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【実践報告】発音指導、どうやってますか?

割引あり

オンラインで日本語を教えていると、

『今まで、発音を習ったことがありません。』

と言われること、多くありませんか?
2015年から日本語教師をやっていますが、「ちゃんと発音を習いました」という学習者さん・・・記憶している範囲ではいなかったと思います。習っていなくても耳で覚えて上達する人もいますし、発話練習と聴解で自然に覚えられる人も多いと思いますが。

海外で独学している人は特に、日本語を聞く・見ることは多くても、発話して自分の発音が相手に通じるか試す機会があまりありません。

いかにも英語っぽい日本語、中国語っぽい日本語、シングリッシュな日本語、めちゃ巻き舌な日本語、などなど・・・

日本人はまだ「多様な日本語」に慣れていませんから、外国語の影響を強く受けた日本語を聞くと、ちょっとクスっとしてしまったり、露骨に「?」という顔をしてしまうかもしれません。せっかく練習して勇気を出して話した日本語が、発音のせいで全く通じなかったり、笑われてしまったら悲しいですよね。

ちょっとしたコツを教えて、日本人に通じる日本語っぽい発音に近づいてもらいましょう。日本語教育能力検定試験に出てくるような「口腔断面図」とか難しい説明は一切なしで、即効性の高い練習方法をご紹介します。

主に英語圏の学習者さんを想定しています。


2016年にまとめてitalkiに掲載した、発音に関する記事を使います。

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