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コミュニティの安定のために必要なこと

今日は別荘の総会でした。

最近、民泊利用を目的に別荘を新たに購入する方が出てきたようで、別荘地の管理規約に、民泊禁止をうたう項目の追加について議論が行われました。

別荘を持っている人からすれば、普段使わずに放置するよりも、民泊に使って、収益を得る方が効率的です。しかし、別荘を普段の喧騒から離れ、休息の場所にしている人や、別荘地に引っ越しをしてきて定住している人にとっては、入れ替わり立ち替わり異なる人が訪れたり、旅行気分で騒ぐ人がいると落ち着かないという人もいます。

私の所有する別荘地は、元々の規約で、営業行為には利用してはならないと書かれているので、民泊も規約違反になりますが、規約と法律は違うと言って、平然と民泊をする人などが出てくることを不安視する人もいたりします。

世の中は多様化の時代に入り、外国人の方々もどんどん入ってくるようになり、今まで通り、なんとなく、似た者同士で、コミュニティを維持できた時代ではなくなってきたように思います。

ですから、どんなコミュニティを維持したいと考えているのか、どんな人にメンバーになって欲しいのかを明確に伝えることがこれから、きっと必要なのだと思います。なんとなく分かり合えるだろうというのは、もはやかなり難しいのかもしれません。

企業も、ビジョンを明確にする会社が増えてきましたし、人を採用する際にもどんな人を仲間として求めているかを明確に言葉にする会社も増えています。

企業経営の世界では、10年ほど前から、「ダイバーシティ(多様性)」「ビジョン」「アカウンタビリティ(説明責任)」「トランスペアレンシー(透明性)」と言われてきましたが、社会(とコミュニティにも)そのものにも、多様な人が共に生きるるようなってきた今、明確な言葉での表現と、理解をしてもらうための説明と、透明な規範が、不可欠になってきたのだと思う今日この頃です。

改めて、これから生まれくるコミュニティの姿や起こりうるコミュニティの課題などを考えてみたいと思います・・。

*写真は、山梨県の西湖のバス停にある案山子たちです。


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