くまさん

子供の教育に関わり27年。その経験から書けるものをアップしていきます。

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最近の記事

【子どもは大人のすることをまねる】

ある小学校で、図書委員をしている小学生5・6年生の子どもたちを相手に、本の展示会をしたときのことです。 家庭科室の机の上にいっぱいに並べられた段ボール箱の中には、たくさんの書籍が入っていていました。 図書委員の子どもたちは、その中から宝さがしのように本を選びます。 箱の中には、マンガ調の本。写真が多い本。文字が大きな本。論語について書かれた本。料理の本。昆虫の本。地域について書かれた本。 本当に多種多様な本が入っています。 本がたくさんある日本は幸せな国なんだと実感します

    • 本音

      本(当)の音と書いて本音。 本音は腹にある。決して頭の中にあるのではないと思う。 最近、本音でぶつかる大学生を見なくなった。周りの人間との関係を 過剰にまで気にしながら、言葉を紡ぐ。 表面的にはニコニコして、いい関係を演出している。でも、どことなく寂しそうであり、不満な感じがする。 ある元総理大臣が在職中に一般化された忖度。 まさしく忖度の中で生きている若者たち。 本音なんかはいたら、すぐに村八分になる、という。 SNSが発達して、自分のことを見て、私の話を聞いてという発

      • 便利の後に・・・

        先日のニュースで、スマートフォンによる決済に手数料がかかる(または増額する)ようになるとありました。 つまり有料化。 最初は無料または安価で使用させて、市場が広がりました。人々のキャッシュレス生活を生み、ATMの使用が減ることでATM機も減少しています。社会全体が支払い手段が狭まってきたところ=キャッシュレス決算拡大を見計らい、手数料を取る。企業としては、1つの戦略なんでしょう。 大企業などは対応できるが、小規模店舗では利益と手数料のバランスが取れず、スマホ決算をあきらめ

        • グループからチームへ

          グループとチーム。複数の人間がいっしょに何かをするという意味では 同じ意味ですが、決して同じではありません。 分かりやすいのがスポーツ。 スポーツでいうチームは、勝利に向かって一丸となってプレイします。そこには勝利という目的があり、そのために一歩一歩達成しなければいけない目標があります。 そして、選手はその目標を達成するために担わなければいけない役割があります。 野球のピッチャーならばピッチャーとしての役割があり、そのために球種を覚えるとかスピードを上げるという目標があり

        【子どもは大人のすることをまねる】

          世界とつながっても目の前が・・・

          先日、通勤電車の中で立っているときのこと。 席にはサラリーマンや女性、若いカップルが座っていました。 ほとんどの人がスマホとにらめっこ状態です。 そこにマタニティー用の服を着たと思われる女性が乗り込んできました。 彼女は座席の前に立ちました。そして、ときどきお腹をさする仕草を・・。 そういえば家内も妊婦の時に同じようなことをしたことを思い出し・・もう一度彼女を注視しました。 持っているバックには妊婦さんであることをしめずマークがついていません。 ローヒールの靴に服装から

          世界とつながっても目の前が・・・

          点と点を結び、線を線を束ねて…

          2021年度わかものフェスティバル(全国の大学生が集う発表会)とわかもの合宿(大学生の合宿)の開催地が決定しました。 我が中部支部もエントリーしました。 しかし、残念ながら選ばれませんでした。 2月ごろ、この行事を中部支部に招致しようというメンバーが、 まずは中部支部内の大学生に関心を持ってもら必要があると判断。 どんな事がおこなわれているのかを体験してもらうということになりました。 過去経験がある現在の4期生がプログラムを実施し、他の参加者のイメージを喚起しました。

          点と点を結び、線を線を束ねて…

          創造的破壊

          ラクビー選手として活躍された平尾誠二さん。 同志社大学でもキャプテンとして、誰が見ても素晴らしいプレイされていたそうです。 そのプレイは論理的で、このタイミングでこの状況ならこれを選択するだろうという内容だったそうです。 でも、それを見ていた岡仁詩先生は平尾選手に対して 「おもろうない」と一言。 平尾選手の選択は正しい。でも、それには意外性がないということらしいです。 優秀だから、ラクビーの王道をいく。ラクビーの知識も豊富だからこそ、頭でっかちになり、このプレイをすれば監

          創造的破壊

          【指揮者のいないオーケストラのよう】

          仕事上、大学生と会議をすることがあります。 複数の大学生が集まり、いろいろな活動に向けて討議をします。 企画をして実行して振り返る中で、大学生の学びがあります。 ある企画を実行しているのを見ていると、各プログラムは考えられているが、1日(2時間程度)を通して見るとちぐはぐさを感じました。言い換えるならば、プレハブ式にはめ込んでみたが、全体の流れが分からない状態です。 この原因は何か? 多分、部分部分の企画を考え合わせた時に、全体の流れを見れていない。ここの企画を合わせた

          【指揮者のいないオーケストラのよう】

          平井堅 アルバム得点を見て

          平井堅さんのアルバムを購入したら、得点配信がありました。 本日19:00の配信を見ながら感じたこと・・・・ 配信動画の最後にアルバムの中にある2曲を歌ってくれました。 その1つ「おやすみ」を聞きながら感じたこと。 小さい頃はすべてが冒険。 転んだり、怪我したり。でも、自宅に帰り母親に抱き着き、涙し、手を当ててもらう中でその痛みがだんだん和らぐ。そんなことを思い出す、いめーじさせる曲が「おやすみ」という曲。 歌を聴きながら、母性に触れることの大切さをものすごく感じました。

          平井堅 アルバム得点を見て

          【夕立と雷~自然を感じる力~】

          晴天の日曜日。天気予報では一日晴。 ならば、散歩がてら歩きながらお買い物をしようと出かけました。 歩いていると、日差しが徐々に弱くなってくる・・・。 あれ、雲が増えたな~と感じる私。ところどころは晴れ間もあり 大丈夫大丈夫、天気予報は晴だったと言い聞かせながら歩きます。 店に入ったり、モールの地下に下りたり。人工物の中にいることで自然を忘れながら、買い物を続けます。建物の中はエアコンが効いていて、丁度よい気温と湿度。 食事を済ませて、外に出ると何かが違う。太陽光がなくな

          【夕立と雷~自然を感じる力~】

          【たぬきから学ぶ】

          日本古来の動物で、昔話によく出てくるたぬき。 ラボ教育センター発刊『たぬき』は、C.Wニコル氏に書いていただいた、子たちが大好きなお話です。 たぬきには不思議な力があり、化けることができる。そして、人間を騙すというイメージがあります。騙すのは狸だけでしょうか? 騙す=嘘をつく=本当のことを言わない。 ならば、一番騙すことをしているのは人間では・・・・? 新型コロナウイルス拡散防止のため、政府や政治家はいろいろなことを言います。日本医師会の会長もお役目で国民に呼びかけます。

          【たぬきから学ぶ】

          相手の土俵

          誰にでもある承認欲求。自分の力、努力そして意欲を認めてほしいという気持ちは大切であり、成長の動機付けにもなります。そして、子供たちの教育に関わる人間は、彼らのそんな欲求を受け取り、どう反応するかが問われます。 最近、大学生と話すとこちらの設定した条件、つまり土俵をなかなか受け入れない傾向があるなと、私は感じています。 その背景には、 「あなたの長所を伸ばしましょう」 「得意なところは自信をもって・・」など影響しているのではないでしょうか? つまり、ネガティブな部分は排除する

          相手の土俵

          「イチケイのカラス」から学ぶ

          回を重ねるごとに面白く感じるドラマの1つ「イケイのカラス」 ドラマでは刑事、弁護士、検事そして裁判官と人を裁く仕事がよく取り上げられます。 ドラマだから現実離れ、誇張があるにしても、今回の「イケイのカラス」は面白い。そのドラマを見て感じたこと・・・・・ 法に基づいて人を取り締まるまたは裁くことに関連した仕事、つまり警察、刑事、弁護士、検事そして裁判官が機械的に仕事に従事したら怖いな、と 上記の仕事に就くには多くの勉強をすることが求められます。特に弁護士、検事、裁判官はい

          「イチケイのカラス」から学ぶ

          高く、遠く

          今年の梅雨は、コロナ感染防止のためにはやく来たみたいです。 そうなると運動ができず、体がなまってしまいます。 最近使わない力と言えば、高く飛んだり、遠くへ飛ぶ力などはその代表です。50代になれば当たり前ですね。 高く飛ぶにはしゃがむ。遠くに飛ぶならば助走をつける。記録を出すにはその前に苦しいこと、大変なことがあるということです。 視点を変えて言うと「記録を出す=成果を出す」ためには、どこまで自分を追い込めるかがポイントです。 ある大学生の活動を対応しています。行事を主催

          高く、遠く

          『ドラゴン桜~第4話~」から学ぶ

          春のドラマの中で多くの人が見ている『ドラゴン桜』。 ドラマの詳細は割愛します。 この「ドラゴン桜」の第四話では、生徒3人の苦手科目である数学を鍛えることがテーマでした。そのために、彼らに課せられたのは、小2の算数から鍛えなおすこと。そこで、100問を3分で解き満点をとるという課題に取り組む生徒たち。 ここで出てきたのが「数の暗黙知」ということば。 「暗黙知」とは考えなくても感覚で行える力。例えていうならば、「自転車を乗るときにいちいち乗り方を考えず乗れる。」力と同じ。

          『ドラゴン桜~第4話~」から学ぶ

          コーチ

          小学2年生から始めたサッカー。 きっかけは仲良かった友だちからの誘いと地域に少年野球チームがなかったこと。 当時は指導者資格などない時代。 にわかお父さんコーチが練習中の指導をしてくれていました。 それでも小6の頃には住んでいた市内で上位3位にはいる成績を残せたのは すごいことです。 にわかお父さんコーチでも厳しい指導だったのがよかったのでしょう。 そして、中学では体育の先生がサッカー部の顧問。 先輩たちを指導するその先生の姿を見ながら、2年後には直接指導を・・・