(68)認知症と食事

体は元気だが認知症がかなり進んでいる要介護3の義父と、体調を崩しやすいが認知症は日常生活に支障がでるほどではなかった要介護3の義母。お互いサポートし合いながら生活できていたのに、先月の義母入退院後、どうもあやしくなってきている。幸い家からすぐ近くのところにスーパーがあるので、数ヶ月前までは義父母2人で、義父の認知症がひどくなってきてからは義母が1人でスーパーに買い物に行き、自分たちの食事を調達してくることができていた。義母が入院中の義父の食事は私が全て用意していた。義母が退院後は、また二人でやっていけるかな、と思っていたが、もう体力が落ちてスーパーに買い物に行くのもしんどい、という。少し面倒ではあるが、私も2日に1度はスーパーに行く生活をしているから、そのときに義父母の食料も買ってきてあげることはできるかな…と思って買い物してきてあげる生活が始まった。しかし…どうも食料がすぐになくなる。そんなにたくさん食べる2人ではなかったはずなのに…。そこで、部屋をのぞく回数を増やして様子を伺っていると、昼夜逆転生活、昼寝の多い生活をしている2人は、食事が1日3回ではなく4回、5回になっている可能性がある。今までは義母がそのあたりは管理していたと思うが、義母も退院後はボーっとしてしまっているのだろうか。翌朝の朝ごはん用に渡しているパンや飲み物は、翌朝になるころにはもう空っぽで、朝ごはんがない!と言いにあがってくる。これは、「あー、ごめんね!」ともう一度パンを渡していいのか。それとも、「夜中とか早朝に、もう食べ終わってるみたいだね。」と伝えていいものか…。たいしたことないといえばたいしたことない。でも、これも毎日となると、家族はストレスになるものだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?