前回「GPT-4が考えるプレゼンのレイアウト⑥」という記事で、「人事評価や目標設定の会議」の図解レイアウトを作成しました。今回は「オペレーション改善の提案会」でよく使われる図解レイアウトを考えてみたいと思います。
今回も、GPTの出力結果に基づいて各スライドのレイアウトをイメージしていきます。馴染みのない図解についてはプロのコンサルになりきって説明してもらい、各スライドの具体的な内容についても追加質問をして、プレゼン製作の助けになるような提案をしてもらおうと思います。
01_タイトルと目次
まずタイトルについては、下記の指示に従ってレイアウトを作ります。タイトル案などが決まらない場合は、GPT-4にブレインストーミングしてもらいましょう。
02_現状の課題・問題点
フィッシュボーン図を作って現状の課題を分析しましょう。GPT-4に「あなたはプロのコンサルタントです。オペレーション改善提案における課題・問題点の洗い出しのための「フィッシュボーン図: 問題点の原因を分析」の作り方について定義と具体的な図解の作り方を教えてください。」と聞いてみます。
03_改善提案の目的
ゴールピラミッドは、目標達成のための道のりを階層化した図です。最上部に最終的な目標(目的)を配置し、その下に具体的な戦略や行動を段階的に示します。これにより、大きな目標をどのように具体的なアクションへと落とし込んでいくかを視覚化します。このスライドでは、何を目指して、どのように改善を進めていくのかを明確にします。
04_改善案の概要
マインドマップはアイデアや情報の流れを視覚的に表現する方法です。中心に主要な改善案を配置し、そこから枝分かれする形で関連する要素を描き出します。これにより、各改善案の関連性や、それぞれがどのような要素から成り立っているのかを理解することができます。
05_改善案の詳細
フローチャートはプロセスや手順を図式化したもので、改善案の具体的な実施手順や各ステップの関係性を視覚的に示します。新しい改善がどのように実行され、どのように既存のプロセスに組み込まれるのかを明示します。
06_改善効果・ROI分析
ROI(投資利益率)は、投資の効果を数値化する一つの指標です。改善案にかかるコストと、それにより得られる効果(利益やコスト削減など)を比較し、改善がどの程度のリターンを生むかを見積もります。このスライドでは、提案された改善が組織にどの程度の利益をもたらすかを示します。
07_実施計画・タイムライン
ガントチャートは、プロジェクトのスケジュール管理に役立つ視覚的なツールです。各タスクの開始と終了、タスク間の依存関係、進行状況などを一覧で確認することができます。このスライドでは、改善案の具体的な実施スケジュールを提示し、各タスクがいつ始まり、いつ終わるのか、またどのタスクが他のタスクに依存しているのかを明示します。全体の流れを把握することで、タスクの優先順位を付けるための参考にもなります。
08_モニタリング・評価
最後に、改善の効果を可視化するためのダッシュボードを作ります。
GPT-4に「あなたはプロのコンサルタントです。オペレーション改善の提案会における: 効果測定・評価の指標を可視化するための「ダッシュボード」とは何か、定義と具体的な図解の作り方を教えてください。」と聞いて、手順を確認してから作りましょう。
まとめ
GPT-4を活用して、各スライドが何を表現し何を達成するためのものなのか理解してからスライド製作に取り掛かりましょう。オペレーション改善の提案は、単に良いアイデアを思いつくだけでなく、そのアイデアをどのように具体化し、実行し、結果を評価するかを具体的に示す作業が必要になります。最初に結果を出すために必要なスライド構成をイメージしてから、分かりやすいプレゼンを作ってくださいね。