(67)介護保険サービスでは足りないもの

要介護3の82歳の義父、体は元気だが、認知症で同居する家族も困ることが増えてきて介護認定を受けた。認知症とひとことで言ってもいろんな種類があると思うし、もともとの性格も絡んでくると思うし、認知症ならこれがあると便利!みたいなものはなかなかないのもわかる。でも、せっかく介護認定を受けて要介護3と認定され、介護保険のサービスを利用しようと思って調べても、私が1番助けてほしい部分のサービスはない。私が今困っているのは、義父の徘徊、そして、家族のことがわからないときが増えてきていること、いつも自分が正しくて、家族が悪者にされてしまうこと、だろうか。徘徊に行くときは、仕事に行かないといけない、と思っていたり、ここは自分の家じゃないから家に帰らないと、と思って徘徊に出てしまうのだが、そんなときに助けてもらえるサービスはない。24時間関係なしに出ていこうとする義父を引き止めるのはとても難しく、仕方なく同行する。行政に相談しても、それならデイサービスやショートステイ、施設へ、となるのかな。しかし、そのショートステイや施設もなかなか待機人数が多く利用したいときに利用できるわけでもなく…。徘徊=在宅介護は限界の時期、と考えたらいいのかな…。どこかで、もっと頑張らなければと思う自分もいるし、こんなことしてたら私がつぶれると思う自分もいる。そして、どうすることが正解なのかわからない。

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