プレゼン製作にあたって覚えておくべき図解を知りたい
前回「GPT-4はプレゼン構成をつくれるのか」という記事でGPT4に採用プレゼンの原稿を作ってもらったところ、かなり即戦力になることが分かりました。プレゼン製作にあたって覚えておくべき図解についても知っていそうなので、聞いてみましょう。「あなたはプロのプレゼンクリエイターです。プレゼン製作にあたって覚えておくべき図解を30個教えてください」と入力します。
やはりコンサル並みの知識がありそうです。それぞれの図解をどんな場面で使えばよいか知りたいので「それぞれどんなプレゼンの場面で使うかを教えてください」と聞いてみます。
この質問だとそれぞれの図解の一般的な用途は分かりますが、具体的にどんなスライドの場面で使うかはイメージしづらいので、アプローチを変えてみましょう。
今度は「①企業がよく作るスライドにはどのようなものがあるのか」、そして「②どのようなレイアウトで作ればよいのか」を聞くことで、おさえておくべき図解やグラフを探してみます。
企業はどのような場面にビジネススライドを作るのか
まず「企業が10枚以上のビジネススライドをつくる場面のうち、もっとも頻度が高いものを10個あげてください」(その後「上記を使用頻度の高い順に並べ変えてください」と指示しましたが、同じ並びでした…優秀です)と聞いてみます。
ちなみに「学生が10枚以上のビジネススライドをつくる場面のうち、もっとも頻度が高いものを10個あげてください」と聞くと、こんな答えが出力されました。
スライド構成から、よく使われる図解やグラフを知る
では、企業スライドで最も作られていると思われる「新製品やサービスの提案会議」の構成を考えてもらいます。「「新製品やサービスの提案会議」のスライドを8枚で作る場合の、タイトルとスライド構成を教えてください。」と入力しましょう。
つぎに「各スライドで使用すべき図解やグラフの名称を教えてください。」と聞くと、具体的な図解やグラフの名称を教えてもらうことができました。
この質問を、先ほど出力した「企業が10枚以上のビジネススライドをつくる場面のうち、もっとも頻度が高いものを10個」全てについて繰り返します。出てきた図解名をエクセルで抽出して、重複しているものを除いて「頻出図解リスト」を作ると下記のようになります。
このリストをGPT4に貼り付けて「上記のスライドを、役割別にグルーピングしてください」と聞くと、下記のようになります。
このように具体的なプレゼン構成を聞いてから、それぞれのプレゼンに使用する図解を聞いていくことで、プレゼン製作にあたって覚えておくべき図解のリストを作ることができました。
GPT4に直接質問して思ったような回答が得られない場合にも、あきらめずに色々な方向からアプローチして、狙い通りの答えを引き出していきましょう。