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フリーランスの保活 保育園に入るために

ナレーターの熊崎友香です。2歳と4歳の子供を育てながら、テレ東ワールドビジネスサテライトなどでナレーションをしています。

出産後、働きたいと思っている人なら誰もが気になる保育園事情。とくに、フリーランスは正社員より入りにくいのでは?でも、右も左も分からない!何から始めればいいの?!

来年度の保育園入園の結果が届く季節ですね。。。

おかげさまで、我が家は、幸運にも、2人とも0歳児から同じ認可園に入園することができ、月曜から土曜まで、最大朝は8時から夜の8時まで、収録がある時は預かっていただいています。収録のない時は早めに迎えに行ったり。休んだり。自由がきくところもありがたく、心から感謝しています。

しかし、入園までの道のりは平坦ではありませんでした。

認可保育園に入園するために。

いわゆる「保活」を紹介します。

ちなみに、
役所に認可されている=認可保育園、
役所に認可されていない=認可外保育園、
認可までいかないが、認証はされている=認証保育園
など色々ありますが、

認可園のメリットは、

費用が安い!

設備、環境が整っている。

認可外の園は月10万円以上かかり、知育や英語教育など行なっている魅力的なところもありましたが、複数兄弟を通わせるとなると、とてもお金が持たないし、施設としては狭いところが多かったです。(広くて素敵な認可外は、月20万以上!)

食と睡眠と安全、命を守っていただけることが最優先。費用対効果や、給食、施設の広さ、職員の多さ質など総合的に見て、認可保育園がベスト、と考えました。

(4年前と2年前の、あくまで一つの地区のお話です。保育園の事情は地区によっても、年毎にも違いますので、ご注意ください)

①リサーチ!保育課へ!

妊娠がわかったら母子手帳をもらいに行きます。その時、元気であれば、そのまま保育課へ!

自宅から通えそうな保育園は何件あるか。
その保育園は、何時から何時まで開園か。
土日は預かってくれるのか。
保育園の事情や、いつ申し込みか、
どんな点数で優先順位を決めるのか。

など、一通り聞きました。

パンフレットや冊子は分厚いので、ネットでも見られますが、もらっておくとよいです。

とくに、
「前年度、この園は、何ポイントの人までが入園できたか」なども、重要。各園によってかなり差があり、倍率の高い園と、入りやすい園の傾向もわかります。

秋の申込前は保育課も忙しくなるので、早めに!

②園の見学に行く

体が元気で時間があれば、園に電話をして見学へ。園によっては1ヶ月に一度しか、開催していないところもありますので、お早めに!

園の地区の人も参加できる行事、運動会などがあれば参加してみるのも良いです。

私は、当時かなり張り切って7件見学に行きました。

先生や生徒の雰囲気、何件か見て回るうちに、雰囲気が掴めます。

送迎時間を、分単位まで記入する園と、緩そうな園、明るい雰囲気か、固い雰囲気か、給食はどこで作っているか、清潔か、子供の表情、園長先生と他の先生の雰囲気。。。

そして、「延長保育や休日保育は、実際にいつから、どのくらいの割合の人が利用できるのか」も必要な人は確認した方が良いです。誰でも入れるかと思ったら、そうでもありません!

延長保育が利用できたのは入園して一年後でしたし、その利用にも、入園後、また審査があるのです。。。


③志望園を決め さらに情報収集

志望園の優先順位を決めたら、さらに情報収集。近所、親戚、友人でその園にすでに通っている人に、どうやって入ったかをリサーチ。

知り合いがいないという方、私も一人もいませんでしたが、幸い、ネットで、区議会議員の方が開催している、誰でも参加可能な保活について話し合うサロンを見つけたのです。そこに二度ほど参加して、ママ友を作り、入園のコツを教えてもらいました。

また、事前に役所開催の子育て講座などがあったら積極的に参加し、そこで、情報通のママにリサーチするのもオススメです。

とにかく、その地区の"最新の情報"を知っておくと良いです。毎年変わるので!

リサーチの結果、私たちが住んでいる区は、当時

育休明けの復帰の場合、育児休業給付金をもらっていないと、ポイントがつかない→フリーランスの育休明けでは、正社員(給付金をもらっている人)の育休明けと同じポイントにならない!

しかし、正社員で育休明けの人よりも、
フリーランスか正社員で、すでに働いていて外部に預けている人の方がポイントが高い。

ことがわかりました。

つまり、

フリーランス育休明け→
正社員育休明け→
フリーランスか正社員ですでに働いていて外部に預けている
の順に優先順位が高い!ことが判明しました。

そこで、フリーランスの私は、一刻も早く仕事に復帰し、一度外部の園に預けるしかない!という結論に。

④認可外や認証保育園の見学と予約

ここで大事なのは、認可園だけでなく、認証や認可外の園も見学に行き、できれば入園の予約をしておくこと!

先着順に入れるところが多いです。産後では入れないことも。

仕事は、産後2ヶ月で復帰し、その都度ファミサポさんにお願いしていました。自宅で個人で見てもらった方が安心だったので、結果オーライですが、産後2ヶ月で入れる園は一つもなかったのです。

生後半年のころ、ようやく小さな認可外の保育園に、空きができ、月10万払って入園しました。それを半年続け、ようやく認可に入れたのです。

(ファミサポさんに見てもらうのも、外部受託として認められます。それを当時知りませんでした。リサーチ不足でした)なので、保育園に入れるまでは、ファミサポさんで通したい人も、産前にファミリーサポートの登録をお勧めします。

⑤申込書を書いて提出!必ず直接プレゼン。資料も添える。

いよいよ書類に記入して入園申請を出す時に、郵送も可能ですが、夫婦で保育課に出向き、いかに困っているかを直接訴えることをお勧めします。

私たちは、すでに認可外の園に預けていたので、その領収書や、保育時間を、表を作って提出。

なぜ第一志望の園でなければならないか、プレゼンしました。主には、夫が海外出張が多く、妻も夜まで仕事であるため、保育時間が長くないと困ることを、言葉で訴えるだけでなく、文章にもし、さらに、過去一年間の夫の海外出張歴も表にして提出。私の勤務も表にして提出。

区議のサロンで仲良くなったママ友の話を参考にしました。

「役所は基本的に福祉の精神で、最も困っている人から助けるという考えなので、いかに困っているかを、伝ること。証明できるものがあるとなおよい。らしい。」

役所の方はあくまで平等に審査している、と言っていましたが。。。

ここまでしたら、あとは祈るのみ!

ちなみに、希望する園をどこまで書くかも、リサーチが大事です。

私の住んでいる区は、
希望の園に決まらなかった場合、マンションの一室で見てもらう「保育室預かり」や、自宅でベビーシッターに保育園と同じ料金で見てもらいながら、待機児童として一年間待つという「自宅保育」制度があり、その制度を利用した人は翌年、優先的に希望の園に入れるのです。

前年度の実績を聞くと、その制度を利用した人はほぼ全員希望の園に入れていました。

しかし、希望した園に入れたのに、自己都合で退園し同区内の、新しい別の園への転園を希望した場合、優先順位は、待機の人の中で"最後"になる。と聞きました。

なので、下手に第七希望あたりまで書いて、どこかに入れてしまうと、その後の転園は難しい。

入れたらずっと通える園だけを記入した方が良いと結論づけ、一園しか書きませんでした。

一年落ちても、翌年もう一度希望するつもりでした。

2歳差の兄弟を通わせたら8年お世話になる園です。長いお付き合いになります。

通園距離、通園時間、雰囲気、譲れないポイントを考え、ぜひ、希望の園を探してみてください。

また当時たまたまですが、娘が4月生まれだったので、認可外に預けやすかったという事実もありますが、このあたりも、2月3月生まれの子が不利にならないよう、改善されているようです。

あくまで、私が住んでいる区の数年前の一例ですので、他の区は全く違うと聞きます。認可外に預けると優先順位が高いため、皆が生後すぐに子供を預けて働き出してしまう現象がおき、それを防ぐため、育休と同じ扱いにしている区もあるとか。

ぜひお住まいの地区をリサーチしてみてください。とにかく、役所は、自分から聞けば丁寧に教えてくれます。聞かないと教えてくれないことが多いので、積極的に!顔を覚えてもらって損はありません。

我が家は、おかげさまで第一希望の園に入ることができ、そこで出会ったママ友達とは、戦友として励ましあい支え合って過ごしています。

夫が多忙な時、体調が悪い時、ワンオペ、孤独な育児を助けてくれるのは保育園の先生たちとママ友です。

ちょっとの間、子供を預かってくれたり、ご飯を届けてくれたり。相談に乗ってくれたり、愚痴を聞いてもらったり。。一人で子供は育てられないと実感しています。

最後に余談ですが、こんな小さいうちから保育園に預けてかわいそう。そんな声が聞こえてきたときには、

フランス人の子育て本を読み、「フランス人は専業主婦でも生後9ヶ月くらいになると、率先して保育園に入れる。それは子供には子供のコミュニティがあり、それを親が奪ってはならない」

という、小さい子供も一人の人間として扱う考え方に共感し、「今日からここはフランスだと思って子育てしよう」と心の中で静かに決意しました。

これから入園を考えるご家庭が、希望の園に入園し、思う存分、子育てと仕事ができますように。

参考になれば幸いです

#保活

#フリーランス

#保育園

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