今回は、前回の記事【実践】GPT-4を使ったプレゼン作り①(プログラミング教室のサービス提案)で考えた構成とレイアウトを使って、実際にスライドを作る手順を紹介します。
1.タイトルスライド
タイトルスライドについて、GPT4から以下のレイアウト案が出力されました。これをもとに、実際にパワポでスライドを作ってみます。
①プログラミングをする子供のイラストを探す
パワポのストック画像から「PC 子供」で検索して写真を探し、スライド画面に貼り付けます。
②写真にタイトル文字をのせる
長方形で半透明のあしらいを作り、その上にタイトル文字をのせます。
③スライドデザインをブラッシュアップ
「図の形式→色→色の彩度」で写真の彩度を変更します。
英語のタイトルをつけて、日本語を小さめに配置するとお洒落に見えます。
2.スライド1:背景
背景については、GPT4から以下のレイアウト案が出力されました。
データが必要なのでAIに聞いてみましょう。GPT-4に「プログラミング教育の必要性や将来性に関する研究データ を10個教えてください」と入力します。
GPT-4だと、現時点では2021年9月以前の古い情報しか出力してくれないため、同じ質問をBingに聞いてみます。
Bingが提案してくれた様々な関連サイトの中から、経済産業省の「IT人材需給に関する調査」(P42)の情報を利用することにします。
①参考画像のスクショを貼り付ける
PDF画像のスクショをパワポスライドに貼り付けて、不要な部分をトリミングします。
②必要な情報をグラフ化する
グラフを見やすくしたり統一感を出したりしたい場合は、元データから必要な情報(ここではIT人材不足数(中位シナリオ))を抽出して、新しいグラフを作成します。
③スライドデザインをブラッシュアップして、文字をのせる
そのままだとデザインしづらいので、グラフから不要なデータを削除して、タイトルや目立たせたい数字をテキストボックスでレイアウトし直します。
スライド名と参考文献の記載を加えて、スライドを完成させましょう。
3.スライド2:問題点①
①参考画像のスクショを貼り付ける
スライド1と同様にBingで必要な情報を検索したら、PDF画像のスクショをパワポスライドに貼り付けて、不要な部分をトリミングします。
②必要な情報をグラフ化する
グラフを見やすくしたり統一感を出したりしたい場合は、必要な部分(ここでは小学生の情報)を抽出して、新しいグラフを作成します。
4.スライド3:問題点②
①参考画像のスクショを貼り付ける
こちらもBingで必要な情報を検索したら、PDF画像のスクショをパワポスライドに貼り付けて、不要な部分をトリミングします。
②必要な情報をグラフ化する
今回は、全国の情報を抽出して棒グラフを円グラフに修正することで、グラフを見やすくしてみましょう。
5.スライド4:提案 - 教室内容①
①Microsoft Designerで欲しい画像を作成
パワポのストック画像から必要な写真を見つけられない場合は、Microsoft Designerで必要な画像を探してDLします。画像をパワポに貼りつけて不要な部分をトリミングします。複数の画像を並列に使用する場合は、同じ大きさにトリミングしましょう。
6.スライド5:提案 - 教室内容②
①Microsoft Designerで欲しい画像を作成
こちらも、Microsoft Designerで必要な画像を探してDLしました。
7.スライド6:提案 - 教室の実施方法文字: 「オンライン教室の開催」
①料金体系の表を作成する
パワポでグレーのシンプルな表を作成して文字を入力し、料金体系表を作成します。
8.スライド7:結論
①結論スライドを作成する
パワポのストック画像から「PC 子供」で検索して写真を探し、タイトルスライド作成時と同様に写真+文字のスライドを作成します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。AIにスライド構成やレイアウト、コンテンツの情報を準備してもらうことで、実際の企画会議で使えそうな8枚のプレゼンスライドを1日で作ることができました。
今までスライド作りに時間がかかっていた方は、こちらのnoteを参考に、AIを使った効率よいスライド製作にチャレンジしてみてくださいね(セキュリティの問題があるので、会社の機密情報などをAIに入力しないように注意しましょう)。