-12 schools in the US offer computer programming or coding classes.
5. European Commission (2016): Europe could face a shortage of up to 900,000 skilled ICT workers by 2020.
6. Code.org (2015): Nine out of 10 parents in the US want their children to learn computer science.
7. Infosys and the Future Foundation (2016): 77% of young people aged 16-25 in India believe that coding skills will be essential for their future careers.
8. Accenture (2017): The gender gap in computing is getting worse, with only 24% of girls expressing an interest in computer science-related fields, compared to 65% of boys.
9. Scratch (2020): Scratch, a free programming language and online community for children, has over 61 million registered users from 150 different countries, demonstrating a global interest in coding education.
10. Codecademy (2019): Since its launch in 2011, over 45 million people around the world have used Codecademy to learn programming, indicating a strong demand for online coding education.

これらの研究データは、プログラミング教育が今後の職業市場においてますます重要になることを示しています。それに伴い、プログラミング教育の需要が高まることが予想されます。

GPT4より出力

GPT-4だと、現時点では2021年9月以前の古い情報しか出力してくれないため、同じ質問をBingに聞いてみます。

プログラミング教育の必要性や将来性に関する研究データについて、以下の10個の情報をお伝えできます。
1. 2020年度文部科学省の調査によると、小学校でのプログラミング教育の実施率は、全国平均で約50%であることがわかりました1
2. プログラミング教育は、IT業界だけでなく、あらゆる業界で必要とされるスキルです。例えば、自動車業界では、自動運転技術の発展に伴い、プログラミング技術が必要不可欠となっています2
3. プログラミング教育は、子どもたちの創造力や問題解決能力を高めることができます2
4. プログラミング教育は、子どもたちの将来においても重要なスキルとなります。例えば、2020年度文部科学省の調査によると、小学校6年生のうち約7割が「プログラマーになりたい」と回答しています1
5. プログラミング教育は、子どもたちの社会性を高めることができます。例えば、プログラミング教育を通じてチームワークやコミュニケーション能力を身につけることができます2
6. プログラミング教育は、子どもたちの学力向上にもつながります。例えば、プログラミング教育を通じて数学や理科の授業においても理解度が向上することがわかっています2
7. プログラミング教育は、子どもたちの就職活動においても有利です。例えば、IT企業だけでなく、金融業界や製造業界でもプログラマーを求める企業が増えています2
8. プログラミング教育は、子どもたちの未来において必要不可欠なスキルとなります。例えば、2020年度文部科学省の調査によると、「プログラムを書くことができる人材」は今後5年間で最も求められる人材とされています1
9. プログラミング教育は、子どもたちの自己表現力を高めることができます。例えば、プログラムを書くことで自分自身が考えたアイデアを形にすることができます2
10. プログラミング教育は、子どもたちの将来においてグローバル化した社会に対応するスキルを身につけることができます。例えば、海外企業でも日本企業でもプログラマーを求める企業
詳細情報:1. mext.go.jp 2. sejuku.net 3. soumu.go.jp

Microsoft Bingより出力

Bingが提案してくれた様々な関連サイトの中から、経済産業省の「IT人材需給に関する調査」(P42)の情報を利用することにします。

①参考画像のスクショを貼り付ける

PDF画像のスクショをパワポスライドに貼り付けて、不要な部分をトリミングします。

②必要な情報をグラフ化する

グラフを見やすくしたり統一感を出したりしたい場合は、元データから必要な情報(ここではIT人材不足数(中位シナリオ))を抽出して、新しいグラフを作成します。

③スライドデザインをブラッシュアップして、文字をのせる

そのままだとデザインしづらいので、グラフから不要なデータを削除して、タイトルや目立たせたい数字をテキストボックスでレイアウトし直します。

スライド名と参考文献の記載を加えて、スライドを完成させましょう。

3.スライド2:問題点①

・文字: 「プログラミング教育の機会の不足」
・ビジュアル: 学校でのプログラミング教育が不十分なイメージ画像
・データ: 学校でのプログラミング教育の実施率や、子供たちのプログラミングスキルに対する自信の調査データ

GPT4より出力

①参考画像のスクショを貼り付ける

スライド1と同様にBingで必要な情報を検索したら、PDF画像のスクショをパワポスライドに貼り付けて、不要な部分をトリミングします。

②必要な情報をグラフ化する

グラフを見やすくしたり統一感を出したりしたい場合は、必要な部分(ここでは小学生の情報)を抽出して、新しいグラフを作成します。

4.スライド3:問題点②

・文字: 「オンライン環境でのプログラミング教育の難しさ」
・ビジュアル: オンラインでの学習の課題や困難を表すイメージ
・データ: オンラインでの学習による子供たちの集中力低下や、理解度低下の調査データ

GPT4より出力

①参考画像のスクショを貼り付ける

こちらもBingで必要な情報を検索したら、PDF画像のスクショをパワポスライドに貼り付けて、不要な部分をトリミングします。

②必要な情報をグラフ化する

今回は、全国の情報を抽出して棒グラフを円グラフに修正することで、グラフを見やすくしてみましょう。

5.スライド4:提案 - 教室内容①

・文字: 「楽しく学べるプログラミングスキル」
・ビジュアル: ゲームやアクティビティを取り入れた教室のイメージ画像
・データ: 教室でカバーするプログラミングスキルのポイント数

GPT4より出力

①Microsoft Designerで欲しい画像を作成

パワポのストック画像から必要な写真を見つけられない場合は、Microsoft Designerで必要な画像を探してDLします。画像をパワポに貼りつけて不要な部分をトリミングします。複数の画像を並列に使用する場合は、同じ大きさにトリミングしましょう。

6.スライド5:提案 - 教室内容②

・文字: 「オンライン環境に特化したプログラミング教育」
・ビジュアル: オンラインでのプログラミング教育の成功例や、効果的なツールの紹介
・データ: 教室で習得するオンラインプログラミング教育のポイント数

GPT4より出力

①Microsoft Designerで欲しい画像を作成

こちらも、Microsoft Designerで必要な画像を探してDLしました。

7.スライド6:提案 - 教室の実施方法文字: 「オンライン教室の開催」

・ビジュアル: ZoomやTeamsなどのオンライン会議ツールのイメージ、インタラクティブな教材のイメージ
・データ: 教室の受講料、日程、受講者数の目安

GPT4より出力

①料金体系の表を作成する

パワポでグレーのシンプルな表を作成して文字を入力し、料金体系表を作成します。

8.スライド7:結論

・文字: 「子供たちのプログラミングスキル向上への道」
・ビジュアル: スキルアップした子供たちが自信に満ちたプログラミングを行うイメージ画像
・データ: 教室修了後の子供たちのプログラミングスキル向上率、満足度調査結果

GPT4より出力

①結論スライドを作成する

パワポのストック画像から「PC 子供」で検索して写真を探し、タイトルスライド作成時と同様に写真+文字のスライドを作成します。

まとめ

いかがでしたでしょうか。AIにスライド構成やレイアウト、コンテンツの情報を準備してもらうことで、実際の企画会議で使えそうな8枚のプレゼンスライドを1日で作ることができました。

今までスライド作りに時間がかかっていた方は、こちらのnoteを参考に、AIを使った効率よいスライド製作にチャレンジしてみてくださいね(セキュリティの問題があるので、会社の機密情報などをAIに入力しないように注意しましょう)。


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