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夏の風物詩 エイサー

沖縄の夏の風物詩であるエイサーについて書きます。
沖縄で生まれ育った人は学校の運動会の催し物としてエイサーをします。
私は小5〜6の運動会でエイサーをやりました。また、大学でエイサーサークルに入ったので、4年間締め太鼓を持っていました。

エイサーの起源

エイサーは、袋中上人が沖縄で始めた念仏踊りが定着したと言われています。袋中上人は福島県いわき市出身で、いわき市の「じゃんがら念仏踊り」がエイサーの起源と言われています。
念仏踊りなので、お盆の時期に祖先を送り出すために各地で踊られます。

エイサーのまち・沖縄市

毎年、お盆が近くなると各地で太鼓や三線の音が聞こえるようになります。
沖縄市以外に、北谷町やうるま市、宜野湾市など中部を中心に青年会でのエイサー活動が活発です。

エイサーのまちを宣言している沖縄市では、「全島エイサーまつり」や「エイサーナイト」などのイベントが開催されています。

お盆期間中のエイサー

旧盆期間中、各地でエイサーの音が聞こえてきます。
午後5時ごろから始まり、午前1時ごろまで、地域を回ってエイサーを演舞します。
この3日間は沖縄市では青年会同士のガーエーが活発に行われます。
ガーエーとは、ウチナーグチで「喧嘩、決闘」を意味します。
複数の青年会同士が同時に演舞を行い、地方や太鼓の音、ヘーシの大きさを競います。2つ以上の青年会の音が混ざるので、いかに相手の青年会の音につられず踊れるかが問われます。
有名なのは、沖縄市の「百軒通り」で行われるガーエーです。

2つの青年会が時間を示し合わせて対決するのですが、
百軒通りの場合は、百軒通りでガーエーをやるのは旧盆期間中の定番なので、観光客や地元民、エイサーファンが詰めかけ、おしくらまんじゅう状態になります。
太鼓隊は太鼓を振り回すわ、人はぎゅうぎゅう詰めになるわ、
人混みに押しつぶされるのはこういうことか
というくらい、人が多く、トラックやエイサー隊が通る時は大勢の人が路肩に押しつぶされます。

2018年の百軒通りでのガーエー

私にとってのエイサー

エイサーの太鼓の音、音楽を聴くとワクワクします。
毎年、旧盆のエイサーを楽しみにしており、ウチナーンチュなんだなぁと実感する瞬間でもあります。

私は大学4年間、エイサーサークルに入り、年中エイサー漬けの生活を送っていました。
お盆にサークルで踊りを借りている青年会の手伝いをしたり、県内外のイベントに出演したりしました。

また、学生の間に、全島エイサーまつりに初めて出演し、大きな会場で何万人もの来場者に向けてエイサーを演舞するチャンスをもらいました。
1日も早く、島中に太鼓の音が鳴り響き、エイサーのイベントが開催される日が来てほしいです。

今年は、
ウンケー(明日12日)に沖縄市内でエイサーを見れたらいいな…。
何度も見ることができている、百軒通りのガーエーを狙って観に行くのもありだなとも思っています。
学生の頃のエイサーの思い出は長くなるのでまた次の機会にあげます。

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夏の思い出

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