観光で地域を活かすこと、殺すこと #1

日本各地で観光や地域振興絡みの仕事や活動をする友人知人と
表題の件について考えるオンライン会議を開きました。

限定公開だったので、議論の詳細は記さず
そのときの議題や示唆をかいつまんで備忘します。

ご興味を持っていただけましたら、ぜひ次回以降、ご参加いただけると幸いです。
※こちらのグループをフォローいただくと開催計画時に連絡がいきます↓
https://worldknowledge.peatix.com/


【観光業について】
① 日本の観光業は経済や経営学習が未熟。観光業にあるべき経営や産業を育てる長期的視点や地域規模の戦略設計が必要。

② 観光産業は、地域外から外貨を獲得手立てとして必須だが、問題はそんなに稼ぐ力がないこと。サービス業は所得分配するには弱い。
域外資本のホテルや観光サービスも目立つ。

③ 見えるもの=街並みは、沢山の観光客を引き寄せる。
街並みに地域色を反映する、地域の美学を守るのは重要。

【地域資産、産業について】
③ 地域資産や産業として労働集約にならない産業をたてたい。

④ クリエイティブ産業やエネルギーで50億円くらい域外に流出している。
東京から人を呼んでしまうのは、クリエイティブにお金をかけるのでなくブラントにお金をかけている意識が元凶。
クリエイティブ業もサービス業も、消費者と企業ともに、目に見えないものにお金を出す意識が低い。

⑤ 外貨獲得、貿易を促進しないと、自給自足型だと所得は確実に下がる。

⑥ インターネットでビジネスの境界がなくなる。

⑦ 経済合理性ではない購買が、観光。


スピーカーの総意のひとつとして、30兆弱の観光業をもっと値上げしていく長期的な設計が必要、との結論に至り
私は、観光業に限らず地域の産業を育てるとはどういうことかをもっと掘り下げて考えたいと思いました。

スピーカーの皆さん、興味深い議論を本当にありがとうございました!
いただいた参加費を何に使うかも含めまた議論したいなぁ。

◆登壇者プロフィール(あいうえお順

お時間いただきありがとうございます。