（６９）義父　デイサービスお試し

今日、義父はいよいよデイサービスの無料おためしに行く。前もって伝えると、当日まで毎日毎日何回も、「今日か？」「今日か？」と聞きにくるだろうから昨日の夜まで伝えなかった。しかも、通院日、と伝えている。さて、今朝は送迎は10:30なのに、8:00から外に出ている。時間がよくわからないから、忘れないように待機してくれてるのならいいが、こんなときでも何かの拍子に回路が切り替わり、徘徊しはじめることもあるから…目が離せない。玄関は鍵１つで過ごしてきたが、義父の徘徊が始まってからは鍵を２つにして二重ロックにし、それもしばらくすると何分かかけて開けるようになり、次はチェーンもかけるようにした。チェーンは取り外しするのに少しひっかかりがあり、やりにくい。最初はチェーンが外せないと家族に言いにきていたが、数日前からチェーンも開けるようになってしまっている。これ以上玄関に鍵を増やして閉じ込めるのも、いいのかどうかわからない。工事費をかけて鍵を追加しても、こういう工事は介護人のためだから補助金もない。８時からずっと家の前に立つ義父。２時間半、家の前で立ち続けるつもりなのだろうか。徘徊してしまわないだろうか。こうやって私が家事の手を何度も止めて玄関に下りて義父がいてるか確認してても、その間、義母は部屋でボーっとお茶を飲んでテレビを見てる。「婆ちゃん、私、いろいろすることあってずっと爺ちゃん見てられない。爺ちゃん、徘徊しないかな。ほっといて大丈夫なんかな。」と声をかけたが、「家入っときって言うたけど、入れへんわ。」と言って終わり。義母は、義父の徘徊の危険もよく理解できてないのかな…。本当に、このままでは私は義父母それぞれを見守るためにこの家にいるようなもの、と思えてくる。