(46)真夏の絶食 つづき③

真夜中に救急外来に到着し、受け付けてもらえたはいいが、数時間前にも来ていろいろな検査を終えて問題がなかったから、同じ検査をもう一度することはできない、ということだった。飲み込めないという症状に対しては、口の中をよく目視してくれたり、首をしっかりと触って異常がないか触診もしてくださったが、検査らしいことは何もなく、解熱剤だけ処方されて帰るように促された。何も飲み込めない母は、今までの病院嫌いからは考えられないが、入院させてほしい…と言っていた。明け方に救急外来から帰宅し、義母を寝かせ、自分も早く寝ようと思って布団に入るも、なかなか寝れないままに空が明るくなってきて、2、3時間横になっただけだった。朝になり、母を見に行ったが、熱もまだ下がっていないし、やはり水さえ飲み込めない。昨日の病院では連れて行っても何もしてもらえないとおもい、もう一つのかかりつけ病院に電話し、みてもらうことになった。午前10時ぐらいに病院に電話すると、今から連れてきてください、と言ってもらえた。午前診療は12:00までだから、母の動けるタイミングでいこう。それまでに義父に朝ご飯も食べてもらって、子どもの夏期講習も見送って…としていると、11:30になり、義母を車に乗せて急いで向かった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?