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GPT-4が考えるプレゼンのレイアウト(⑦オペレーション改善の提案会)

前回「GPT-4が考えるプレゼンのレイアウト⑥」という記事で、「人事評価や目標設定の会議」の図解レイアウトを作成しました。今回は「オペレーション改善の提案会」でよく使われる図解レイアウトを考えてみたいと思います。

「オペレーション改善の提案会」の各スライドで使用すべき図解やグラフの名称:

スライド1: タイトルと目次
・図解やグラフは不要です。
スライド2: 現状の課題・問題点
・フィッシュボーン図: 問題点の原因を分析
・水平棒グラフ: 問題点の影響度の比較
スライド3: 改善提案の目的
・ゴールピラミッド: 目的と期待される成果の階層構造
スライド4: 改善案の概要
・マインドマップ: 各改善案の関連性と概要
スライド5: 改善案の詳細
・フローチャート: 改善案の手順と実施内容の可視化
スライド6: 改善効果・ROI分析
・円グラフ: 改善効果の内訳
・棒グラフ: ROI(投資対効果)の比較
スライド7: 実施計画・タイムライン
・ガントチャート: 実施計画のタイムライン
スライド8: モニタリング・評価
・ダッシュボード: 効果測定・評価の指標の可視化
・コントロールチャート: プロセスの安定性をモニタリング

GPT4より出力

今回も、GPTの出力結果に基づいて各スライドのレイアウトをイメージしていきます。馴染みのない図解についてはプロのコンサルになりきって説明してもらい、各スライドの具体的な内容についても追加質問をして、プレゼン製作の助けになるような提案をしてもらおうと思います。

01_タイトルと目次

まずタイトルについては、下記の指示に従ってレイアウトを作ります。タイトル案などが決まらない場合は、GPT-4にブレインストーミングしてもらいましょう。

スライド1: タイトルと目次
・図解やグラフは不要です。

GPT4より出力

02_現状の課題・問題点

スライド2: 現状の課題・問題点
・フィッシュボーン図: 問題点の原因を分析
・水平棒グラフ: 問題点の影響度の比較

GPT4より出力

フィッシュボーン図を作って現状の課題を分析しましょう。GPT-4に「あなたはプロのコンサルタントです。オペレーション改善提案における課題・問題点の洗い出しのための「フィッシュボーン図: 問題点の原因を分析」の作り方について定義と具体的な図解の作り方を教えてください。」と聞いてみます。

フィッシュボーン図(またはイシカワ図、因果図)は品質管理の分野でよく用いられ、特定の問題の原因を特定、分析、視覚化するためのツールです。この図の形が魚の骨に似ていることからこの名前が付いています。

定義
フィッシュボーン図は、ある特定の問題(効果)とそれにつながる原因を構造化し、理解しやすく視覚化する方法を提供します。主要な原因は通常、人(人間要因)、方法(プロセスや手順)、機械(設備や装置)、材料(入力)、環境(作業環境)、計測(データの収集と解析)の6Mと呼ばれるカテゴリーに分けられます。これらのカテゴリーは状況に応じてカスタマイズすることが可能です。

具体的な図解の作り方
1.まず、ページの右側に小さな箱を描き、その中に問題または効果を記述します。
2.その箱から左側に向かって大きな水平線(「背骨」)を描き、それを中心に「骨」(原因のカテゴリーを表す支線)を描きます。
3.これらの「骨」には、人間、方法、機械、材料、環境、計測などの主要な原因カテゴリーをラベルとして記入します。
4.次に、各カテゴリーに基づいて具体的な原因をリストアップし、それぞれの「骨」から分岐する小さな「骨」(支線)として描きます。
5.より詳細な原因がある場合は、これらの小さな「骨」からさらに支線を描き、それらを記述します。
6.最終的には、全体が魚の骨のように見えるようになります。ここから図の名前が derivedされています。

フィッシュボーン図は、問題の原因を洗い出し、それらがどのように相互に関連しているかを視覚化するための強力なツールです。これにより、問題の根本的な原因を特定し、解決策を検討する際の議論を構造化することが可能になります。この分析を通じて、各原因がどの程度問題に寄与しているかを理解し、どの原因から対策を始めるべきかを判断することができます。

また、フィッシュボーン図は一人で作成することも、グループでブレインストーミングする際のツールとしても使用できます。多くの視点から問題を考えることができれば、より包括的な解決策を見つける可能性が高まります。

このフレームワークは、問題解決の初期段階で特に有用で、問題の全体像を理解するのに役立つとともに、次のステップ(解決策の実行)に移行する前に、全ての可能な原因を検討することを確認します。

GPT4より出力

03_改善提案の目的

スライド3: 改善提案の目的
・ゴールピラミッド: 目的と期待される成果の階層構造

GPT4より出力

ゴールピラミッドは、目標達成のための道のりを階層化した図です。最上部に最終的な目標(目的)を配置し、その下に具体的な戦略や行動を段階的に示します。これにより、大きな目標をどのように具体的なアクションへと落とし込んでいくかを視覚化します。このスライドでは、何を目指して、どのように改善を進めていくのかを明確にします。

04_改善案の概要

スライド4: 改善案の概要
・マインドマップ: 各改善案の関連性と概要

GPT4より出力

マインドマップはアイデアや情報の流れを視覚的に表現する方法です。中心に主要な改善案を配置し、そこから枝分かれする形で関連する要素を描き出します。これにより、各改善案の関連性や、それぞれがどのような要素から成り立っているのかを理解することができます。

05_改善案の詳細

スライド5: 改善案の詳細
・フローチャート: 改善案の手順と実施内容の可視化

GPT4より出力

フローチャートはプロセスや手順を図式化したもので、改善案の具体的な実施手順や各ステップの関係性を視覚的に示します。新しい改善がどのように実行され、どのように既存のプロセスに組み込まれるのかを明示します。

06_改善効果・ROI分析

スライド6: 改善効果・ROI分析
・円グラフ: 改善効果の内訳
・棒グラフ: ROI(投資対効果)の比較

GPT4より出力

ROI(投資利益率)は、投資の効果を数値化する一つの指標です。改善案にかかるコストと、それにより得られる効果(利益やコスト削減など)を比較し、改善がどの程度のリターンを生むかを見積もります。このスライドでは、提案された改善が組織にどの程度の利益をもたらすかを示します。


07_実施計画・タイムライン

スライド7: 実施計画・タイムライン
・ガントチャート: 実施計画のタイムライン

GPT4より出力

ガントチャートは、プロジェクトのスケジュール管理に役立つ視覚的なツールです。各タスクの開始と終了、タスク間の依存関係、進行状況などを一覧で確認することができます。このスライドでは、改善案の具体的な実施スケジュールを提示し、各タスクがいつ始まり、いつ終わるのか、またどのタスクが他のタスクに依存しているのかを明示します。全体の流れを把握することで、タスクの優先順位を付けるための参考にもなります。

08_モニタリング・評価

スライド8: モニタリング・評価
・ダッシュボード: 効果測定・評価の指標の可視化
・コントロールチャート: プロセスの安定性をモニタリング

GPT4より出力

最後に、改善の効果を可視化するためのダッシュボードを作ります。

GPT-4に「あなたはプロのコンサルタントです。オペレーション改善の提案会における: 効果測定・評価の指標を可視化するための「ダッシュボード」とは何か、定義と具体的な図解の作り方を教えてください。」と聞いて、手順を確認してから作りましょう。

ダッシュボードは、一連の関連するデータ、指標、KPI(キーパフォーマンスインディケーター)を一覧表示し、ビジュアル化する管理ツールです。オペレーション改善の提案会におけるダッシュボードは、改善の結果と効果を定量化し、可視化することで、進捗状況を一目で理解し、必要に応じて調整や改善を行うことができます。

ダッシュボードを作成するための一般的な手順は以下の通りです:
1.目標の定義:まず何を達成したいのか、何を測定したいのかを明確にします。例えば、あるプロセスの効率を向上させること、コストを削減すること、顧客満足度を高めることなどが目標となるかもしれません。
2.KPIの選択:達成したい目標を測定するための適切な指標、つまりKPIを選びます。これは効率、コスト、満足度など、目標に直接関連する何かであるべきです。
3.データの収集:選択したKPIのデータを収集します。これは通常、企業の内部システム、調査、外部データソースなどから得られます。
4.ダッシュボードのデザイン:ダッシュボードのレイアウトとデザインを決定します。最も重要なKPIは目立つ場所に置くべきです。また、棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフなど、情報を視覚的に伝えるための適切なグラフィカルな表現を選びます。
5.データの表示:収集したデータをダッシュボードに表示します。これは、リアルタイムで更新されることもあれば、定期的に更新されることもあります。
6.分析とアクション:ダッシュボードを使ってデータを分析し、目標達成に向けた行動を計画します。ダッシュボードは、現状を把握し、問題を特定し、解決策を立案するための有用なツールとなります。

ダッシュボードは、目標に対する進捗を迅速に把握し、改善の効果を可視化し、潜在的な問題を早期に特定し、組織全体での認識の一致を促進する重要なツールとなります。

ただし、効果的なダッシュボードを作成するためには、以下の点に注意する必要があります:
適切な指標を選択:全てのデータが等しく重要なわけではありません。ダッシュボードに表示する指標は、ビジネスの目標や戦略に直接関連し、行動を促すものでなければなりません。
シンプルさと明確さ:ダッシュボードは、情報を素早く理解できるようにデザインする必要があります。複雑すぎると、ユーザーが混乱したり、重要な情報を見落としたりする可能性があります。
更新と維持:ダッシュボードは常に最新の状態に保つ必要があります。データが古くなったり、不正確であったりすると、誤った意思決定を行う可能性があります。

これらのガイドラインに従って、ダッシュボードはビジネスの重要な側面をハイライトし、効果的な意思決定をサポートする強力なツールとなります。

GPT4より出力

まとめ

GPT-4を活用して、各スライドが何を表現し何を達成するためのものなのか理解してからスライド製作に取り掛かりましょう。オペレーション改善の提案は、単に良いアイデアを思いつくだけでなく、そのアイデアをどのように具体化し、実行し、結果を評価するかを具体的に示す作業が必要になります。最初に結果を出すために必要なスライド構成をイメージしてから、分かりやすいプレゼンを作ってくださいね。

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