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1980/01/01 人生ではじめてつけた日記帳

マガジン『17歳の日記』では、1980年に夫が書いた日記に妻が読んだ感想と挿絵を添えた絵日記を更新しています。
夫がつける「人生初めての日記」
さっそく誤字が...


1980年1月1日(木)快晴

わたしが生まれて始めてつける日記です。
大事にしたいと思います。
三日坊主にならないように。

まずAM3:00に地下鉄犀宮西駅へ行くようにと自分が言い出したのに、
遅れてしまったのは大変悪かったと思っている。
特にタケシには。しかしカオスには大変腹が立つ。

確かに電話を掛けたときは少し酔っていたけれども
「クマチャン。3:00に絶対遅れるなョ」と言ったのに、
3:05頃地下鉄で一緒になった杉本と犀宮西駅へ着いたら
タケシひとりしかいないではないか。

しかし、その時は〝いつものように遅れて来るだろう″と思っていたが、
来る気配すらしなかった。だから二人で成田と一緒に話をしていた。


驚いたのは成田もエンタ(タバコ)を吸っていたことである。


彼の話で印象に残っているのは、酔っ払いのオッサンに
「君、彼女いるかい?」と聞かれ「エッ、今ここにはいません。」etc
と言っていると、急にオッサンが「一緒に引っかけヨマイ」
と言われて断るのに苦労したというのには驚いた。


4:00頃、真夜中だというのに電話を掛けてカオスを呼ぼうと試してみたが、電話が通じず、結局二人猿田神宮へ向かった。

途中、タケシが募金をしている女の人を見てお金を入れているのはおもしろかった。でも意外と心の優しさを持っているなとタケシを見直した。

しかし、わたしは募金をしようと思ったが募金しなかった。
ナント気が弱いのだろう。


参拝後、夜店を回ってタコ焼き、お好み焼きを食べ、
5:00頃になったとき、〝御所町へ行ってアノコの家を見つけよう″
ということで同意して、犀宮を後にして御所町へ向かった。


地下鉄の駅で、バレー部の子ともう一人知っている子がいる所で二人でエンタを吸ってしまった。彼女たちは気が付いただろうか

また、エンタを吸うために地下鉄を一本遅らせて女の子(特に南さん)のことに付いて語り合った。タケシは「今はもう普通の人だな」と言ったがタケシのように女(アノコ)のいるヤツとは違い、


私にとっては今でも普通の人以上である。

ハナちゃんの事でも私の考えとアノコの考えが一致した。確かにハナちゃんは磯野を好きであるはずだ。磯野もハナちゃんを好きという話である。

しかし、この二人の間は

最後までお読みいただきありがとうございます。

次回に続きます・・・

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