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GPT-4におすすめ図解を聞いてみた

プレゼン製作にあたって覚えておくべき図解を知りたい

前回「GPT-4はプレゼン構成をつくれるのか」という記事でGPT4に採用プレゼンの原稿を作ってもらったところ、かなり即戦力になることが分かりました。プレゼン製作にあたって覚えておくべき図解についても知っていそうなので、聞いてみましょう。「あなたはプロのプレゼンクリエイターです。プレゼン製作にあたって覚えておくべき図解を30個教えてください」と入力します。

プロのプレゼンクリエイターとして、効果的なプレゼンテーションを作成するために知っておくべき30の図解手法を以下に示します。これらの図解手法は、情報を視覚的に表現し、聴衆の理解を助けることができます。

1. バーチャート
2. 折れ線グラフ
3. 円グラフ
4. ヒストグラム
5. 散布図
6. エリアチャート
7. 棒グラフ
8. レーダーチャート
9. ヒートマップ
10. ウォーターフォールチャート
11. トレンドライン
12. ガントチャート
13. マインドマップ
14. フローチャート
15. SWOT分析
16. ペスト分析
17. タイムライン
18. ツリーマップ
19. バブルチャート
20. サンキーダイアグラム
21. オルガングラム(組織図)
22. プロセス図
23. マトリックス図
24. フィッシュボーンダイアグラム(イシカワ図)
25. Venn図
26. ピラミッド図
27. システムダイアグラム
28. コネクターダイアグラム
29. スタッププロット
30. シーケンス図

これらの図解手法を使い分けることで、プレゼンテーションの質を向上させることができます。データや情報の種類、目的に応じて適切な図解手法を選択し、聴衆に分かりやすく伝えることが重要です。

GPT4より出力

やはりコンサル並みの知識がありそうです。それぞれの図解をどんな場面で使えばよいか知りたいので「それぞれどんなプレゼンの場面で使うかを教えてください」と聞いてみます。

それぞれの図解手法が適しているプレゼンの場面を説明します。

1. バーチャート: カテゴリ間の数量比較を示す場合。
2. 折れ線グラフ: 時間経過に伴う変化やトレンドを示す場合。
3. 円グラフ: 全体に対するパーセンテージや比率を示す場合。
4. ヒストグラム: データの分布や頻度を示す場合。
5. 散布図: 2つの変数間の関係や相関を示す場合。
6. エリアチャート: 折れ線グラフと同様に、時間経過に伴う変化を示すが、7. 積み重ねることで複数のカテゴリーを比較できる。
8. 棒グラフ: バーチャートと同様に、カテゴリ間の数量比較を示すが、時間軸がある場合に適用。
9. レーダーチャート: 複数の要素を同時に比較し、全体像を把握する場合。
10. ヒートマップ: 2つのカテゴリ間の関係を色の濃さで表現する場合。
11. ウォーターフォールチャート: 順序立てたデータの累積効果を示す場合。
トレンドライン: データの傾向や予測を視覚化する場合。
12. ガントチャート: プロジェクトのスケジュールやタスク進捗を示す場合。
13. マインドマップ: アイデアや概念の関連性を視覚的に整理する場合。
14. フローチャート: プロセスや手順をステップバイステップで示す場合。
15. SWOT分析: 強み、弱み、機会、脅威を評価する場合。
16. ペスト分析: 政治、経済、社会、技術の要因を考慮した分析を行う場合。
17. タイムライン: 歴史的な出来事やプロジェクトのマイルストーンを時系列で示す場合。
18. ツリーマップ: 階層構造を持つデータを視覚的に比較する場合。
19. バブルチャート: 3つの変数を同時に比較し、バブルの大きさで重要度を示す場合

GPT4より出力

この質問だとそれぞれの図解の一般的な用途は分かりますが、具体的にどんなスライドの場面で使うかはイメージしづらいので、アプローチを変えてみましょう。

今度は「①企業がよく作るスライドにはどのようなものがあるのか」、そして「②どのようなレイアウトで作ればよいのか」を聞くことで、おさえておくべき図解やグラフを探してみます。

企業はどのような場面にビジネススライドを作るのか

まず「企業が10枚以上のビジネススライドをつくる場面のうち、もっとも頻度が高いものを10個あげてください」(その後「上記を使用頻度の高い順に並べ変えてください」と指示しましたが、同じ並びでした…優秀です)と聞いてみます。

1. 新製品やサービスの提案会議
2. 事業戦略の発表や検討会
3. 売上や業績の報告・分析会
4. プロジェクト進捗報告会
5. 社内研修や教育プログラム
6. 人事評価や目標設定の会議
7. オペレーション改善の提案会
8. マーケティング戦略のプレゼンテーション
9. 財務分析や予算編成の会議
10. 社内外のコミュニケーションイベント

GPT4より出力

ちなみに「学生が10枚以上のビジネススライドをつくる場面のうち、もっとも頻度が高いものを10個あげてください」と聞くと、こんな答えが出力されました。

1. ゼミナールやクラス発表
2. グループプロジェクトの成果発表
3. 卒業研究や修士論文のプレゼンテーション
4. 学内の研究発表会
5. 学生団体やサークル活動の企画発表
6. 留学経験や海外研修の報告会
7. インターンシップの体験報告会
8. 学内イベントや文化祭の企画プレゼンテーション
9. 語学学習や異文化理解の発表
10. ボランティア活動や地域貢献の報告会

GPT4より出力

スライド構成から、よく使われる図解やグラフを知る

では、企業スライドで最も作られていると思われる「新製品やサービスの提案会議」の構成を考えてもらいます。「「新製品やサービスの提案会議」のスライドを8枚で作る場合の、タイトルとスライド構成を教えてください。」と入力しましょう。

スライド1: タイトルと目次
・タイトル: 新製品/サービスの提案
・目次: スライド構成の概要
スライド2: 背景・課題
・現在の市場状況や顧客のニーズ
・解決すべき問題や課題
スライド3: 新製品/サービスの概要
・製品/サービス名
・コンセプトや特徴
スライド4: 新製品/サービスの利点
・顧客や企業にとってのメリット
・競合との差別化要素
スライド5: ターゲット市場
・ターゲット顧客の定義
・市場規模や成長予測
スライド6: 販売戦略
・販売チャネルやプロモーション活動
・販売目標やKPI
スライド7: 製品/サービスの開発と実装
・開発プロセスやスケジュール
・必要なリソースや予算
スライド8: まとめと次のステップ
・新製品/サービスの提案の要点の再確認
・次に取り組むべきアクションやタイムライン

GPT4より出力

つぎに「各スライドで使用すべき図解やグラフの名称を教えてください。」と聞くと、具体的な図解やグラフの名称を教えてもらうことができました。

「新製品やサービスの提案会議」の各スライドで使用すべき図解やグラフの名称:

スライド1: タイトルと目次
・図解やグラフは不要です。
スライド2: 製品/サービスの概要
・図解: 製品/サービスのイメージや機能を視覚化するイラストや写真
スライド3: 市場調査とニーズ分析
・円グラフ: 市場シェア
・棒グラフ: 市場成長率や顧客セグメント別ニーズ
スライド4: 競合分析
・水平棒グラフ: 競合他社との比較(特徴、価格、機能等)
・SWOT分析: 強み、弱み、機会、脅威の整理
スライド5: 製品/サービスの価値提案
・図解: 顧客が受ける価値を具体化するイラストや写真
・USP(独自のセールスポイント)の強調
スライド6: マーケティング戦略
・4P(製品、価格、プロモーション、場所)の戦略を示す図解やアイコン
・ガントチャート: マーケティングプランのタイムライン
スライド7: 収益予測と投資対効果
・折れ線グラフ: 収益予測の推移
・ROI(投資対効果)の計算を示す図解
スライド8: 次のステップと提案のまとめ
・アクションプラン: 実行すべきタスクや期限を示す図解やリスト
・タイムライン: プロジェクトの全体スケジュールを示すガントチャート
・図解やグラフは不要です。

GPT4より出力

この質問を、先ほど出力した「企業が10枚以上のビジネススライドをつくる場面のうち、もっとも頻度が高いものを10個」全てについて繰り返します。出てきた図解名をエクセルで抽出して、重複しているものを除いて「頻出図解リスト」を作ると下記のようになります。

円グラフ: 固定費・変動費の構成比
棒グラフ: コスト削減効果の比較
水平棒グラフ: 各目標の進捗状況
折れ線グラフ: 収益予測の推移
SWOT分析: 強み、弱み、機会、脅威の整理
USP(独自のセールスポイント)の強調
4P(製品、価格、プロモーション、場所)の戦略を示す図解やアイコン
ROI(投資対効果)の計算を示す図解
アクションプラン: 実行すべきタスクや期限を示す図解やリスト
BCGマトリックス、GEマトリックス ロードマップ: 製品/サービスの開発計画
プロセスフローチャート: オペレーションの流れを視覚化
キャッシュフローグラフ: キャッシュフロー予測
ゲージチャート: 達成率の表示
レーダーチャート: 競合優位性と課題の比較
ガントチャート: アクションプランのタイムライン
ツリーマップ: 目標に対する取り組みの優先度や影響力の可視化"
オルガニゼーションチャート: メンバー構成と役割
タイムライン: プロジェクト期間の可視化
チェックリスト: 完了したタスクと未完了タスク
リスクマトリックス: リスク要因の評価と対策の重要度
タスクリスト: タスクの一覧、優先順位、期限
ゴールピラミッド: 目的と期待される成果の階層構造
マインドマップ: 各セッションの概要と関連性
ピクトグラム: 使用する教育手法のアイコン
ツールロゴ: 評価ツールの紹介
ダッシュボード: 効果測定・評価の指標の可視化
オペレーションKPIダッシュボード: 主要な業績評価指標を表示
コントロールチャート: プロセスの安定性をモニタリング
SWOTマトリックス: 競合企業の強み・弱み分析
セグメントマトリックス: ターゲティングの可視化
マーケティングミックス図: 4P(製品、価格、プロモーション、販売チャネル)の関連性"
ゴールダイアグラム: 目標達成のための要素を視覚化
カレンダー: イベント日時を表示
地図: イベント会場の場所
写真付きプロフィール: 登壇者の顔写真と簡単な経歴
会場レイアウト図: 会場の配置や流れを示す
ワードクラウド: フィードバックのキーワードを視覚化

GPT4の出力結果をエクセルで抽出

このリストをGPT4に貼り付けて「上記のスライドを、役割別にグルーピングしてください」と聞くと、下記のようになります。

以下に、役割別にグループ化したスライドのリストを示します。

【財務・コスト分析】
・円グラフ: 固定費・変動費の構成比
・棒グラフ: コスト削減効果の比較
・折れ線グラフ: 収益予測の推移
・ROI(投資対効果)の計算を示す図解
・キャッシュフローグラフ: キャッシュフロー予測

【事業戦略・製品戦略】
・SWOT分析: 強み、弱み、機会、脅威の整理
・USP(独自のセールスポイント)の強調
・4P(製品、価格、プロモーション、場所)の戦略を示す図解やアイコン
・BCGマトリックス、GEマトリックス
・ロードマップ: 製品/サービスの開発計画

【プロジェクト管理・タスク管理】
・水平棒グラフ: 各目標の進捗状況
・アクションプラン: 実行すべきタスクや期限を示す図解やリスト
・ガントチャート: アクションプランのタイムライン
・タスクリスト: タスクの一覧、優先順位、期限

【競合分析・マーケティング戦略】
・レーダーチャート: 競合優位性と課題の比較
・SWOTマトリックス: 競合企業の強み・弱み分析
・セグメントマトリックス: ターゲティングの可視化
・マーケティングミックス図: 4P(製品、価格、プロモーション、販売チャネル)の関連性

【組織・チーム管理】
・オルガニゼーションチャート: メンバー構成と役割
・ゴールピラミッド: 目的と期待される成果の階層構造
・ツリーマップ: 目標に対する取り組みの優先度や影響力の可視化

【研修・教育】
・マインドマップ: 各セッションの概要と関連性
・ピクトグラム: 使用する教育手法のアイコン
・ツールロゴ: 評価ツールの紹介
・ダッシュボード: 効果測定・評価の指標の可視化

【オペレーション・プロセス改善】
・プロセスフローチャート: オペレーションの流れを視覚化
・オペレーションKPIダッシュボード: 主要な業績評価指標を表示
・コントロールチャート: プロセスの安定性をモニタリング

【目標達成・リスク管理】
・ゲージチャート: 達成率の表示
・リスクマトリックス: リスク要因の評価と対策の重要度

【イベント・コミュニケーション】
・カレンダー: イベント日時を表示
・地図: イベント会場の場所
・写真付きプロフィール: 登壇者の顔写真と簡単な経歴
・会場レイアウト図: 会場の配置や流れを示す
・ワードクラウド: フィードバックのキーワードを視覚化

このように、役割別にグループ化することで、それぞれの目的に合わせたスライドを作成しやすくなります。

GPT4より出力

このように具体的なプレゼン構成を聞いてから、それぞれのプレゼンに使用する図解を聞いていくことで、プレゼン製作にあたって覚えておくべき図解のリストを作ることができました。

GPT4に直接質問して思ったような回答が得られない場合にも、あきらめずに色々な方向からアプローチして、狙い通りの答えを引き出していきましょう。

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